<セミナー詳細>

セミナーコード:20220212   このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
★本セミナーでは、リチウムイオン電池のリサイクルおよびEVの動向から、電池材料の展望、エマルションフロー
 によるリチウムイオン電池のリサイクル技術、イオン伝導体リチウム分離法によるリチウム資源回収技術などに
 ついて、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます!!
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
 変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。
 【青色が会場での講演、緑色がオンラインでの講演となります】

リチウムイオン電池のリサイクル及び
リチウム回収技術と電池材料の展望
●講 師 ニッケル協会 東京事務所 所長
(元 一般社団法人日本メタル経済研究所 研究員)
竹田賢二 氏   会 場 
●講 師 株式会社エマルションフローテクノロジーズ
取締役 CTO
長縄弘親 氏  オンライン
  <講師紹介>
1989年に東京理科大学大学院博士課程修了後、フランス原子力エネルギー庁国立原子科学
技術研究所ポスドク、日本原子力研究所専門研究員を経て、1992年に日本原子力研究所に入所。
30年以上にわたり、溶媒抽出などの元素分離に関する研究に従事する中、共同研究者とともに
エマルションフローを創出し、分子集合体を利用した新たな抽出系を開発。その後、エマルション
フローなどの自らによる社会実装を決意し、株式会社エマルションフローテクノロジーズを設立した。
エマルションフロー技術の応用展開、高度化開発を主導。
●講 師 国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構
量子エネルギー部門 六ヶ所研究所
ブランケット研究開発部 増殖機能材料開発グループ
上席研究員
星野 毅 氏  オンライン
●日 時 2022年 2月 9日(水) 13:30〜17:00
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関するよくあるご質問はこちらから
●受講料 44,000円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき38,500円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
13:30
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14:30
T.リチウムイオン電池リサイクルに関する最近の動向と電池材料の展望

 EV用としての性能を得たリチウムイオン電池は二次電池として急速な普及を見せており、カーボンニュートラルへ向けた世界の動向から、旺盛な需要にさらされている。多くの巨大電池工場が計画されており、さながら投資合戦になっているが、必要なメタル資源、特にニッケルやコバルトの増産は電池需要の急速な伸びに間に合わない。本報告では、EVをはじめとした旺盛な需要の背景と、それらを満たすために必要なメタルとのバランスや、今後のリサイクルの必要性など、リチウムイオン電池を取り巻く概要を説明する。

 1.リチウムイオン電池の用途と広がり
 2.EVの展望と必要なメタル量
 3.主なEVメーカーの動き
 4.電力系統の展望
 5.リユース・リサイクル、電池の将来
 6.質疑応答・名刺交換
(竹田 氏)
14:45
|
15:45
U.エマルションフローによるリチウムイオン電池(LIB)の水平リサイクル
 〜低コストかつ高純度なレアメタル回収〜


 カーボンニュートラルの実現に向けてEVの急激な普及が見込まれる昨今、LIBなどで使われるレアメタルの不足は確実であり、特に、レアメタルのほとんどを輸入に頼る日本では、レアメタルのリサイクルは不可欠である。このような現状を踏まえ、廃LIBに含まれるCo、Niなどのレアメタルを、再度、LIBの素材として高純度(99.99%)で再生する、いわゆる、水平リサイクルが強く求められているが、Co/Niの分離精製における技術的な課題が、これを阻んでいる。本講演では、Co/Ni分離精製の要となる溶媒抽出を革新する新技術、エマルションフローによるLIB水平リサイクルに向けた取り組みを紹介する。

 1.レアメタルリサイクルの社会的背景
 2.LIBリサイクルでの理想と現実
 3.ブラックマスからのCo/Ni分離精製のコア技術
   〜エマルションフローによる技術革新
 4.LIB水平リサイクルに向けた取り組み
 5.質疑応答・名刺交換
(長縄 氏)
16:00
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17:00
V.イオン伝導体リチウム分離法LiSMICによる低コストリチウム資源循環戦略
 〜使用済リチウムイオン電池からの超高純度リチウム回収技術〜


 2050年におけるCO2の実質ゼロ排出を目指すパリ協定が発効し、各国でCO2削減に向けた方策が取られているが、その中でも大きな比重を占めると考えられるのが、電気自動車(EV)の普及である。EV用のリチウムイオン電池(LIB)の市場は急拡大しており、今後のリチウム資源の需給を試算したところ、我が国は2027〜2030年頃にはEVの急速な普及に伴うリチウム需要の急増に対応できず、リチウム資源が枯渇する計算となる。今後、急拡大するEV市場において我が国が国際競争力を維持し続け、CO2削減目標へ必要なEV化率を達成するためには、リチウム資源を確保するのが最重要課題であり、LIBリサイクルの促進、海外リチウム資源の確保、更には海水リチウムの回収手段を確立することが不可欠である。そこで、事業採算性を有する新たなリチウム回収技術として、イオン伝導体をリチウム分離膜とすることに着目し、リチウムのみを選択的に回収可能な世界初の手法として発案した「イオン伝導体リチウム分離法」(Lithium Separation Method by Ionic Conductor, LiSMIC)を紹介する。

 1.急拡大するリチウム需要
 2.低コスト・超高純度リチウム回収技術
   −イオン伝導体リチウム分離法LiSMIC
 3.LiSMICによる廃LIBからのリチウム回収
 4.事業化への取り組み
 5.質疑応答・名刺交換
(星野 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。