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T.−カーボンニュートラル実現に向けた−
CO2からの合成液体燃料(e-fuel)製造技術の現状と動向・展望
2050年の二酸化炭素排出量実質ゼロに向けて様々な取り組みが行われている。一次エネルギー源が化石燃料から再生可能エネルギーになると、航空機や船舶に使用する液体燃料は人工的に製造する必要がある。 本講座では太陽光や風力から得られる電力と水と二酸化炭素を用いて合成液体燃料(e-fuel)を製造する技術の詳細に関して解説する。将来の燃料選択の1つとして期待される合成燃料の製造技術の現状と今後に関して理解を深めていただきたい。
1.合成液体燃料(e-fuel)製造の意義
(1)脱炭素の必要性
(2)化石燃料から再生可能エネルギーへ一次エネルギーの転換
(3)エネルギー貯蔵密度の比較
(4)脱炭素社会での移動体燃料
2.合成液体燃料(e-fuel)製造プロセスと電解・触媒技術の現状と課題
(1)再生可能エネルギーとCO2からの燃料・化学品製造プロセス
(2)FT合成触媒技術について
(3)CO2からのFT合成プロセスの種類
(4)CO2直接FT合成触媒の研究動向
3.海外の技術開発動向
4.質疑応答・名刺交換
(里川 氏)
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U.CO2原料メタノール/DME合成技術とその展望
脱炭素化社会実現のため実効性のあるカーボンリサイクル技術の重要性が求められている。メタノール及びその誘導体であるDMEは、回収CO2とクリーン水素から合成でき、そのものが基礎化学品・燃料であると同時に多くの中間・最終製品の原料となるキー物質である。これら物質の製造技術の概観や今後の役割・展開について紹介したい。
1.CO2資源化とカーボンリサイクル/メタノールエコノミー
2.CO2資源化技術
(1)合成ガス
(2)メタノール
(3)DME
3.マーケットと経済性
4.開発・事業化動向
5.今後の展開
6.質疑応答・名刺交換
(蛙石 氏)
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V.CO2原料合成液体燃料製造のサプライチェーンと持続可能性
既存の液体化石燃料(ガソリン、軽油、ジェット燃料等)をクリーン水素および回収CO2原料合成液体燃料で代替できれば既存の石油供給設備や利用側の輸送移動体を最大限に活用することにより、より早くて実効性のある脱炭素展開が可能となる。ここでは、液体燃料への一貫製造プロセスをサプライチェーンとして俯瞰し、その意義と課題につき国際的な展開状況も踏まえて紹介する。
1.合成液体燃料が求められる背景
2.CO2原料合成液体燃料製造のサプライチェーン
(1)水素/CO2
(2)DMC/DME/MTG
(3)FT燃料
3.持続可能性と事業性評価
4.開発・事業化動向
5.今後の展開
6.質疑応答・名刺交換
(細野 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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