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T.海外の植物工場市場/事業に関する最新動向と展望
近年、国内のみならず海外にて人工光型植物工場の研究開発および国際事業展開が活発化している。欧米をはじめ世界の多くの地域で大規模工場の新設に向けた動きも進展している。
本講演では、世界における植物工場の課題や最新動向、植物フェノタイピング技術など含め次世代植物工場の今後の発展方向性・可能性について紹介する。
1.植物工場の定義と課題
2.世界の動向
3.国内の動向
4.次世代植物工場
5.今後の発展方向性
6.質疑応答・名刺交換
(林 氏)
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12:50 | 14:10
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U.トヨタ紡織発の技術で植物工場のコストが変わる。TB-Blue法
最近の植物工場は、LED照明が基本となり、大型化、小型化(店産店消)の両方向の流れが鮮明になってきている。植物工場はその規模にかかわらず固定費負担が大きな装置産業であり、令和3年度の施設園芸協会のアンケートによれば、黒字経営の植物工場は全体の25%に過ぎない。
弊社は、トヨタ紡織株式会社と共同で青色光を活用した高速栽培法「TB-Blue法」を開発している。本法は全ての植物工場に適用可能な技術で、工場の生産コストを大幅に低減することが期待できる。
本講演では、TB-Blue法の原理と特徴を示しながら、その採用による経済効果を解説し、今後の植物工場の進むべき方向性について考えたい。
1.植物工場のコスト構造について
2.高速栽培法の紹介
3.TB-Blue法の導入と検証に向けた4ステップ
4.実施例 店産店消と商業規模生産工場
5.今後の発展の方向性
6.質疑応答・名刺交換
(鈴木 氏)
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14:30 | 15:30
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V.植物工場を利用した高機能物質生産の現状と展望
植物が生産する二次代謝物質は多種多様であり、この中には人工合成できない生理活性物質や高機能物質などが含まれる。例えば、薬用植物には人の免疫系や代謝に少量で作用する生理活性物質が含まれており、環境ストレスの付与などで、これらを高濃度化する技術開発が進められている。他方、遺伝子導入やゲノム編集技術により、植物の代謝系を利用したワクチン生産や高機能生物質生産も行われており、一部は商業生産されている。
本講演では、これまで植物工場で研究開発されてきた高機能物質生産について紹介し、環境制御によるさらなる効率生産を展望する。
1.植物が生産する二次代謝物質の多様性
2.薬用植物による生理活性物質生産
3.園芸植物による高機能物質生産
4.遺伝子組換え、ゲノム編集植物による高機能物質生産
5.環境ストレスを利用した高効率物質生産
6.今後の展望
7.質疑応答・名刺交換
(彦坂 氏)
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W.特許技術を植物工場に利用したイチゴの複数年無農薬栽培/世界の動向
MD-Farmが取得したイチゴの通年連続開花特許技術を基に、高い収量を実現した閉鎖型植物工場でのイチゴの栽培の紹介。
フードサプライチェーンの変化と共に世界から注目を浴びる植物工場の発展性とその可能性について紹介する。
1.魅力的なイチゴ市場
2.MD-Farmの植物工場とは
3.マーケットを考えた植物工場の設計と展開
4.世界的な注目と動向
5.質疑応答・名刺交換
(松田 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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