●講 師 |
東洋エンジニアリング株式会社 エンジニアリング・技術統括本部 チーフエンジニア(技術部長) |
板谷重基 氏 |
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<職歴> H1年3月、九州大学修士課程を卒業後、東洋エンジニアリング(株)に入社。
R2年6月よりチーフエンジニア(技術部長)に任命される。
<業務内容> 入社後の5年間は、技術研究所、材料研究室にて主に石油化学・石油精製プラント稼働中に
生じた腐食問題の原因究明、対策立案を実施、及び耐摩耗性材料の開発・研究に従事した。
その後、現在の圧力容器・熱交換器を扱う部署に異動し、設計及びエンジニアリング業務を
担当してきた。
現在は、東洋エンジニアリング(株)においてチーフエンジニアとして圧力容器・熱交換器を
中心とした機器に関わる全社的な技術アドバイスを行う立場にある。
また、圧力容器関連の社外委員会に数多く参加している。
<専門分野> 石油精製、石油化学、肥料プラント等の圧力容器・熱交換器関連のエンジニアリング、
肥料プラント用反応器、熱交換器等の開発。
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●講 師 |
東洋エンジニアリング株式会社 エンジニアリング・技術統括本部 機械エンジニアリング部 シニアエンジニア |
佐野元治 氏 |
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<職歴> H4年4月、東洋エンジニアリング(株)に入社。
以降、各種プラントにおける多管式熱交換器をはじめとした伝熱機器の伝熱設計に従事。
H26年6月からR2年3月までテクニカルエキスパートに任命される。
入社以来、多感式熱交換器を中心に空冷式熱交換器、加熱炉の伝熱設計に従事してきた。
現在は、東洋エンジニアリング(株)において海外拠点も含めて全社的な伝熱設計技術の
アドバイス、伝熱関連の研究開発、トラブル解析に従事している。
<専門分野> 石油精製、石油化学、肥料プラント等の熱交換器伝熱設計、
ならびに伝熱流動関連の研究開発。
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●日 時 |
2022年 4月 14日(木) 10:00〜16:30 |
●会 場 |
東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※ライブ配信受講の方のテキスト資料はセミナー開催日の直前にお送り致します。
※ライブ配信に関するよくあるご質問はこちらから
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●受講料 |
49,940円(1名につき) (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円) ※テキスト代、消費税を含む |
●主 催 |
(株)技術情報センター |
【受講対象】
エネルギー・環境関連、化学・石油化学など、各種プラントにおいて熱交換器を扱う、あるいは熱交換器に関心のあるエンジニア・技術・研究・開発・設計・生産・施設・運転管理のご担当の方など。
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【予備知識】
上記対象者で工学の基礎に関する知識のある方であれば専門知識は特に必要ございません。
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【習得知識】
工業用として使われる熱交換器の種類とその構造、伝熱設計の基本とその最適設計方法、機械設計の基本と熱交換器エンジニアリングの流れなどについて、より実際的な知識を習得することが出来る。
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【講師の言葉】
熱交換器(Heat Exchanger)は、文字通り、温度の異なる媒体間で熱を交換する機器の総称である。熱交換器は、エネルギー変換や物質変換プロセスに関わる大規模システムにおいて中枢機器の一つであると同時に、われわれの日常生活を見回しても、冷蔵庫、エアコン、湯沸器、自動車は言うまでもなく、パソコンやオーディオ装置といった本来は熱エネルギーの利用を目的でない機器にも内蔵されている、最も身近な機器の一つといえる。
このように、熱交換器の適用対象は極めて広く、温度・圧力条件や作動流体も千差万別でその種類は非常に多い。
ここではエネルギー・環境関連、石油精製、石油化学、その他の各種プラントの中で使用される熱交換器を中心にその種類や特徴、そして多管式熱交換器などの伝熱設計や構造設計の手順とそのポイント、最適設計のための配慮事項、更には近年要請されている熱交換器の大型化や使用条件の過酷化に対応するヒントなどを解説する。
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【プログラム】
T.熱交換器の種類と特徴
1.多管式熱交換器
1.1 多管式熱交換器の基本形式とその構造
1.2 TEMAタイプ 〜固定頭部、シェル、後頭部〜
1.3 バッフル形式
1.4 チューブ配列
1.5 流路の選定
2.二重管式熱交換器
3.コイル形(単管式)熱交換器
4.空冷式熱交換器
4.1 空冷式熱交換器の長所と短所
4.2 空冷式熱交換器の設計 〜多管式と比較して〜
4.3 吸込通風と押込通風の比較
5.プレート式熱交換器 〜多管式との比較〜
6.スパイラル式熱交換器
7.プレートフィン式熱交換器
U.多管式熱交換器の伝熱設計
1.熱バランス
2.伝熱設計の基本式
3.対数平均温度差
4.総括伝熱係数の算出
5.境膜伝熱係数と圧力損失の算出
5.1 伝熱に関連する無次元数
5.2 管内単相流の熱伝達と圧力損失
5.3 シェル側熱伝達およびストリーム解析
5.4 凝縮器の設計
5.5 蒸発器の設計 〜沸騰曲線〜
6.二重管式熱交換器の伝熱設計
6.1 内管と外管寸法
6.2 伝熱計算方法及び設計
V.多管式熱交換器の振動解析
1.固有振動数
2.気柱振動数
3.流力弾性振動
4.カルマン渦振動数
5.乱流励起振動数
6.振動判定基準
7.振動トラブル事例
8.振動対策事例
W.伝熱促進の方法
1.ローフィンチューブ
2.ハイフラックスチューブ
3.ロッドバッフル
4.EMBaffle
5.Helixchanger
6.ツイストチューブ
7.管内伝熱促進
X.多管式熱交換器の伝熱設計の実際
1.伝熱設計の手順
2.伝熱最適設計のための方策
3.伝熱設計プログラム 〜HTRI、HTFS〜
4.設計例と計算例
Y.多管式熱交換器の機械設計の実際
1.機械設計の手順
2.材料選定
3.法規・規格
4.構造設計上の配慮点
4.1 熱応力や熱変形に対する考慮
4.2 保守性改善のための配慮
4.3 漏れ防止対策
5.大型熱交換器設計上のヒント
Z.質疑応答
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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