野立て太陽光発電事業が曲がり角を迎える中で、営農型太陽光発電、すなわちソーラーシェアリングが注目を浴びている。ただし、従来から太陽光発電を行っている関連事業者でもハードルの高さがあるために、成長するソーラーシェアリング事業に踏み出せない事業者も多い。その中で、日々ソーラーシェアリング事業関連業務を行っている経験に基づいて、ソーラーシェアリング事業への進出法や事業リスクの回避法、さらには事業の効率的な進め方等の基礎知識を伝授する。
その上で、次の時代、すなわち非FIT時代のソーラーシェアリング事業はどうなるか、どのような事業形態となるのか、どのようなビジネスチャンスがあるのか、について、次のステップのソーラーシェアリング事業を展望し、事業展開法について解説する。
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T.ソーラーシェアリングの基礎知識とその事業化
ソーラーシェアリング事業を進めるための基礎知識と各種事例を交えたソーラーシェアリング事業の実態について、理解を深めた上で、実際の事業の進め方、各種権利の取得法から設備建設の要点まで、最新の状況(国内外)に基づき、解説する。
1.ソーラーシェアリングとは
2.なぜ、ソーラーシェアリングなのか
3.各種経験に基づくソーラーシェアリングの有用性
4.ソーラーシェアリングの基本的な考え方と必要な知識
5.ソーラーシェアリングの事例紹介:規模別
6.ソーラーシェアリングの事例紹介:地域別(福島、千葉、静岡、山口、熊本)
7.ソーラーシェアリング事業に係る権利取得の方法と手順
8.ソーラーシェアリングの設備概要と工法
9.農業面のリスク軽減法
10.ソーラーシェアリング事業の事業採算性とコスト分析
11.ソーラーシェアリング事業の補助・支援制度
12.ソーラーシェアリング分野の最新動向(日本国内、海外動向)
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U.ソーラーシェアリングの今後の事業化、方向性と事業展開法
次のソーラーシェアリング事業はどのようにあるべきか、何がビジネスチャンスとなり得るのか、について、来期以降のFIT制度に基づく事業化のハードルが上がって来ている中で、非FITでのソーラーシェアリング事業化の方向性について、多面的なシナリオに基づき、事業目線でその事業展望や展開法を解説する。
1.来期以降のFIT制度の動向とソーラーシェアリング
2.RE100化、環境価値のある電源の最新動向
3.非FITでのソーラーシェアリングの事業化
4.これからのソーラーシェアリング事業化の方向性(複数シナリオ)
5.ソーラーシェアリング事業に着手するための事業要件と準備シナリオ
6.ソーラーシェアリング関連の周辺事業を含めた事業展望
V.質疑応答
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− 個 別 質 問 / 名 刺 交 換 −
講義終了後、ご希望の方はお残りいただき、個別質問、名刺交換をお受けいたします。
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