●講 師 |
早稲田大学 先進理工学研究科 教授 |
関根 泰 氏 |
●講 師 |
東芝エネルギーシステムズ株式会社 水素エネルギー事業統括部 事業開発部 P2G事業開発グループ マネジャー |
山根史之 氏 |
●講 師 |
株式会社NTTデータ経営研究所 社会基盤事業本部 本部長 エグゼクティブコンサルタント |
村岡元司 氏 |
●講 師 |
千代田化工建設株式会社 技術開発部 兼 水素チェーン事業推進部 技師長 |
岡田佳巳 氏 |
●講 師 |
一般財団法人 エネルギー総合工学研究所 プロジェクト試験研究部 主任研究員 7月より一般財団法人日本エネルギー経済研究所に出向中 |
水野有智 氏 |
●日 時 |
2020年 8月 25日(火) 9:45〜16:50 |
●会 場 |
東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信での受講も可能です。
・ライブ配信受講ご希望の方は、お申込時に通信欄にその旨ご記入をお願い致します。
・ライブ配信受講の方のテキスト資料はセミナー開催日の直前にお送り致します。
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●受講料 |
49,940円(1名につき) (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円) ※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む |
●主 催 |
(株)技術情報センター |
9:45 | 11:15
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T.二酸化炭素の再資源化・Power to Gas・e-fuel−現状と今後の展望
化石資源の燃焼に伴う二酸化炭素排出が温暖化原因の一因となっているとのコンセンサスがIPCCにおいて形成されている。物質として閉鎖系である地球の永続性を鑑みると、地下資源に依存し続けることは好ましくないことは自明である。太陽由来のエネルギー(太陽光や熱、風力、海洋関連など)を用いて、電力を得たり、水を分解して水素を作ることは重要な技術であるが、二酸化炭素を水素化して再資源化することは、従来の燃料利用システム側をそのまま利用できるため、貯蔵・輸送・利用上、大きなメリットがある。このような中で、二酸化炭素を再資源化する技術について、現状を俯瞰し、今後の展望をまとめる。併せて早稲田大学でのこれらに対する最新の取り組みについても紹介する。
1.閉鎖系の地球における化石資源利用の現状と二酸化炭素排出
2.二酸化炭素回収技術と二酸化炭素再利用技術の現状
3.e-fuel、Power to Gasの国内外の状況
4.今後期待される技術
5.早稲田大学での最新の取り組み
〜低温で二酸化炭素をエネルギー資源化する新手法など〜
6.質疑応答・名刺交換
(関根 氏)
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11:25 | 12:25
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U.福島水素エネルギー研究フィールドについて
当社は純水素燃料電池や、エネルギーマネージメント技術等を用いて、再エネ由来のCO2フリー水素を利活用するエネルギーシステムの製品化及び技術開発を推進している。本講演では、当社の水素に関する取り組みの紹介を行い、福島県浪江町において取り組んでいる再生可能エネルギーを活用する世界最大級の大規模水素エネルギーシステム(Power-to-Gasシステム)である「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」について紹介する。
1.東芝の水素技術
2.東芝の水素利活用ソリューション
3.福島水素エネルギー研究フィールドの概要
4.福島水素エネルギー研究フィールドの位置付け
5.福島水素エネルギー研究フィールドにおける研究開発内容と現状
6.まとめ
7.質疑応答・名刺交換
(山根 氏)
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13:30 | 14:30
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V.秋田県能代市における再エネ電解水素の製造及び水素混合ガスの 供給利用実証事業
(環境省 地域連携・低炭素水素技術実証事業)
水素は、利用段階においてCO2を排出せず、効率的なエネルギー利用や再エネ貯蔵等に活用できるなど、地球温暖化対策として重要なエネルギーである。一方で、水素はその製造段階や輸送段階等においてはCO2が排出される場合がある。再エネ由来水素は製造段階のCO2排出がなく、利用用途を拡大することができれば、社会の脱炭素化に大きく貢献することができる。講演では、グリーン水素を国産天然ガスに混合して利用することを視野に入れて推進している環境省「地域連携・低炭素水素技術実証事業」の概要を紹介する。
1.実証事業の概要
2.実証事業の進展状況
3.今後の展望
4.質疑応答・名刺交換
(村岡 氏)
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14:40 | 15:40
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W.有機ケミカルハイドライド法水素貯蔵輸送技術のPower-to-Gas実現への展望
水素エネルギーの大規模利用には安全で安価な貯蔵輸送システムの実用化が不可欠である。当社では2002年から有機ケミカルハイドライド法に着目して技術開発を進めており、本年は開発の最終段階として世界に先駆けた水素サプライチェーン全工程の国際実証をNEDOプロジェクトとして技術研究組合に参画して遂行している。また、エネルギーキャリアにおいては将来に向けたコストダウンが極めて重要である。本講演では国際実証と将来に向けたコストダウン技術開発への取組みを紹介する。
1.有機ケミカルハイドライド法の特徴
2.国際水素サプライチェーン実証
3.関連技術開発
4.コストダウンに向けた技術開発
5.将来展望
6.質疑応答・名刺交換
(岡田 氏)
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15:50 | 16:50
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X.山間地集落に対して燃料電池車による外部給電が果たしうる貢献に対する考察
本発表では、水素利用技術の一例として、外部給電機能を有する燃料電池車(FCV)を取り上げる。人口減少に伴って採算性が低下する日本のエネルギーインフラの代替案の1つとして、山間地の集落に対して再生可能エネルギーを中心とした自立型のマイクログリッドを構築する事を想定し、外部給電機能を有する燃料電池自動車が、その集落のグリッド運用に対してどのような貢献をなし得るのかを分析する。
1.調査研究の背景・目的
2.山間地集落モデル
3.シミュレーション方法
4.シミュレーション結果
5.山間地集落に対して燃料電池車による外部給電が果たしうる貢献
6.まとめ
7.質疑応答・名刺交換
(水野 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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