【講演要旨】
再生可能エネルギーの導入が進む中、デジタル技術を用いた分散リソースの活用に注目が集まっている。
国内ではエネ庁の次世代技術を用いた電力プラットフォーム検討会を開催して制度設計に組み込む検討がなされ、世界的にも欧州を始め新ビジネスの創出も期待できるP2Pのエネルギー融通が政策のテーマになっている。
本講演では、分散リソースのビジネス基盤として注目を集めているブロックチェーンなどのデジタル技術を用いた新しい電力流通システム、さらに他業種と連携してデータを活用したサービス設計の可能性を解説する。家庭用蓄電池や電動自動車を用いた実証プロジェクトなどの事例の紹介も予定する。
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1.日本の電力事情
1.1 日本のエネルギー事情に関して
1.2 日本の再生可能エネルギー事情
1.3 再生可能エネルギーの目標コスト
1.4 太陽光エネルギー普及の障壁
2.あたらしいエネルギーの動き
2.1 分散型電源の持つ可能性
2.2 ディマンドレスポンス
2.3 蓄電池の普及
2.4 ビジネスモデルによる再生可能エネルギーの普及
3.P2P電力取引システム(前半)
3.1 データ、電力のつながりの違い
3.2 P2P電力取引マーケットのレイヤー構造
3.3 P2P電力取引マーケットの参加者
3.4 P2P電力取引エージェント(計測、予測、入札)
(武田 氏)
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3. P2P電力取引システム(後半)
3.5 P2P電力取引マーケット内でのやりとり
3.6 ブロックチェーンを利用したP2P電力取引システム
3.7 P2P電力取引の特徴
3.8 P2P電力取引における社会経済原理性
3.9 P2P電力取引に期待されていること
3.10 既存電力市場とP2P電力取引マーケットとの関係性
3.11 現存するP2P電力取引の課題
4.日本の電力流通の未来像
4.1 顕在化しつつある電力インフラの老朽化問題
4.2 欠かせない再生可能エネルギーの活用
4.3 マイクログリッドが解決する課題
4.4 IoE(エネルギーインターネット網)と既存のスマートグリッド概念との違い
4.5 RE100への取り組み
4.6 P2Pで変わる電力会社と顧客の関係、地産地消、企業の地域貢献
4.7 マイクログリッドへの移行で求められる制度改正
4.8 日本における将来の形と世界への技術提供
5.質疑応答
(田中 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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