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T.航空業界の気候変動対策とJALグループの取り組み
脱炭素社会に向け、航空業界においては国際民間航空機関(ICAO)が 2016 年第39回総会においてCORSIA(Carbon Offsetting and Reduction Scheme for International Aviation)の導入を決定した。この制度では国際線運航社が2019年以降のCO2排出量を増加させないとするグローバル削減目標を決議し、各種施策にて排出削減を図るとともに、市場メカニズムを活用したクレジット制度を構築することを決定した。JALグループにおいても2050年CO2排出量実質ゼロの目標を設定し、ロードマップに基づいた種々取組みを展開している。航空業界の気候変動対策とJALグループ取組みの概要と共に、CO2排出量抑制の最重要施策の一つである持続可能な航空燃料SAFの導入について紹介する。
1.航空業界の気候変動対策
2.JALグループの取り組み
3.SAFの現状
4.質疑応答・名刺交換
(落合 氏)
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U.フィッシャー・トロプシュ(FT)合成による持続可能な航空燃料(SAF)製造
脱炭素の流れは航空輸送分野も例外ではなく、電動航空機や水素燃料航空機の開発が進められている。一方、中大型機による中長距離輸送においてはエネルギー密度の観点から液体炭化水素燃料が不可欠とされ、既存の航空燃料インフラと航空機に変更を加える必要がない「ドロップイン」代替航空燃料がASTMにより認証されている。中でもフィッシャー・トロプシュ(FT)合成による代替航空燃料”FT-SPK”が最初に認証され、原料多様性と技術的汎用性から、持続可能な航空燃料”SAF”の中心となることが期待されている。当社が参画し2017年度から2021年度にかけて実施した「NEDO委託SAF製造実証事業」ではバイオマスガス化・FT合成にて製造した持続可能な航空燃料(SAF)全量が国内で初めてASTM規格に合格し世界初の商用定期便への給油が実現した。本講演では同実証事業を中心にFT合成によるSAF製造技術と商業生産・供給の展望について報告する。
1.SAF製造技術の概要
2.NEDO委託ガス化FT合成によるSAF製造実証事業
3.SAF商業化への取り組み
4.質疑応答・名刺交換
(小嶋 氏)
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V.日本初の国産SAF商用化を目指した取り組み
技術的な観点から脱炭素化が最も困難と言われている航空セクターにおいてSAFは極めて有効な脱炭素手段と位置付けられており、世界でSAF、あるいはその原料の争奪戦が始まっている。このような状況において、日揮グループは日本国内で確実にSAFを供給できる体制を整える為、国内で排出される廃食用油を原料とした資源循環による国産SAFの商用化に取り組んでいる。実現すれば日本初となる国産SAF商用化の取り組み状況や課題などについて紹介する。
1.SAFについて
2.日揮グループが取り組むSAF事業について
3.ACT FOR SKYについて
4.質疑応答・名刺交換
(西村 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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