<セミナー詳細>

セミナーコード:20220218   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、バイナリー式を含めた地熱発電における設備技術・蒸気タービン・機器の腐食対策、建設事例
 ならびに、地熱生産井周りの配管、蒸気・熱水二相流輸送配管、飽和蒸気輸送及び飽和熱水輸送、また地熱井
 の掘削技術の実際(坑井仕上げとトラブル事例・対応策)、更には地熱水蒸気とバイオマスの炭化・ガス化技術を
 組み合わせた画期的な水素製造システムなどについて、最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
 変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。
 【青色が会場での講演、緑色がオンラインでの講演となります】

〜富士電機、JFEエンジニアリング、INPEXドリリング、清水建設の方々がご登壇〜
地熱発電の要素技術と最近の動向
〜設備・配管設計、建設事例、掘削、水素製造技術など〜
●講 師 富士電機(株)
発電プラント事業本部 発電事業部
火力・地熱プラント総合技術部 技術課 主任
小林宏典 氏   会 場 
●講 師 JFEエンジニアリング(株)
エネルギー本部 パイプライン事業部 流送設計部 部長
松村忠彦 氏   会 場 
●講 師 (株)INPEXドリリング 顧問
(元)帝石削井工業(株) 代表取締役社長
島田邦明 氏   会 場 
●講 師 清水建設(株)
LCV事業本部 エネルギー事業部 開発2部 技術顧問
児玉一夫 氏   会 場 
●日 時 2022年 2月 18日(金) 10:15〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※ライブ配信受講の方のテキスト資料はセミナー開催日の直前にお送り致します。
※ライブ配信に関するよくあるご質問はこちらから
●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:15
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11:45
T.地熱発電設備の基本技術と建設事例

 1.地熱発電原理と方式
  (1)地熱発電とは
  (2)地熱発電原理とその特徴、
  (3)発電方式(フラッシュ、バイナリー)の選択のポイント
   〜熱源条件、環境条件
 2.ヒートバランス計画のポイント
  (1)フラッシュ式
   〜蒸気圧力、復水器内圧、不凝縮ガス抽出装置の構成
  (2)バイナリー式
   〜サイクル機器の構成、媒体の選定
 3.主要構成機器の紹介
  (1)フラッシュ式
   〜蒸気タービン、発電機、復水器、冷却塔、不凝縮ガス抽出装置〜
  (2)バイナリー式
   〜バイナリータービン、空冷式凝縮器、予熱器、蒸発器〜
 4.地熱発電特有の技術
  (1)蒸気タービンのスケール対策
  (2)蒸気タービンの腐食対策
  (3)発電機の腐食対策
  (4)その他プラント機器の腐食対策
 5.建設事例
 6.最近の動向と展望
 7.質疑応答・名刺交換
(小林 氏)
12:45
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14:00
U.地熱蒸気生産設備の設計技術

 地熱発電プラントの設備の内、今回は、生産井からタービン入口まで及び還元井までの地熱蒸気生産・熱水還元設備を対象に説明する。扱う流体は、蒸気・熱水ではあるが、地熱特有な点に焦点を当て、地熱生産井周りの配管、蒸気・熱水二相流輸送配管、飽和蒸気輸送及び飽和熱水輸送を中心に解説する。

 1.蒸気生産・熱水還元設備とは
 2.蒸気生産・熱水還元技術の概要
 3.生産井周りの配管
 4.二相流輸送配管
 5.蒸気輸送配管
 6.熱水輸送配管
 7.還元井周りの配管
 8.質疑応答・名刺交換
(松村 氏)
14:15
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15:15
V.地熱井の掘削技術 −坑井仕上げとトラブル事例、掘削技術専門学校−

 地熱開発を行うには、開発の各段階で坑井を掘削することが必要となり、その費用は全体開発費の3〜4割になると言われている。地熱井は、試験や生産、還元等により大きな温度変化や腐食性流体にさらされる。この影響により、掘削中はもとより、掘削後に坑井トラブルが発生すると坑井の寿命を短くするだけでなく、周辺の環境破壊や人的事故が発生することがある。このトラブルを防止するためには、坑井の温度条件、採取する地熱流体等に合わせたケーシングパイプの設置やセメンチング、坑口装置の取り付け等の坑井仕上げを行うことが必要である。掘削中ならびに掘削後に発生した仕上げ方法に関係するトラブル事例と対応策を説明する。最後に掘削技術者の不足が地熱開発のボトルネックと言われており、この解決策の一つとして設立準備中の掘削技術専門学校について紹介する。

 1.地熱掘削技術概要
 2.仕上げ計画立案に必要な地下状況予測
 3.ケーシングプログラムの策定
 4.ケーシングの仕様と選択
 5.ケーシングセメンチング方法と選択
 6.坑口装置の仕様と選択
 7.仕上げ方法に関係するトラブル事例
 8.掘削技術専門学校
 9.質疑応答・名刺交換
(島田 氏)
15:30
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16:30
W.地熱とバイオマスを活用した水素製造実証事業について

 地熱水蒸気とバイオマス資源の炭化・ガス化技術を組み合わせて、水素を効率よく直接抽出するという画期的な水素製造システムにより、水素の低炭素化、低コスト化を実現するための実証事業について概説する。

 1.はじめに(プロジェクト概要)
 2.実証事業の設備建設地について
 3.実証事業のスケジュール
 4.実施体制
 5.水素の製造方法
  (1)従来の水素製造方法
  (2)本実証事業の水素製造システム概要
 6.事業展開について
  (1)事業検討フロー
  (2)事業スキーム
  (3)事業展開に向けて
 7.今後の展開
 8.質疑応答・名刺交換
(児玉 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。