<セミナー詳細>

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★本セミナーでは、活性炭の最近の開発動向、特性を引き出す吸着操作ならびに最適設計のポイントと、
 気相吸着・液相吸着・エネルギー貯蔵・金属吸着用などにおける利用技術(利用における留意点、トラブル
 対策含め)、又、活性炭の再生(再生法の比較、活性炭の変化と吸着効率低下の防止策、評価の実際)、
 廃棄物を原料とした活性炭の製造・応用などについて、田門氏、大塚氏、両講師より理論面から実際面に
 至るまで、詳説頂きます。

活性炭の技術開発動向・最適設計・利用・再生技術
●講 師 京都大学 名誉教授
工学博士
田門 肇 氏
●講 師 株式会社クラレ
炭素材料事業部 事業部長補佐
大塚清人 氏
●日 時 2019年 12月 19日(木) 10:00〜17:00
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【受講対象】

活性炭の利用及び関連する装置(プラント)・製品・商品を扱っておられるエンジニア・技術・研究・開発・設計・生産・施設・設備管理のご担当の方。
吸着操作に興味がお有りの方々。

10:00
|
14:45
T.活性炭の技術開発動向

【習得知識】
活性炭の特性
吸着の基礎
吸着特性の評価と吸着操作のポイント
活性炭の効果的な再生技術

【講師の言葉】
 活性炭は、排ガス中の希薄な溶剤蒸気、有害成分の回収・除去、炭化水素の分離、大気浄化、諸工業における液相精製、排水処理、浄水処理など多方面で用いられてきた。まず、活性炭の役割とニーズ、活性炭の種類と特性、用途に合った活性炭の選定、最近の開発動向を述べる。次に、吸着特性の評価、吸着操作のポイントとして、吸着相互作用、吸着平衡、吸着速度と拡散の考え方、破過特性を講述し、回分吸着、固定層、装置、移動層、流動層などの吸着操作のポイントを解説する。活性炭の利用技術として、水質浄化と大気浄化に分類して講述する。また、吸着材の効率的な再生とコスト低減策を述べる。さらに、廃棄物からの活性炭の製造と応用に関して紹介する。

【プログラム】
 1.活性炭の特性と最近の開発動向
  (1)活性炭の種類と特性
   @粉末活性炭
   A粒状活性炭
   B繊維状活性炭
   Cハニカム状活性炭
   Dその他の機能性活性炭
  (2)用途に合った活性炭の選定
   @吸着特性の指標と支配因子
   A表面特性と細孔特性を考慮した選定
  (3)最近の開発動向
   @活性炭開発の動き
   A活性炭設計の考え方
   Bカーボンゲルの作製と応用
    〜メソ細孔性炭素、ナノ構造とモルフォロジー制御、
     リチウムイオン電池用材料、電気二重層キャパシタ用材料

 2.活性炭への吸着と吸着操作のポイント
  (1)活性炭の吸着特性の評価
   @吸着相互作用
   A吸着平衡
   B吸着速度
   C破過特性
  (2)活性炭の吸着操作のポイント
   @回分吸着装置
   A固定層吸着装置
   B流動層吸着装置
   C移動層吸着装置
 3.活性炭の効率的な再生とコスト低減策
  (1)活性炭の再生法の特徴と比較
   @減圧再生(PSA操作)
   A加熱再生(TSA操作)
   B水蒸気脱着
   C薬液再生(溶媒再生、酸・アルカリ再生)
   D生物再生
  (2)再生による活性炭の変化と吸着効率低下の防止策
   @再生による活性炭の表面化学構造の変化
   A繰り返し再生の影響
   B吸着効率低下の防止策
  (3)効率の良い再生によるコスト低減策
 4.廃棄物を原料とした活性炭の製造と利用について
  〜吸着性能の向上と用途開発
  (1)各種廃棄物を原料とした活性炭の製造法
  (2)廃棄物を原料とした活性炭の利用法
   〜性能に応じた用途開発のポイント(液相吸着、気相吸着)〜
 5.質疑応答・名刺交換
(田門 氏)
 (※途中、お昼休みを50分程度取らせて頂きます。)
15:00
|
17:00
U.活性炭の最適設計と利用技術

【習得知識と講師の言葉】
 活性炭という“炭素多孔体”を中心に、活性炭の表面積とは、細孔とは、それらを利用出来る用途とは、という点について、話したいと考えています。
 活性炭の微細な細孔コントロール技術と、それと一体となった、活性炭の用途開発を中心として、吸着剤に関する理解と知識が、本講義を通じて、深められるように出来ればと考えます。


【プログラム】
 1.活性炭の種類と特徴
 2.活性炭の性質と最適設計及び開発動向
  (1)活性炭の細孔分布と特性
  (2)活性炭の細孔と用途との関係
   ・活性炭における吸着現象について
   ・分子の大きさと吸着される細孔のサイズ
   ・吸着される分子の大きさと、最適な細孔のサイズ
   ・細孔分布の最適設計
   ・活性炭を用いた吸着操作の解析と設計
  (3)活性炭の最近の研究開発動向
 3.活性炭の各用途における詳細説明
  〜活性炭に要求される特性と利用のポイント
  (1)気相用活性炭
   〜悪臭物質と、その吸着に最適な活性炭。
    および、有機溶剤の除去、排ガス処理などについて〜
  (2)液相用活性炭
   〜液相での除去対象物質と、その吸着に最適な活性炭について〜
  (3)エネルギー貯蔵用活性炭
   〜活性炭を用いたエネルギー貯蔵技術。
    および、エネルギー貯蔵用に最適な活性炭について〜
  (4)その他の活性炭
   〜金属吸着用活性および、分子篩炭について
 4.活性炭の効率的な再生とコスト低減策
 5.質疑応答・名刺交換
(大塚 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

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2018.12.20 活性炭の技術開発・設計・利用・再生技術
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