<セミナー詳細>

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★本セミナーでは、メタン発酵・バイオガスシステムにおける各種要素技術と設計法(前処理・発酵槽・攪拌、
 バイオガス精製・利用・消化液処理)ならびに、運転管理・トラブル対策、又、新しい技術開発状況について、
 経験豊富且つ最前線でご活躍中の李博士に詳説頂きます。
★本セミナーは、ライブ配信(Zoom)での開催です。
★当日使用のテキスト資料はセミナー開催日の直前にPDFでお送り致します。


【オンラインセミナー】
メタン発酵の設計・適用留意点、運転管理・トラブル対策と
バイオガスの利用・消化液処理及び新しい技術の研究
●講 師 東北大学大学院 工学研究科
土木工学専攻 環境保全工学分野 教授
工学博士 技術士(衛生工学部門・上下水道部門)
李 玉友 氏
  <講師紹介>
1990年3月、東北大学工学博士学位を取得する。
これまで一貫して排水処理・廃棄物処理を中心とした環境保全工学の研究に従事し、
大学及び企業において、排水・廃棄物の嫌気性生物処理・バイオガス回収技術に関する
幅広い研究と技術開発を行ってきた。
特にメタン発酵と消化液処理の分野において国内外で注目される研究成果を挙げ、
メタン発酵関連の技術審議・評価委員を務めるなど、環境保全、バイオマス利・活用の
推進に深く関わっている。
●日 時 2020年 10月 23日(金) 10:15〜16:45
※本セミナーは、ライブ配信(Zoom)での開催です。
※当日使用のテキスト資料はセミナー開催日の直前にPDFでお送り致します。
●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
1.メタン発酵の原理とバイオガスシステムについて

 (1)メタン発酵の原理
 (2)メタン発酵システムの基本構成
 (3)バイオガスシステム構成の設備・装置
 (4)メタン発酵の原料と性状調査
 (5)バイオガス生成量の概算とエネルギー利用
 (6)メタン発酵が注目されている背景と経済性検討


2.メタン発酵処理システムの設計法と応用事例

 (1)前処理設備と設計技術
  @前処理の目的と機器構成
  A家畜排泄物の搬入と受入
  B脱水機
  C生ごみの搬入と受入
  D破砕機・分別機
  E調質と貯留
   〜調整槽(濃度調整・原料混合)、調質の一例〜
 (2)メタン発酵設備の設計と適用技術
  @メタン発酵槽
  A攪拌の問題と方法
   ・ガス攪拌式完全混合型反応槽
   ・機械攪拌方式のメタン発酵槽
   ・複合攪拌
   ・無動力攪拌型反応槽(BIMA)
   ・ポンプ循環による攪拌
  Bガス利用について
  C応用事例
   ・下水汚泥処理
   ・生ごみ処理
   ・混合発酵


3.メタン発酵処理システムの運転管理とトラブル対策

 (1)メタン発酵プロセスの立上げと運転管理
  @種汚泥の導入
  A運転管理指標
  B定常状態までの馴致
  C不安定状態の原因
 (2)有機酸の蓄積・酸敗と対策(臭気、腐食性ガス)
 (3)難分解性原料(セルロース系原料)の処理
 (4)トラブルを引き起こす阻害物質と対策
  @アンモニア阻害の温度影響
  A阻害物質の影響
  B酸敗現象
  C過負荷現象
  D基質栄養バランス
  EpH,アルカリ度と揮発性有機酸濃度
  F微量栄養塩の影響(不足による阻害)


4.バイオガスの精製・利用及び消化液処理技術と設計法

 (1)消化ガスの成分とエネルギー価値
 (2)バイオガス利用設備技術と設計法
  @バイオガスの精製技術と設計留意点
   ・脱硫技術
   ・二酸化炭素の除去
   ・シロキサン類除去
   ・バイオガス精製設備
  A発電・コージェネ・熱利用のための装置選定と設計留意点
  B消化液の処理技術と設備設計留意点
   ・液肥貯留設備
   ・脱水処理設備
   ・乾燥処理設備
   ・脱水ケーキの堆肥化
   ・脱水ろ液の生物学的脱窒処理
 (3)その他バイオガスの利用事例


5.メタン発酵/バイオガスの新しい技術開発

 (1)嫌気性膜分離法(AnMBR)の応用展開
  @高濃度排水や生ごみ処理への応用
  A下水処理への応用
 (2)高濃度硫酸塩含有廃水の嫌気性処理
 (3)混合メタン発酵のケーススタディー
  @コーヒー粕と汚泥の混合メタン発酵
  A生ごみと廃紙の混合メタン発酵
  B生ごみと下水汚泥の混合メタン発酵
  C廃紙と下水汚泥の混合メタン発酵
 (4)水素・メタン二相発酵によるバイオガス生成の効率化


6.Anammox法を用いた消化液処理

 (1)消化液の利用と処理の課題
 (2)Anammox法を用いたアンモニア除去の原理
 (3)Anammox法に関する研究進展
  @UASBまたは流動床方式のAnammoxプロセス
  A二段方式Anammoxプロセス
  B浮遊担体を用いた一段方式のAnammoxプロセス
  Cグラニュールを用いた一段方式のAnammoxプロセス
 (4)Anammox法とHAP法の融合反応を用いた窒素除去とリン回収の同時実現


7.質疑応答<適宜>

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