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T.カーボンリサイクルに係る経済産業省の取り組みについて
CO2を資源として捉え、燃料や原料として再利用するカーボンリサイクルは、世界のエネルギーアクセス改善と脱炭素社会の実現に向け、大きく期待されている。昨年6月にはカーボンリサイクル技術ロードマップを作成し公表するとともに、9月には世界初となる産学官が集う国際会議を開催し、関係国とカーボンリサイクルの推進の重要性を共有したところ。カーボンリサイクルを実現するための課題、今後の政策の方向性について説明を行う。
1.カーボンリサイクルのこれまでの取り組み
2.カーボンリサイクルの今後の展開
3.質疑応答・名刺交換
(富永 氏)
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U.CCUSを取り巻く環境と東芝の取組み
石炭火力発電所や様々な産業セクター等から排出されるCO2削減方式としてのCCUS技術は地球温暖化防止の切り札と言われている。
しかしながらこの有望な技術には克服しなければならない課題も多い。
本講演ではCCUS技術の普及に必要な取り組みは何か、そして東芝の進めるCO2回収技術開発と事業化開発を合わせて紹介する。
1.CCUS技術の必要性とその適用
2.CCUSの普及に必要なファクターとは?
3.CCUSにおける国際標準化の動向
4.東芝のCO2回収技術開発状況:三川パイロットプラント
5.東芝のCO2回収事業開発状況:Feasibility Study &建設実績
6.質疑応答・名刺交換
(岩浅 氏)
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V.CO2を利用した再生可能エネルギーの燃料化技術
〜炭素循環社会を目指して〜
脱炭素化社会実現のために、25年前からCO2の再エネ水素でメタンを合成し、循環利用するための研究開発を行ってきた。近年、CO2の循環利用において重要な技術として評価を受けるようになり、欧州でPtSNGという技術分野を生み出すまでに成長してきた。日本国内でもその重要性が再評価されるに至り、第5次エネルギー基本計画にもメタネーション技術開発が2030年までに取り組むべき技術課題に取り上げられた。これまでの技術開発の歴史や今後の展開について講演する。
1.Power to Gas(再生可能エネルギーから燃料ガスを作ること)と最近の動向
2.グローバルCO2リサイクル
3.再エネからの水素変換
(1)固体高分子型水電解
(2)アルカリ水電解
4.水素からのメタン変換およびPower to CH4システム
(1)メタネーション触媒
(2)メタネーションシステム
(3)Power to CH4
5.今後の展開
6.質疑応答・名刺交換
(泉屋 氏)
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W.グリーン水素製造とCCUに向けた旭化成の取り組み
世界トップクラスの食塩電解システムを応用し、再生可能エネルギーから水素(グリーン水素)を製造するための高性能アルカリ水電解システムの開発に成功した。本講演では、開発の背景としての水電解技術とグリーン水素に関する最近の動向を俯瞰した上で、当社のアルカリ水電解システムの最近の開発状況並びにCCU用途での取り組みを紹介する。
1.当社における電気分解の歴史
2.グリーン水素を取り巻く世界の動向
3.グリーン水素製造のための水電解技術
4.当社のアルカリ水電解システムの検討状況
5.CCU用途での取組みについて
6.質疑応答・名刺交換
(臼井 氏)
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X.Co-Creation Circular economy(共創する資源循環社会)
佐賀市では、ごみ焼却や下水処理時に発生する二酸化炭素を活用した事業化を進めており、その活用先として藻類の産業化や環境調整型農業の集積を目指しています。
CCUが繋ぐ共創社会を今後も進めてまいります。
1.佐賀市のCCU事業
(1)清掃工場CCU設備の運用状況
(2)下水バイオガスからのCCU実証設備
2.植物工場、環境調整型農業との事業マッチング
3.藻類産業との事業マッチング
4.循環社会の中でのCCUの新たな役割
5.今後の展開(躍進する次世代と国際連携)
6.質疑応答・名刺交換
(前田 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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