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T.ガス発酵微生物を用いた化成品原料・燃料の合成技術
カーボンニュートラルである糖を原料とする発酵技術は良く知られているが、近年、合成ガス、さらに水素をエネルギー源としてCO2を直接発酵するガス発酵技術が注目されている。本講演では、ガス化発酵の原理、ガス発酵微生物を用いた化成品原料や燃料製造技術の可能性について、当研究室の取り組みを含めて紹介する。
1.ガス発酵微生物とは
2.ガス発酵と糖発酵
3.ガス発酵の原料
4.ガス発酵による化成品原料・燃料生産の開発動向
5.質疑応答
(中島田 氏)
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11:30 | 12:40
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U.CCSをsustainableな温暖化防止技術に
〜地下微生物を利用した地中貯留CO2の再資源化技術〜
2050年カーボンニュートラルに向けてCO2の排出削減に寄与する技術として CCS(CO2の分離回収、地中貯留)に大きな期待がかけられている。当該技術は既に確立されたものであり、現時点で30件近くの大規模CCSプロジェクトが世界で稼働しているのは周知の通りである。
一方で、将来的な懸念としてCCSのCO2地中貯留キャパシティーは有限であり、かつ貯留されたCO2は廃棄物となり、再利用されないという点で、真にsustainableな技術とは言い難いとも考えられる。本講演では、CCSをsustainableな技術とするための、地中貯留されたCO2の地下微生物による再資源化技術につき紹介する。
1.研究背景
2.持続型炭素循環技術としてのCO2の再資源化
3.CO2のメタン変換技術の研究動向
4.油、ガス田への適用性評価
5.まとめ
6.質疑応答
(前田 氏)
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13:50 | 15:05
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V.電力等をエネルギー源とする非光合成微生物を用いた二酸化炭素資源化技術
生物を利用した二酸化炭素資源化技術は、無機触媒技術と比較し反応速度には劣るが多様な有機物(ポリマー原料、液体燃料、食料)を合成可能という絶対的なアドバンテージを持つ。しかし現行の光合成生物を利用する技術では、低い反応速度(生産性)、食料との競合、多量の水の要求といった課題がある。本セミナーでは、それらの課題を解決しうる新技術として、光の代わりに電気、および電解により得られる水素等をエネルギー源とする非光合成微生物を用いた二酸化炭素資源化技術を紹介する。
1.二酸化炭素資源化技術の必要性
2.無機触媒技術と生物利用技術の比較
3.光合成利用技術と非光合成利用技術の比較
4.非光合成微生物を用いた二酸化炭素資源化技術
5.質疑応答
(加藤 氏)
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15:20 | 16:30
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W.Co-Creation Circular economy(共創する資源循環社会)
佐賀市では、バイオマス資源の域内有効活用やカーボンリサイクルなどをキーとして、無理のない自然体で取組むことのできる資源循環経済を目指しております。
1.バイオマス産業都市さが
2.清掃工場カーボンリサイクル事業
3.下水浄化センターの資源循環
4.藻類産業創出
5.カーボンリサイクルの新たな役割
6.全ての人に共感される事業を目指して
7.質疑応答
(川原田 氏)
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