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T.PtX/CO2フリー水素大量導入の意義と政策動向
我が国が直面するエネルギー・環境分野の課題解決に、CO2フリー水素の大量導入が有用であることを示したのち、政策動向および今後の技術課題につき解説する。
1.エネルギー・環境分野の二大課題と低炭素素社会
2.我が国における低炭素社会の構築に対する水素の意義
3.エネルギーモデルによる水素需要の推算
4.我が国の水素政策動向
5.PtX等に関する海外の水素政策動向
6.今後の技術課題
7.質疑応答・名刺交換
(坂田 氏)
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11:30 | 12:45
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U.福島水素エネルギー研究フィールドとCO2フリー水素に向けた東芝の取組みについて
カーボンニュートラルに向けた様々な取り組みが加速している。実現のための1つとして水素を活用したエネルギーシステムがあり、その中でも大規模なPower-to-Gasシステムの実用化は成否を分ける重要な要素である。当社は2030年頃の実用化を目指して、技術開発を推進している。
本講演では、国内最大であり世界においても最大規模のPower-to-Gasシステムである「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」の概要と取り組み内容を紹介し、Power-to-Gasシステムの方向性について述べる。
1.自立型水素エネルギー供給システム
2.純水素燃料電池
3.エネルギーマネジメントシステム
4.Power-to-Gas
5.福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)
6.質疑応答・名刺交換
(山根 氏)
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14:00 | 15:15
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V.メタネーション技術の最近の動向 2021
脱炭素化社会実現のために、27年前からCO2の再エネ水素でメタンを合成し、循環利用するための研究開発を行ってきた。近年、CO2を資源化して循環利用を可能とするカーボンリサイクル技術が政府のイノベーション成長戦略にも記載され、重要な技術として社会実装が急がれる技術となった。欧州ではPtSNGという技術分野を生み出すまでに成長してきた。2050年を見通した2030年までのエネルギー政策の方向性を定める第6次エネルギー基本計画にはメタネーション技術開発が具体的に取り組むべき技術課題に取り上げられることを期待している(5月執筆時点)。これまでから現在に至るまでの技術開発の取組み、今後の展開について講演する。
1.カーボンリサイクルとは?
2.カーボンリサイクル技術の中のメタネーション技術
2-1 日立造船におけるメタネーション技術開発の歴史
2-2 メタネーション技術
2-3 メタネーションプロセス
2-3-1 プロセス
2-3-2 水電解
2-3-3 メタネーション
3.水電解
3-1 アルカリ水電解とPEM型電解
3-2 日立造船におけるPEM型水電解装置の開発の歴史
3-3 日立造船のPEM型水電解装置の納入実績
4.メタネーションのナショナルプロジェクト
5.メタネーションと第6次エネルギー基本計画
6.国際海運GHGゼロエミッションプロジェクト
〜代替燃料としてのCNメタン(CN:カーボンニュートラル)
7.2030年に向けて
8.質疑応答・名刺交換
(熊谷 氏)
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15:30 | 16:45
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W.CO2フリーの水素社会構築を目指したP2Gシステム技術開発
山梨県企業局は、再生可能エネルギーの導入拡大のため、気候により大きく変動する再生可能エネルギー由来の電力を吸収するPower to Gas システム技術開発を山梨県甲府市の米倉山電力貯蔵技術研究サイトにおいてNEDOの支援を得て進めている。1.5MWの固体高分子型水電解装置を起点とした水素の製造から利用までを一貫して行う実証研究を通じて、CO2フリー水素を活用する新たなエネルギーサービスによるビジネス創出に取り組んでおり、その概況を発表する。
1.山梨県企業局のご紹介
2.山梨県の水素関連の取り組み
3.米倉山電力貯蔵技術研究サイト
4.P2Gシステム技術開発の最新状況
5.質疑応答・名刺交換
(坂本 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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