9:30 | 10:30
|
T.植物工場による薬用植物および医薬品原材料生産のための
遺伝子組換え植物の栽培
〜千葉大における取組みを中心に〜
1.栄養成分、機能性成分、薬用成分とは
2.植物工場による薬用植物生産の国内外動向
3.植物工場による医薬品原材料生産
(遺伝子組換え植物栽培)の国内外動向
4.千葉大学における取組み
5.植物工場の特徴を生かした栽培手法・生育制御の展望
6.質疑応答・名刺交換
(後藤 氏)
|
10:40 | 11:40
|
U.高付加価値作物生産のための植物工場エンジニアリング
植物工場において高品質な商品の安定生産を実現するために求められるエンジニアリング技術と鹿島建設の取り組みについて紹介する。また、遺伝子組換え技術を利用した植物による高付加価値物質生産に関する国内外の動向と、その生産を実現するための植物工場エンジニアリング技術について紹介する。
1.鹿島建設の植物工場分野への取り組み
2.遺伝子組換え技術を利用した植物による高付加価値物質生産
3.高付加価値作物生産のための植物工場エンジニアリング
4.質疑応答・名刺交換
(澤田 氏)
|
12:30 | 13:30
|
V.植物工場における高品質薬草栽培法の開発研究
サフランの柱頭は薬効成分であるクロシンを含有し、生薬やスパイスとして使用されている。植物工場で高品質な柱頭を大量生産するための基礎研究を進めている。本セミナーではクロシン生合成に関するトランスクリプトーム解析と柱頭収量に関係する球茎内容成分の非破壊計測研究について解説する。
1.研究背景 − 植物工場における薬用植物生産の意義
2.クロシン生合成に関するトランスクリプトーム解析
3.非破壊計測を援用した柱頭収量に及ぼす球茎内容成分の影響解析
4.これからの薬用植物栽培
5.質疑応答・名刺交換
(伊藤 氏)
|
13:40 | 14:40
|
W.光環境制御による薬草と葉野菜の高機能化
人工光植物工場での環境制御により葉野菜の有効成分濃度を向上化させる取り組みが多いが、濃度を数倍向上化させることは非常に難しい。
そのような中、UV光照射によりニチニチソウのアルカロイド濃度を数十倍にも高濃度化させることに成功し、再現性も非常に高いことを確認した。
またUV光照射だけでなく、細かな栽培管理の中にもアルカロイドを高濃度化させるポイントがあった。それらの取り組みを紹介する。
1.緑色光を利用したリーフレタスの品質向上化
2.ニチニチソウアルカロイドの高濃度化
3.今後の展望
4.質疑応答・名刺交換
(大橋 氏)
|
14:50 | 15:50
|
X.オタネニンジン・薬草の人工栽培システムと植物工場化の可能性
1.オタネニンジン栽培の現状
2.セネコムにおける人工栽培への取り組み
3.人工栽培システムによる植物工場化への可能性
4.質疑応答・名刺交換
(齋藤 氏)
|
16:00 | 17:00
|
Y.機能性トマトの開発と植物工場での生産
国民医療費が急増する中、日常の食生活を通した健康の増進が期待されている。トマトは、世界でも我が国でも極めて消費量の多い野菜であり、リコピンやGABA(γ−アミノ酪酸)など健康機能性が検証されている物質も多く含まれている。一方、トマトは、トマトが持っていないような新たな機能性成分を生産する植物工場としても適しており、様々な健康機能性成分をトマトで生産する研究開発が行われている。本講義では、そのような事例としてミラクリンを生産するトマトの開発と植物工場生産に向けた取り組みについて紹介する。ミラクリンは、酸味を甘みに変える機能を有する味覚修飾タンパク質で、次世代甘味料として注目されている物質である。
1.植物で機能性物質を生産する意味
2.味覚修飾タンパク質ミラクリン
3.ミラクリントマトの開発
4.植物工場でのミラクリントマト生産と展望
5.質疑応答
(江面 氏)
|
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
|