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<セミナー詳細>

セミナーコード:20161005   このセミナーの受付は終了しています

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★海外プロジェクトにおいて、失敗、不採算に至るメカニズムを検証し、リスクをどう想定しトラブル予防策を練り、
 各フェーズでどう対処していけばいいのか。
★本セミナーでは、厳しい価格競争と海外プロジェクトの困難さに苦しむ企業の担当者のために、プロジェクトの
 見積段階及び遂行段階の問題と対策(リスク管理)、将来の紛争を最小化するための契約条件のチェックポイント、
 競争力を損なわないClarification/Deviation Listの作成手法、遂行段階における対客先、工事業者との
 紛争処理、クレーム作成手法のアドバイス、又、プロジェクトの実現のKeyとなるファイナンスとそのセキュリテイ
 としての貿易保険制度などについて、実務経験豊富な大益講師より、具体的な事例・実体験をまじえ詳しく
 解説頂きます。

〜海外プロジェクトの実例からみる〜
見積・応札段階と遂行段階のリスク対応
(不採算につながるリスクへの対応)
●講 師 日揮(株)
第2事業本部 事業部長代行
大益康市 氏
  【講師紹介】
慶應義塾大学法学部卒業後、日揮(当時の「日本揮発油」)に入社。
法務部での契約コメンティング業務・契約交渉の業務を経て、
海外プロジェクト部門へ異動し、海外プロジェクトの実践へ(現場駐在を経験)。
契約知識を活かして、主に円滑なプロジェクト運営の支援とともに
顧客・Subcontractorとの紛争処理、トラブル(納期延長、追加費用など)
解決の交渉業務を担当。
プロジェクト業務本部プロジェクトコーデイネーション部長、
国際プロジェクト本部本部長スタッフを経て、
現在豪州向けLNGプロジェクト事業部長代行。
●日 時 2016年 10月 18日(火) 10:30〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,680円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【セミナーの狙い】

シェールオイルなど新エネルギーへの投資の採算割れ、原油価格の下落低迷で投資家たちの意欲が萎え、海外の多くのエネルギー関連プロジェクトが延期され、その余波は他の多くの分野に亘っています。
受注の減少が、過度な価格競争を産み、結果的に担当者は再び厳しいプロジェクト運営に晒されるでしょう。
海外プロジェクトは何故難しいのか、柔軟な妥協を許さない顧客の厳格な契約仕様書の適用、未知の地域で依存せざるを得ない現地業者、第三国業者の作業品質の悪さと身勝手な追加費用クレーム、、入る金より出る金のほうが多い。
多くの失敗例から学ぶのは我々の「技術」の問題より「プロジェクト運営の難しさ」「業者管理の難しさ」だろうと思います。
深刻なCost Overrun, スケジュール遅延への対応でなく、その予防的な運営こそ究極のプロジェクト運営であることを念頭におきながら、「プロジェクト運営」のリスクを見積時にどう想定しトラブル予防策、プロジェクト遂行段階でどう対処するのか、具体的な事例も参考にお話ししたいと思います。

【セミナーコンテンツ】

EPCビジネスの構造(リスクの根幹)
最近のEPCビジネスの課題
海外プロジェクトの見積段階と遂行段階の問題と対策(リスク管理)
(リスク管理から見る)ファイナンスと貿易保険の構造
紛争への対応:サブコントラクターからの追加費用請求クレーム
紛争への対応:顧客との紛争:納期延長、追加費用請求クレーム
プロジェクト運営上の典型的なトラブルから見るリスク管理
【受講をお奨めする方】

主に海外プロジェクトの見積・遂行に関わるエンジニア、プロジェクト管理、資材調達、建設、技術、営業、契約・法務部門関係者。ならびに海外展開を志向する企業のご担当の方々。
【講座の流れ】

1.海外プロジェクトの難しさの実態 なぜ難しいのか
2.将来の紛争を最小化するための契約条件のチェックポイント
3.競争力を損なわないClarification/Deviation Listの作成手法
4.遂行段階における対客先、工事業者との紛争処理、クレーム作成手法のアドバイス
【プログラム】

 〜リスクマネジメントの究極は、「損をしないプロジェクトの運営」という視点から〜
 1.プロジェクトの失敗(不採算)の共通したメカニズムの検証
   ⇒技術的な失敗より、上手くいかないプロジェクト運営と工程遅延の結果による不採算
 2.不採算メカニズムを理解した上でどう対処するか


T.プロジェクトの難しさの理解と見積段階での対処(午前)

  海外プロジェクトの難しさの典型とその本質を整理してみることから始め、
  その難しさを理解したうえで、具体的にどう対応していくのかを、
  大きく「見積・入札段階」と「遂行段階」それぞれの段階で最善の対応を考える。

  具体的、典型的な海外建設プロジェクトのトラブル事例を検証し、
  これらトラブルの事前予防(見積段階の作業)を考える。


 1.リスクを顧客にヘッジしたプロポーザルの作成(上手な逃げ道)
 2.発生頻度の高い不採算要因に対しての事前防御
 3.契約に対するコメント作業(各契約条項毎のトラブル事例を解説)
 4.プロジェクトファイナンスと貿易保険


U.プロジェクトの遂行段階での対応(午後)

  いくつかの具体的なトラブル因子に対して「見積段階での予防」と
  「遂行段階で発生した場合の対処」を具体的にワークショップ形式で考え、
  「納期延長・追加費用請求クレーム」の具体的な作成を検討する。


 1.トラブルは必ず発生するという前提でのプロジェクト運営
 2.トラブルにどう対処するか(具体的な対応法)
 3.顧客へのクレームの準備(同時に顧客からのクレームへの対応)
 4.納期延長などのクレームに対する戦略
 5.交渉シナリオ立案
 6.サブコン(下請工事会社)からの追加費用請求クレームへの対応


V.質疑応答(適宜)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。

関連セミナー実績

2015.12.10  海外プロジェクト見積・応札・遂行段階リスク対応
2015. 2.18  海外プロジェクト見積・応札・遂行段階リスク対応
2014. 4.16  海外プロジェクト見積・応札・遂行段階リスク対応
2013. 6.20  海外プロジェクト見積・応札・遂行段階リスク対応