10:20 | 11:50
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T.CO2分離回収技術の概要、動向および展望
〜DAC(Direct Air Capture)技術を含めて〜
「カーボンニュートラル」の達成に向けては、再生エネルギー、エネルギー効率化・省エネの推進、エネルギーの電力化、などあらゆる手段を総動員する必要がある。主要な手段の一つが、CCUS、すなわちCO2回収・利用・貯留である。我が国においては、CO2を炭素資源と捉えて再利用する「カーボンリサイクル」をカーボンニュートラル実現に向けたキーテクノロジーとして位置づけ、2019年に当該技術ロードマップが策定され、2021年には当該ロードマップが改訂され、取り組みの加速やのDAC(空気からのCO2回収)の必要性も認識されるようになった。本講でカーボンリサイクルの基盤であるCO2分離回収技術について、概要と基礎、研究開発動向、DAC等の最新トレンド、課題や展望等について概観する。
1.CO2分離回収技術の概要
2.各種CO2分離回収法の特徴
3.アミン系CO2分離回収技術の基礎
4.CO2分離回収技術開発の事例と動向
5.DAC(Direct Air Capture)の技術動向
6.課題・展望・まとめ
7.質疑応答・名刺交換
(山田 氏)
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12:50 | 14:05
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U.DDR型ゼオライト膜によるCO2分離回収技術とCCS・CO2-EORへの取り組み
CCS・CO2-EORは脱炭素社会への移行を支える技術として非常に期待が高まっている。本講演では、CCS・CO2-EORの普及に向けた日揮の取り組みを紹介する。特に、CCSの低コスト化に貢献する独自のCO2分離回収技術「DDR型ゼオライト膜」及び「高圧再生型CO2回収技術HiPACT」に関して詳しく説明する。
1.CCS・CO2-EORへの期待と課題
2.CCS・CO2-EORの普及に向けた日揮の取り組み
3.CO2分離回収技術「DDR型ゼオライト膜」・「高圧再生型CO2回収技術HiPACT」
4.質疑応答・名刺交換
(村上 氏)
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14:20 | 15:35
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V.電源開発における二酸化炭素分離回収と利用の取組み
J-POWERは2021年2月に「J-POWER BLUE MISSION 2050」を公表し、2050年に向けカーボンニュートラルと水素社会の実現を目指すことを宣言した。本講演では当社のカーボンニュートラルの実現に欠かせないCCUSについてCO2分離・回収や利用の技術開発に加え、CO2貯留に関する取組みも含めて紹介する。
1.「J-POWER BLUE MISSION 2050」概要紹介他
2.当社のCO2分離・回収の取組み
3.当社のCO2有効利用にむけた取組み
4.当社のCO2貯留に向けた取組み
5.質疑応答・名刺交換
(佐藤 氏)
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15:50 | 16:50
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W.ケミカルルーピング燃焼技術開発の進捗
〜CO2分離・回収に新たなエネルギーを必要としない技術開発〜
CO2分離・回収に新たなエネルギーを必要としないケミカルルーピング燃焼技術(CO2分離型化学燃焼技術)が近年注目されている。今般、ケミカルルーピングに使用する酸素キャリアの性能、世界及び日本の技術開発の進捗を紹介する。
1.ケミカルルーピング燃焼反応
2.ケミカルルーピングに使用する酸素キャリア
3.世界のケミカルルーピング燃焼技術開発動向
4.日本のケミカルルーピング燃焼技術開発の進捗
5.質疑応答・名刺交換
(齊藤 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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