<セミナー詳細>

セミナーコード:20210411   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、本質的なCO2排出削減技術として注目される膜によるCO2分離回収に焦点をあて、
 イオン液体、高分子ハイブリッド材料、アミン含有ゲルを利用した研究開発ならびにCCSへの応用展開、
 プロセス開発、またDAC(Direct Air Capture)の動向とDAC向け分離膜について、斯界の最前線でご
 活躍中の講師陣から詳説頂きます。
★講師との名刺交換の希望などがございましたら、その旨ご連絡下さいませ。

【オンラインセミナー】
〜Direct Air Capture (DAC)を含めた〜
膜によるCO2分離回収の研究開発動向と展望
●講 師 神戸大学 先端膜工学研究センター センター長・教授 松山秀人 氏
●講 師 東京農工大学 大学院 工学研究院 応用化学部門 准教授 兼橋真二 氏
●講 師 九州大学大学院 工学研究院 化学工学部門 准教授 星野 友 氏
●講 師 九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所
マルチスケール構造科学ユニット 准教授
藤川茂紀 氏
●日 時 2021年 4月 28日(水) 10:00〜16:15
※本セミナーは、ライブ配信(Zoom)での開催です。
※当日使用のテキスト資料はセミナー開催日の直前にお送り致します。
※ライブ配信に関するよくあるご質問はこちらから
●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
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11:10
T.CO2分離膜の高性能化に向けた神戸大学先端膜工学研究センターの取り組み

 主要な温室効果ガスであるCO2の排出削減のためには、大規模CO2発生源である発電所や工場からの排ガスからCO2を分離、回収する技術を確立する必要がある。膜によるCO2分離法は省エネルギーでコンパクトな脱炭酸プロセスを実現できる可能性があり、本質的なCO2排出削減技術として注目されている。本講演では、近年注目されているイオン液体をCO2分離媒体とするCO2分離膜を中心に、神戸大学先端膜工学研究センターにおける研究開発を紹介する。

 1.イオン液体含有CO2分離膜
 2.イオン液体含有ゲル膜
 3.イオン液体型CO2キャリア含有促進輸送膜
 4.今後の展望
 5.質疑応答
(松山 氏)
11:25
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12:35
U.高分子ハイブリッド材料によるCO2分離回収

 2050年までの脱炭素社会の実現に向け、抜本的なCO2削減対策が急務である。その対策のひとつとしてCO2回収貯留技術(CCS)がある。現在、世界中でその実証試験が進められ、その回収技術として膜分離法の適用が検討されている。本講義では、高分子膜材料による分離技術の基礎から、最近のトレンドのひとつである高分子と異種成分からなる高分子ハイブリッド材料の開発とCCSへの応用展開に関して解説する。

 1.高分子膜分離法
 2.高分子ハイブリッド材料とCO2分離への応用
 3.豪州での膜分離法によるCO2分離回収技術の研究開発動向
 4.今後の展望
 5.質疑応答
(兼橋 氏)
13:40
|
14:50
V.アミン含有ゲルからなるCO2吸収材・分離膜およびこれらを用いた
  CO2分離装置やCO2利用技術


 九州大学において開発中の『アミン含有ゲル』からなるCO2吸収材料やCO2選択透過膜およびそれらを実装したCO2分離・利用装置の開発状況をご紹介いたします。

 1.工業的なCO2分離と生体内でのCO2分離
 2.生体内のCO2分離を模倣したCO2分離材料『アミン含有ゲル粒子』の開発
 3.アミン含有ゲルからなるCO2吸収材および吸収装置の開発および応用
 4.アミン含有ゲルからなるCO2選択透過膜およびCO2分離プロセスの開発
 5.実用化に向けた取り組み
 6.質疑応答
(星野 氏)
15:05
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16:15
W.分離膜を用いた大気からの直接CO2回収技術(Direct Air Capture:DAC)

 地球温暖化対策として、火力発電所などの大規模CO2排出源からのCO2回収に関して開発が進められてきましたが、これだけではIPCCの目標である気温上昇1.5度以下を実現するのは不可能であり、大気中に放出されてしまったCO2の回収(DAC)が必要となっております。これに対し私たちは、地球上にどこにでも存在する「大気」という特徴を最大限生かすため、”どこでもCO2回収(ユビキタスCO2回収)”という新しい概念のCO2回収技術実現に向け、分離膜による大気からのCO2回収を目指しております。本講演では、これらの技術を紹介します。

 1.CO2回収技術の動向
 2.Direct Air Capture技術の動向・課題点
 3.分離膜によるDAC技術(m-DAC)の利点と特徴
 4.DAC向け分離膜の開発動向
 5.今後の展望
 6.質疑応答
(藤川 氏)