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T.定置用蓄電池システムの技術動向と将来展望
脱炭素社会の実現の鍵を握る技術として、蓄電池システムへの期待はますます高まっている。東芝グループでは、負極にチタン酸リチウム(LTO)を用いた高安全・長寿命・高入出力のリチウムイオン電池SCiB™を開発し、定置用途においてもSCiB™の特長を活かした蓄電池システムの開発と納入実績を積み重ねてきた。本講演では、大型の電力系統用途を中心に定置用蓄電池システムの各種事例と技術開発の最新動向を紹介し、展望を述べる。
1.定置用蓄電池システムに期待される役割
2.東芝のリチウムイオン電池SCiB™
3.SCiB™を用いた定置用蓄電池システム
(1)各種事例
(2)技術開発の取り組み(SOC推定技術、劣化推定技術など)
4.期待と展望
5.質疑応答・名刺交換
(小林 氏)
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U.蓄電池システムの安全に関する法令と産業標準
〜新規格:JIS C 4441:2021の使い方〜
蓄電池システムの普及に伴い、蓄電池の火災・爆発事故も増加している。世界で最も大型蓄電池システムが導入されている韓国では、20件を超える火災事故が発生し社会問題となっている。このような状況に対処すべく、蓄電池システムの安全要求として国際標準IEC62933-5-2:2020が日本主導で発行され、2021年にはJIS C 4441として国内産業標準として発行された。ここでは、蓄電池システムの安全性を確保するための法令と標準規格を紹介すると共に、新たに発行されたJIS C 4441の見方と使い方を紹介する。
1.世界の火災事故事例と火災事故の特徴
2.蓄電池安全に関する国内法令
3.IEC62933-5-2:2020の概要
4.JIS C 4441:2021の使い方
5.まとめ
6.質疑応答・名刺交換
(田代 氏)
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V.全固体リチウムイオン電池(AS-LiB®)の開発状況
全固体リチウムイオン電池は、難燃性の固体電解質を使用するため、液漏れや発火の心配がなく、安全性の高い電池である。当社では、保有する機械加工技術を活用した独自製法にて、140mAhに加えて、1Ahという高容量の全固体リチウムイオン電池「AS-LiB®」を開発した。本講演では、全固体リチウムイオン電池について概説し、当社の全固体リチウムイオン電池「AS-LiB®」の特長や、宇宙で予定されている実証実験など実用化に向けた取り組みについて紹介する。
1.日立造船のご紹介
2.全固体リチウムイオン電池について
3.日立造船の全固体リチウムイオン電池(AS-LiB®)
(1)AS-LiB®の特長
(2)AS-LiB®のラインナップ
4.AS-LiB®の実用化に向けた取り組み
5.質疑応答・名刺交換
(岡本 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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