<セミナー詳細>

セミナーコード:20200603   このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
★本セミナーでは、午前(プログラムT)に、電力システムの変化の現状から、グリッドコードとは何か、なぜ必要か、
 どう取り組むか、新たな技術の展開等について、午後(プログラムU)には、2020年度にオークションが開始される
 容量市場と順次市場開設の方向で検討が進む需給調整市場について、その制度設計の最新動向、欧米の先行
 事例を踏まえた日本版の課題、デマンドレスポンスとの関連性、ビジネスチャンスなどに至るまで、それぞれ詳説
 頂きます。
★T部のみ、U部のみのご受講も受け付けております。
★ライブ配信有:会場または会社・自宅などライブ配信のいずれかでご受講頂けます。

電力システムの変化とグリッドコードならびに
電力システム改革の目玉:容量市場と需給調整市場
〜その制度設計の現状と事業化・ビジネス展望〜
●講 師 早稲田大学 研究院教授
スマート社会技術融合研究機構 事務局長
先進グリッド技術研究所 上級研究員
石井英雄 氏
●講 師 エナジープールジャパン(株) 代表取締役社長 兼 CEO 市村 健 氏
  <講師紹介>
1987年東京電力株式会社入社。
本店原子燃料部にてウラン鉱山権益買収プロジェクト、
本店総務部にて広報渉外業務・危機管理業務等に従事。
その間、議員立法である「エネルギー政策基本法」起草に携わる。
2014年6月東京電力を退社。
同年7月よりシュナイダーエレクトリック・デマンドレスポンス事業部
ディレクター(エナジープール日本法人設立統括)。2015年6月より現職。
現在、資源エネルギー庁 ERAB検討委員(制御量評価WG委員)、
電力広域的運営推進機関 需給調整市場検討小委員会・委員を務める。
慶大卒。米国ジョージタウン大学院MBA。
●日 時 2020年 6月 17日(水) 10:00〜17:00
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
※本セミナーは、会場または会社・自宅などライブ配信のいずれかでご受講頂けます。
・ライブ配信受講ご希望の方は、お申込時に通信欄にその旨ご記入をお願い致します。
・テキスト資料はセミナー開催日の直前にお送り致します。
●受講料 ◆1日受講(プログラムTとU)  49,940円
 (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
 (TとUで受講者が異なる場合でも可)
◆プログラムTのみ受講     29,700円
◆プログラムUのみ受講     38,500円
※上記全て1名につき(※テキスト代、消費税を含む)
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
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12:00
T.電力システムの変化とグリッドコード

 再生可能エネルギーの導入拡大、蓄電池・電気自動車など需要家側の新たなエネルギー資源保有の増大に伴い、電力システムの分散化が進展する。このような未踏の世界で重要になるのが、グリッドコードである。この現状を俯瞰するとともに、グリッドコードとは何か、なぜ必要か、どう取り組むか、新たな技術の展開等について述べる。

 1.電力システムの変化
  ・今後の電力システムの特徴と課題
  ・分散化の進展と“民主化”への期待
 2.需要家エネルギー資源が活躍する世界
  ・ディマンドリスポンスとバーチャルパワープラント
  ・制度設計と環境整備
 3.グリッドコード
  ・グリッドコードとは何か
  ・グリッドコードの現状
  ・今後求められるグリッドコード
 4.変動制再生可能エネルギー拡大とグリッドコードの展開
  ・コネクト&マネージに貢献するインバーター機能
  ・電力システムの慣性力低下と対策
 5.課題と展望
 6.質疑応答・名刺交換
(石井 氏)
13:00
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17:00
U.−電力システム改革の目玉−
  容量市場と需給調整市場〜その制度設計の現状と事業化の可能性


 平成25年(2013年)4月2日閣議決定された電力システム改革の目玉、容量市場と需給調整市場は、前者が2020年度にオークションを開始し市場運用は2024年度以降、後者は2021年度の三次調整力Aより順次開設の方向で詳細設計が進んでいる。1950年以降では最大の電力改革ともいえる当該両市場の制度の骨格と事業化の可能性について、先行事例である欧州制度と比較しながら概説する。

 1.2020年以降の電気事業の進化
  ・なぜ容量市場・需給調整市場が必要なのか
  ・2020年以降の電力市場における三つの価値と姿
  ・kW価値とΔkW価値とkWh価値
  ・何が容量市場で、何が需給調整市場か
  ・予備力と調整力の違い
 2.先行事例:欧米の容量市場と需給調整市場
  ・基本的な考え方
  ・英国・フランス・ドイツ・米国の事例
  ・英国:容量市場とEB
  ・フランス:kW価値に3つの異なるメカニズム
  ・ドイツ:戦略的予備力と容量市場の違い
  ・米国PJM:PJMのジレンマ
  ・欧米の需給調整市場の概要
 3.日本版容量市場・需給調整市場の課題
  ・容量市場:Net-CONEとオークション価格
  ・容量市場:投資予見性の担保
  ・容量市場:FIPとの関連性
  ・需給調整市場:商品区分〜その違い
  ・需給調整市場:三次調整力A
  ・需給調整市場:三次調整力@とそれ以降の商品区分
 4.容量市場・需給調整市場とDRの関連性
  ・調整力公募と容量市場/需給調整市場の違い
  ・DRと発動指令電源と運用権
  ・DR発動のメカニズム
  ・蓄電池の活用
 5.想定し得る事業化の可能性
  ・容量市場:2020年7月に初めてのオークション
  ・需給調整市場:三次調整力Aが2021年度スタート
  ・影響を与える託送制度改革
  ・まとめ
 6.質疑応答・名刺交換
(市村 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。