【セミナーの狙い(講師からのメッセージ)】
コロナ禍に端を発して多くのエネルギープロジェクトの実施が中断/延期されていましたが、最近は再開の兆しも見えています。 世界は脱炭素社会を目指していますが、石油・天然ガスは重要な汎用素材原料であり、これ無くして世界は成り立ちません。 北米のシェールガス開発や新規資源開発国の始動に端を発して、今後も石油・ガス関連のプロジェクトが世界中で継続されます。 その中で海外のEPCビジネスに参画している日本企業はその栄華を享受しているかと言えば、必ずしもそうではありません。 世界の情勢が流動的になり、競争も激しく、遂行方法も複雑化し、案件自体も大型化していますが、その中で我々日本人は必ずしもこの流れに追いついておらず、種々の理由により不採算案件に陥るケースも見られます。
これらを防ぐには、案件選別・見積り・入札・契約交渉・EPC遂行の各PHASEの中に潜む見えないリスクを事前に発掘し、これを回避する準備や手段を講じる必要があります。 一方我々はリスクと言う一般名詞を何気なく使用しながらも、本来のリスクマネジメントのアプローチを正しく適用せずに運営を進めてしまう事が時として見られます。 本セミナーでは講師のEPCでの経験を踏まえて、リスク管理の仕組みを理解戴くと共に、各段階でのリスクとその回避策についての実例紹介を通じてリスク管理の視点を強化戴くと共に、将来の御自身の業務においてリスクマネジメント手法を正しく適用して、健全なプロジェクトの計画運営を実現して戴ける事を目標としています。
尚、本セミナーでは講師の経験から主に石油・ガス関連のEPCプロジェクトでのリスクについて解説しますが、リスクの概念は他の分野(発電、土木建築、インフラ等)でのプロジェクト管理においても十分応用が可能ですし、講演中も可能な限り他分野での応用についても触れ、質問があればお応えします。
又、本セミナーでは、様々な分野の受講者の方々との質疑応答(積極的なご質問をお願いします)のなかで問題を共有して、短い時間のなかで皆様の今後の海外展開に貢献できたらと思います。現在、海外プロジェクトを遂行しておられる企業の方々、今後海外進出を考えている企業の方々の参考にして戴きたいと思っています。
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【受講をお奨めする方】
主に海外プロジェクトの見積・EPC遂行に関わるエンジニア、プロジェクト管理、資材調達、建設、技術、営業、契約・法務部門関係者。ならびに海外展開を志向する企業の皆様
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【セミナーコンテンツ】
<序論:講義ウエイト10%>
●海外EPCビジネスで起こっている事実
●特に日本企業が陥る困難
<全般:講義ウエイト30%>
●リスクとは何か
●リスクマネジメント手法の理解
●リスクマネジメント実践入門
<見積リスク:講義ウエイト30%)>
●海外プロジェクトの見積段階のリスクと対策
●契約条件に潜むリスク
●リスクマネジメント実践
<遂行リスク:講義ウエイト30%)>
●遂行リスク:どんな問題があるか
●遂行リスク:顧客との紛争
●遂行リスク:サブコン、ベンダーからのクレーム
●リスクマネジメント実践
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【講座の流れ】
1.海外プロジェクトの難しさ、現在世の中で起こっていることの情報共有
2.リスクとは何かリスクマネジメントとは何かを正しく理解し、実践の方法を学ぶ
3.見積・応札段階のリスク分析、契約条件のチェック、リスクマネジメント実践
4.遂行段階のリスク管理。対顧客および対業者とのクレーム、これらのマネジメント実践
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【プログラム】
1.序論:今EPC業界で起こっている事
・海外EPCプロジェクトで起こっている事実を認識し、これを共有する
・日本企業を中心に直面している困難等の事実を共有し、リスクマネジメントの重要性を認識
2.全般:リスクとリスクマネジメント
・リスクとは何か?リスクマネジメントとは何かについて、正しい知識と理解を得る
・リスクマネジメントの全体像を体系的に学び、理解する
・リスクマネジメントの実践の初歩を学ぶ
3.見積リスク
・見積もり時に潜在するリスクを解説
・発生頻度の高い不採算要因に対しての事前防御
・契約に潜むリスクへの対処を解説
4.遂行リスク
・遂行時の問題点の基本を解説
@対客先
・トラブルにどう対処するか(具体的な対応法)
・顧客へのクレームの準備
・クレームに対する作成戦略
A対(現地)業者
・(現地)業者(ベンダー、サブコントラクター)からのクレーム
・発生要因とその対応(実例の紹介等)
5.質疑応答(適宜)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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