【主な受講対象】
仮想発電所(VPP)サービス・システムの企画・設計・構築する技術者・研究者
電力ビジネス、電力関連技術に携わる方々
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【講演要旨】
近年、需要家側リソースを制御して電力需給調整を支援するシステムとして仮想発電所(Virtual Power Plant:VPP)という概念が注目を集めている。しかし、そのシステム実装設計となると詳細な情報が少ない。本講演は,ビルマルチ空調および蓄電池による需要応答制御(Demand Response)を題材に、VPPの要素技術からシステム設計、性能予測まで一気通貫に解説する。
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【テキストとプレゼンについて】
・テキストは『仮想発電所システムの構築技術』(オーム社刊)を使用します。
上記書籍を既にお持ちでしたら、受講料より4,620円引かせて頂きますので、
お申込み時にその旨お知らせ下さいませ。
・講義は、テキストとパワーポイントを用いて進めます。(パワーポイントのスライドも配布させて頂きます。)
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【プログラム】
T.仮想発電所の概要
1.仮想発電所システム
(1)仮想発電所の概念
@電力需要とネガワット
A需要家側の仮想発電所サービス
(2)仮想発電所システム通信
@間接制御通信OpenADR
A直接制御通信IEC61850
2.仮想発電所の構成要素
(1)電力用蓄電池
@電力用蓄電池システム
A蓄電池システムの系統連系
(2)充放電制御計画
@JEPX 時間前市場
A自動最適入札エージェント
B電力卸市場価格の予測モデル
(3)需要制御
@デマンドレスポンスにおけるネガワット取引
Aわが国のネガワット取引の現状
B仮想発電所が使うFastADR
(4)ベースライン推定
@従来のベースライン推定方法
AFastADRのベースライン推定方法
U.仮想発電所システムの構築技術
1.仮想発電所の蓄電池制御
(1)蓄電池システムによる需給調整
@仮想発電所における蓄電池システム制御
A電力用蓄電池の具体的需給調整制御
(2)蓄電池需給調整サービス
@蓄電池システムのサービス情報
A電力需要調整サービス信号
BIEC61850規格による通信サービス
C蓄電池システムのIoT制御
2.仮想発電所の需要家設備制御
(1)ビルマルチ空調機群のネガワット集約
@ビルマルチ空調機群の集約とならし効果
A快適性維持とローテーション制御
(2)ビルマルチ空調機群FastADRの蓄電池補償
@ビルマルチ空調機群FastADRの需給調整信号への追従性
Aビルマルチ空調機群FastADRの蓄電池による追従性補償
3.仮想発電所の性能
(1)仮想発電所の電力系統シミュレーション
@電力系統の瞬時需給解析
Aビルマルチ空調の仮想発電所のシミュレーションモデル
B仮想発電所の性能シミュレーション例
(2)仮想発電所の制御性能評価
@米国の系統運用機関の評価基準例
Aビルマルチ空調仮想発電の制御モデル
Bビルマルチ空調仮想発電の評価例
(3)仮想発電所の通信とトラフィック評価
@FastADRのWebサービス通信解析
AFastADRのWebサービス通信シミュレーション
4.仮想発電所の通信構築
(1)OpenADRの通信規格
@OpenADR規格の通信方式
AOpenADR規格による通信サービス
BOenADR規格のソフトウェア実装
(2)IEC61850の通信規格
@IEC61850の論理ノード構成
AIEC61850規格のソフトウェア実装
5.仮想発電所の展望
(1)潜在的リソース
@ビルマルチ空調設備の潜在能力
A空調負荷は高速デマンドレスポンスに適する
(2)実用化の制度設計
@需給調整市場の制度設計
(3)社会制度の鍵
@仮想発電所サービスの対価精算
A仮想発電所のクリーン価値
V.質疑応答(適宜)
※関連キーワード:ディマンドリスポンス、リソースアグリゲーション
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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