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<セミナー詳細>

セミナーコード:20170402   このセミナーの受付は終了しています
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★配管トラブル(失敗)につながらない“ツボ(ポイント)”とは?
 そのポイント100について、図・イラストを豊富に使い、西野講師の経験をもとにした勘所満載セミナー!

〜じっくり学ぶ勘所満載の2日間セミナー〜
失敗しない配管技術100のポイント
●講 師 西野配管装置技術研究所 代表 西野悠司 氏
  <講師紹介>
1963年より2002年まで、現在の株式会社東芝 京浜事業所、続いて、
株式会社東芝プラントシステムにおいて、発電プラントの配管設計に従事。
その後、化学プラントの配管設計にも従事。
一般社団法人 配管技術研究協会主催の研修セミナー講師。
同協会誌元編集委員長ならびに雑誌「配管技術」に執筆多数。
現在、一般社団法人 配管技術研究協会参与。
日本機械学会 火力発電用設備規格構造分科会副主査。
西野配管装置技術研究所代表。
●日 時 2017年 4月 20日(木) 13:00〜17:00
2017年 4月 21日(金) 10:00〜16:00
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 67,500円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき56,700円)
※受講者が4月20日と21日で異なる場合でも可。
※テキスト代、消費税を含む。
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
●講演要旨

配管設備を建設するための「配管技術」には、配管の設計、製造、検査、据付、運転、そしてメンテナンス、などに携る技術者が知っておかねばならない、あるいは、知っていると仕事がスムーズに運ぶ “配管技術の壺”のようなものがあります。この“壺”を講演者の自著「配管技術100のポイント」をテキストに、その全てのポイントを説明しようとするものです。
「配管技術100のポイント」は、石油化学、火力発電などのプラント配管を主体とし、設計図書、配管レイアウト、配管材料、耐圧強度、流体輸送、配管振動、熱膨張応力、配管コンポーネント、を含み、これら(詳細については、プログラム参照)につき説明します。
 配管技術は、材料力学、水力学、機械力学、などの基礎工学の上に成り立っており、これらの工学が分かっていると、経験したことのない事象に遭遇しても、経験したことと、基礎工学の知識を連携させて、解決への道を見出だすことが可能となります。そこには、“配管技術”に関連する基礎工学的なことも含まれています。

●テキストとプレゼンについて

 ・テキストは「配管技術100のポイント」(日刊工業新聞社刊)を使います。
  上記書籍を既にお持ちでしたら、受講料より2,484円引かせて頂きますので、
  お申込み時にその旨お知らせ下さいませ。

 ・講義は、パワーポイントと白板を使います。
 ・第1章から第5章までは1日目(4/20)、それ以降は2日目(4/21)を
  予定していますが、若干前後する可能性がございます。

●プログラム

第1章 設計図書を作成するポイント

 1.多大な工数と期間を要する配管設計
 2.P&IDは隅々まで読み解く
 3.ラインリストは配管の戸籍簿
 4.耐圧部材質を決める配管クラス
 5.アイソメ図は見やすい、しかし注意すること
 6.規格・基準には日頃より親しんでおく


第2章 配管をレイアウトするポイント

 7.情報交換の媒体となる配管レイアウト図
 8.配管レイアウト策定のポイント
 9.ポケットと勾配に注意を向ける
 10.機器周りの配管は監視、操作、分解のしやすさ
 11.パイプラックと配管の載せ方


第3章 材料を選択するポイント

 12.もっとも使う炭素鋼・低合金鋼
 13.ステンレス鋼管を選択する理由と弱点
 14.炭素鋼系材料は低温脆性に気をつける
 15.管継手、弁の材質は管の材質に準じる
 16.材料の許容応力は温度に依存する
 17.プラスチック管の長所と短所
 18.埋設管材料は地盤変動に対応できること
 19.管内外面を防食するライニング材


第4章 圧力を閉じこめるポイント

 20.圧力には応力で対抗する
 21.内圧に対する強度を保障する方法
 22.管の厚さは周方向応力で決まる
 23.直管の強度計算式
 24.エルボの強度計算式
 25.管の穴は補強を必要とする
 26.管のスケジュール番号は一種の圧力クラス
 27.バルブの圧力クラスである圧力-温度基準
 28.負圧に対する管の強度


第5章 流体を運ぶポイント

 29.圧力損失は粘性、表面粗さ、乱れから起こる
 30.ベルヌーイの式から水力勾配線を画く
 31.レイノルズ数が層流・乱流を決める
 32.損失水頭は一般に流量の2乗で増える
 33.ムーディ線図から管摩擦係数を読む
 34.水面のある流れの損失水頭を計算する
 35.バルブ、管継手で生じる局所損失の計算
 36.配管のサイジングと標準流速
 37.圧力差から流量を、流量から口径を求める
 38.ポンプがある配管系の流量を計算する
 39.圧縮性流体の流量近似値を求める
 40.飽和水は減圧するとフラッシュする
 41.ポンプキャビテーションとNPSH
 42.「重力による流れ」が安定して流れる条件
 43.背圧はできるだけ低く抑える
 44.Uシールの使いみち


第6章 振動・水撃の発生を抑えるポイント

 45.配管の励振源と振動の分類
 46.避けねばならぬ共振現象
 47.振動源がなくても振動する自励振動
 48.気柱振動は定在波(気柱共振)を避ける
 49.疲労すれば配管も壊れる
 50.流れの急変で起こる水撃
 51.水柱分離は激しい水撃を呼ぶ
 52.流れの衝突により起こる水撃
 53.蒸気凝縮による水撃
 54.耐震は支持構造物の変形・破損にも注意


第7章 熱が配管に及ぼす影響とポイント

 55.変位が止まれば止まる二次応力
 56.配管熱膨張とフレキシビリティ
 57.熱膨張応力が降伏点になっても配管は壊れない
 58.相対変位に対する許容最小スパン
 59.熱膨張反力を軽減するコールドスプリング
 60.高温域で要注意のクリープと応力緩和
 61.静かに、繰り返しつつ進む熱衝撃
 62.保温、火傷防止、保冷の厚さは早期に決める


第8章 腐食と防食のポイント

 63.大方の腐食は電気化学的に起こる
 64.電気化学的な隙間腐食・孔食応力腐食割れ
 65.異種金属接触腐食と逆転の発想の電気防食
 66.水素は金属に吸収されて悪さをする
 67.流体の動的作用により起こる減肉


第9章 配管コンポーネントにおけるポイント

 68.配管に使われる継手
 69.フランジ継手の形式
 70.ガスケットの気密性は高い面圧
 71.曲げる・分岐する・口径を変える
 72.種類もいろいろあるチューブ継手
 73.さまざまな機能のバルブ
 74.バルブ形式と圧力クラス、選択のポイント
 75.閉め切る目的の仕切弁
 76.「絞り」ができる玉形弁
 77.逆流により逆流を防止する逆止弁
 78.90°回せば全閉・全開するバルブ
 79.一気に全開する安全弁
 80.結果をフィードバックして調節するバルブ
 81.バルブを自動で動かす装置
 82.伸縮管継手に圧力がかかると推力が発生
 83.推力の受けとめ方にいろいろある
 84.ストレーナの有効面積は大きく
 85.トラップの用途と分類、選択のポイント
 86.浮力で流体を識別するトラップ
 87.温度で流体を識別するトラップ
 88.サーモダイナミック式トラップ
 89.配管サポートの種類と配置
 90.スプリング/コンスタント ハンガ
 91.ばね式/油圧/メカニカル防振器
 92.配管の動きを制限するレストレイント
 93.配管サポート用梁の材料力学
 94.曲げモーメント図、せん断力図を画く例題
 95.温度計ウェルは接液長さが大事
 96.圧力計用導管は座の向きが大事


第10章 製造・検査・据付のポイント

 97.配管製造・据付手順
 98.配管溶接の特徴と熱処理
 99.配管の各種非破壊試験の特徴
 100.最後の仕上げ配管の耐圧・気密試験


【質疑応答(各章ごとと最後)】
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

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2016. 2.25 トラブル事例から学ぶ配管設計