<セミナー詳細>

セミナーコード:20220214   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、プログラムTは、排出量取引の現状・課題、企業のリスクマネジメントとビジネス機会などについて、
 プログラムUでは、カーボンプライシングの海外での導入・検討状況、欧州での国境炭素価格制度などからみた日本
 における制度設計について、環境省・経済産業省での議論を踏まえて解説、プログラムVでは、気候変動経営の方向
 性、TCFD・インターナルカーボンプライシングの最新動向と実践・利活用の事例について解説頂きます。
★各プログラム(T.U.V)のみのご受講も受け付けております。

【オンラインセミナー】
〜排出ネットゼロ時代の〜
カーボンプライシングの国内外状況・対応策・事業展望及び
TCFD・インターナルカーボンプライシングの動向・実践
●講 師 株式会社三井物産戦略研究所 シニア研究フェロー 本郷 尚 氏
  <講師紹介>
国際協力銀行特命審議役環境ビジネス支援室長などを経て2011年より現職。
気候変動問題については緩和と適応を担当。特にエネルギーの低炭素化、
気候変動ファイナンス、排出量取引、地球観測データを活用した適応策など。
国際排出量取引協会(International Emission Trading Association)理事、
国際民間公機関(ICAO)CORSIAのタスクフォース(クレジットと低炭素燃料)、
DIAS解析統合システム (文部科学省、〜2021年3月)、環境エネルギー科学
技術委員会・科学技術・学術審議会専門委員(文部科学省、座長代理)、
エネルギー対策特別会計補助事業検証・評価員会委員長(環境省)、
NEDO技術委員、GLOBEジャパン・アドバイザー、獨協大学経済学部非常勤講師など。
日経産業新聞Earth新潮流を執筆(2010年〜)、Prospects of Quality Infrastructure
Program and Private Sector MRV for Accelerating the Transition Towards
Low-Carbon Energy(Springer, 2019年など)。
●講 師 早稲田大学 政治経済学術院 教授
同・環境経済経営研究所所長
独立行政法人経済産業研究所 ファカルティフェロー
有村俊秀 氏
  <講師紹介>
東京大学教養学部卒業。筑波大学環境科学研究科修士課程修了。ミネソタ大学Ph.D.(経済学)。
気候変動、省エネルギー、大気汚染問題等を定量的に分析。
上智大学経済学部教授、及び、同・環境と貿易研究センター長を経て現職。
その間、内閣府経済社会総合研究所客員研究員、未来資源研究所(ワシントンDC)及び
ジョージメーソン大学・客員研究員(安倍フェロー)、環境省・中央環境審議会委員、
東京都環境審議会委員、経済産業省検討会委員、文部科学省学術調査官、
環境経済・政策学会理事、環境科学会理事等を歴任。
これまでJournal of the Association of Environmental and Resource Economistsや
Journal of Environmental Economics and Managementに論文を公刊。
共著書に「入門環境経済学」(中公新書)、共編著書に「環境経済学のフロンティア」(日本評論社)、
「Carbon Pricing in Japan」(Springer)(環境経済政策学会論壇賞)等。
Review of Environmental Economics and Policy等の国際学術雑誌の編集委員も務める。
2018年度環境経済・政策学会学術賞受賞、2020年度環境科学会学術賞受賞。専門は環境経済学。
●講 師 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
CG&Eユニット 執行役員/パートナー
丹注O善 氏
  <講師紹介>
製造業向けコンサルティング、環境ベンチャー、商社との排出権JV取締役を経て現職。
東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端エネルギー工学専攻 山地・藤井研究室卒。
気候変動関連のシステム工学・金融工学を専門とし、政策提言、企業向けの
気候変動経営コンサルティング業務に従事。
【主なセミナー講演・寄稿】
「EU日本 気候変動政策シンポジウム」(IGES)、「TCFDを経営に生かす」(日経ESG 2019年2月)、
「グリーン・トランスフォーメーション戦略」(日経ムック)その他、メディアへの寄稿、セミナー講演多数。
●講 師 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
CG&Eユニット シニアコンサルタント
奥村ゆり 氏
  <講師紹介>
サステナビティ分野を牽引し、気候変動・サステナビリティ経営を推進。
経済産業省のTCFDガイダンス策定、環境省のTCFD実践ガイドの策定に従事。
【主なセミナー講演・寄稿】
「TCFD開示を企業価値向上につなげる」(リスクマネジメントTODAY)他
●日 時 2022年 2月 8日(火) 10:30〜17:30
※本セミナーは、ライブ配信(Zoom)での開催です。
※当日使用のテキスト資料はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関するよくあるご質問はこちらから
●受講料 ◆プログラムT.U.V受講   49,940円【1名につき】
 (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
 (TUVで受講者が異なる場合でも可)
◆プログラムTのみ受講     27,500円【1名につき】
◆プログラムUのみ受講     33,000円【1名につき】
◆プログラムVのみ受講     33,000円【1名につき】
※上記全て、テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター
 (終了しました)
※アーカイブ受講可能 (当日及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴いたします)
 1.受講料は同額となります。
 2.恐れ入りますが、講師への質問は受付できません。
 3.開催日より7〜10営業日以降に配信可能です。
 4.お申込時にご記入いただいたメールアドレスへ収録動画の配信準備ができ次第、視聴用URLなどをお送り致します。
 5.動画の公開期間は公開日より3日間となります。
 (アーカイブ受講をご希望の方は、お申込時に通信欄にその旨ご記入をお願い致します。)

●セミナープログラム●
10:30
|
12:00
T.排出ネットゼロ時代のカーボンプライシングと企業経営への影響

 パリ協定は企業にとっても大きな転機だった。排出ネットゼロを目指すことは当たり前となり、COP26はさらに加速しそうだ。目標を決めれば次は実行だ。しかし、排出ネットゼロは易しい課題ではない。排出量取引の利用も手法の一つだ。政府も排出量取引の環境整備に取り組んでいる。 国際的に活発化している排出取引の現状と課題について紹介する。政府が進める取引環境整備については論点を整理する。また排出ネットゼロ目標に大きな影響を与えるエネルギーの脱炭素化とカーボンプライスも概観する。過熱気味とも言われる民間イニシアティブにも触れながら、企業のリスクマネジメントとその裏に隠れるビジネス機会のヒントを考える。

 1.COP26とカーボンプライシング
 2.排出ネットゼロとオフセットの役割
 3.ボランタリー市場と国内排出量取引環境の整備
 4.エネルギーの脱炭素化とカーボンプライシング
 5.企業のリスクマネジメントと機会 − 事例
 6.質疑応答
(本郷 氏)
13:00
|
15:00
U.カーボンプライシングの海外動向と国内検討状況〜クレジット市場と環境税

 脱炭素社会に向けて、各国で排出量取引や炭素税等のカーボンプライシングが進んできた。本講演では、欧米の状況に加えて、中国や韓国での導入状況、さらにASEAN諸国での検討状況について紹介する。また、北欧、ドイツ、カナダのブリティッシュ・ コロンビアで実施されている炭素税の二重の配当の考え方についても紹介する。欧州で提案された国境炭素価格制度についても紹介する。 その上で、日本におけるカーボンプライシングの制度設計について、環境省・経済産業省での議論を踏まえて、CNのトップリーグ、クレジット市場、そして環境税の議論を紹介する。

 1.欧米だけではなく、アジアでもカーボンプライシングが進展
 2.日本でも脱炭素達成のためのカーボンプライシングが必要
 3.国内では東京都・埼玉県の排出量取引が成功
 4.欧州は輸入品に炭素価格を課す国境炭素調整を提案。
 5.環境省が炭素税を提案
 6.炭素税では税収の使い方が重要
 7.CNのトップリーグとクレジット市場に注目
 8.質疑応答
(有村 氏)
15:30
|
17:30
V.気候変動経営、TCFD、インターナルカーボンプライシングの動向と実践

 企業経営において、気候変動が経営課題になり事業戦略上重要となってきている。気候変動リスク・機会を踏まえた戦略の立案とその実現においては、多数のフレームワークがある中で、TCFDとカーボンプライシングも企業戦略上重要となりうる要素である。 TCFDは、G7での言及や追加的なガイドラインの策定、コーポレートカバナンスコードの改定など大きな動きがみられる。またカーボンプライシングに関しては、欧州等ではカーボンプライシングの上昇や、国境炭素税なども検討されているところである。同時に企業内で炭素価格を設定し低炭素投資を促すインターナルカーボンプライシングといった仕組みも企業内で普及しつつある。 このような外部環境の変化に対して企業が適切な対応を推進することが重要であり、本講演では、気候変動経営の全体像、TCFDへの対応、インターナルカーボンプライシングを活用した企業内での利活用の方向性について解説する。

 1.気候変動経営の全体像
 2.TCFDの最新動向・概要
 3.TCFDの実践
 4.インターナルカーボンプライシングの意義
 5.インターナルカーボンプライシングの動向・事例
 6.質疑応答
(丹 氏)(奥村 氏)