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T.各種CAESシステムの性能と特徴
CAESシステムの性能と貯蔵効率に関する基礎的な事項を説明するとともに、各種提案されているCAESシステム、およびCAESに類似するシステムである空気を液化して貯蔵するシステムやCO2 を作動媒体としたシステムについて、その特徴や予想性能、技術課題等を紹介する。
1.CAESシステムの性能
(1)貯蔵されるエネルギーと出力
(2)圧縮、貯蔵、膨張の各過程における温度の効果
2.各種CAESシステムの概要と特徴
(1)CAES-GT
(2)A-CAES
(3)空気インジェクションGT
(4)圧縮空気以外を媒体とした類似サイクル
3.質疑応答・名刺交換
(幸田 氏)
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14:45 | 16:00
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U.圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)の技術開発動向と水封式CAESの
土木技術的課題
再生可能エネルギーの大量導入に際し、電力需給システムの安定的な運用のため、大規模電力貯蔵技術の導入は不可欠と考えられる。
本講演では、まず圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)の最近の技術開発動向を紹介する。
次に電力中央研究所で実施してきた、水封式圧縮空気貯蔵技術について解説する。
水封式とは、鉱山等の坑道を利用して、大規模・高圧の圧縮空気を地下水の圧力によって封じ込める技術である。
これまでに岐阜県飛騨市にある神岡鉱山で実証した、揚水発電並みのコストで建設できる水封式圧縮空気貯蔵技術について概説し、土木技術的見地から捉えた立地条件や課題について紹介する。
1.CAESの種類と最近の技術開発動向
(1)A-CAES
(2)I-CAES
2.水封式CAES技術と土木技術的課題
(1)岩盤における圧縮空気貯蔵(CAES)の貯蔵方式
(2)水封式CAES技術について
:これまでに電中研で実施してきた研究成果
(3)CAESの土木技術に関する課題
3.質疑応答・名刺交換
(末永 氏)
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V.液化空気エネルギー貯蔵(Liquid Air Energy Storage - LAES)技術の紹介と
他エネルギー貯蔵技術との比較
液化空気エネルギー貯蔵(Liquid Air Energy Storage - LAES)は余剰となった電力を活用し空気を圧縮、冷却して液化し、液化空気としてタンクへ貯蔵。
電力が必要となったときに液化空気を加熱し気化させ、タービンを駆動することで発電・供給するシステムである。
中長期エネルギー貯蔵を得意とするシステムであり、不安定電源といわれる再生可能エネルギー発電の増加による電力系統の不安定化や既存火力発電設備の非効率な運用といった状況を改善し、再生可能エネルギー発電の能力を最大限活用することを可能とする。
本講義ではLAES技術のシステム概要及び他エネルギー貯蔵技術との比較評価について解説する。
1.再生可能エネルギーの普及とエネルギー貯蔵のニーズ
2.様々なエネルギー貯蔵技術
3.液化空気エネルギー貯蔵(LAES)のシステム概要と特徴
4.LAESの位置づけと他エネルギー貯蔵技術との比較評価
5.液化空気エネルギー貯蔵(LAES)の実証プラント、案件紹介
6.国内におけるLAESのアプリケーション案
7.質疑応答・名刺交換
(伊藤 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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