●講 師 |
国立研究開発法人 物質・材料研究機構 独立研究者 |
阿部英樹 氏 会 場 |
●講 師 |
国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学 准教授 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 安全科学研究部門 クロスアポイントメントフェロー |
朝原 誠 氏 会 場 |
●講 師 |
芝浦工業大学 工学部 応用化学科 教授 一般社団法人 水素エネルギー協会 副会長 |
野村幹弘 氏 会 場 |
●講 師 |
東北大学 電子光理学研究センター 特任教授 |
岩村康弘 氏 会 場 |
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<略歴> 1990年、東京大学工学系大学院 原子力工学専攻 博士課程修了 工学博士
1990年、三菱重工業(株) 基盤技術研究所
2001年、三菱重工業(株) 高砂研究所
2003年、三菱重工業(株) 先進技術研究センター 主席研究員
2011年、三菱重工業(株) 先進技術研究センター グループ長
2014年、技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構 三菱重工横浜分室長 (兼務)
2014年、三菱重工業(株) 横浜研究所 グループ長
2015年、国立大学法人 東北大学 電子光研究センター 凝縮系核反応共同研究部門 特任教授
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●日 時 |
2022年 12月 23日(金) 10:00〜16:35 |
●会 場 |
東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。
※アーカイブ受講可能 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.恐れ入りますが、講師への質問は受付できません。
3.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
4.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
5.動画の公開期間は公開日より3日間となります。
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●受講料 |
49,940円(1名につき) (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円) ※テキスト代、消費税を含む |
●主 催 |
(株)技術情報センター |
10:00 | 11:00
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T.ガス循環システムによるメタンからの二酸化炭素ゼロエミッション水素製造
来るべき水素社会に向け、製造に際して大気中二酸化炭素濃度の上昇を伴わない「二酸化炭素ゼロエミッション水素」の安価・大量製造技術の開発が喫緊課題となっている。
本講演では、天然ガスやバイオガスの主成分である「メタン」からの二酸化炭素ゼロエミッション水素製造を可能にする「ガス循環型水素製造システム」の開発に関する最新の取り組みを紹介する。
1.二酸化炭素ゼロエミッション水素をめぐる動向
2.炭化水素資源からの二酸化炭素ゼロエミッション水素製造における課題
3.ガス循環システムによるメタンからの二酸化炭素ゼロエミッション水素製造
4.今後の課題と展開
5.質疑応答・名刺交換
(阿部 氏)
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11:15 | 12:35
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U.メタン熱分解によるターコイズ水素の製造システム
メタンを加熱すると“水素”と“炭素”に分解される。今、このメタン熱分解反応から生成される「ターコイズ水素」が、世界的に注目されている。ターコイズ水素製造装置は、都市ガス導管により供給される都市ガスを原料とし、要地においてオンサイトで水素を製造することができる。そのため、大規模なインフラ整備を必要とせずに低コストで水素エネルギーへの変換が実現する。さらに、副産物である炭素の材料利用による、大幅なコスト削減が期待されている。
本講演では、メタン熱分解の基礎から、最新のメタン熱分解水素製造システムの技術開発例を紹介する。
1.はじめに
2.メタン熱分解の基礎
・触媒の作用
・生成炭素
3.メタン熱分解の応用研究・システム開発例の紹介
・Ni系触媒を使用したメタン熱分解装置
・水素燃焼加熱型のメタン熱分解装置
・溶融媒体中のメタン熱分解装置
・製鉄排熱を利用したメタン熱分解装置
4.水素エネルギー社会におけるターコイズ水素の役割
5.質疑応答・名刺交換
(朝原 氏)
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13:40 | 15:00
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V.熱化学ISプロセスによる高効率水素製造の開発状況
太陽熱など高温熱源の効率的な利用方法として、熱化学水素製造法による水素製造がある。熱化学ISプロセスは、熱化学水素製造法の一つであり、触媒となる添加物をリサイクルさせることで、1000℃以下の熱源から、水を原料として水素と酸素を得る方法である。太陽電池による発電と水の電気分解を組み合わせる水素製造法と比較すると、水素製造効率が非常に高いことが特徴である。熱化学法ISプロセスの添加物は硫黄とヨウ素であり、リサイクルのための分離の効率化がポイントなる。そこで、近年検討されている膜分離ISプロセスの技術的動向についてまとめる。
1.熱化学水素製造法
2.膜分離ISプロセス
2.1 膜分離ISプロセスの概要
2.2 HI分解反応
2.2.1 水素選択透過シリカ膜の開発
2.2.2 膜安定性および多孔質基材の改良
2.2.3 水素透過型膜反応器
2.3 膜ブンゼン反応
2.3.1 放射線グラフト法を利用したカチオン交換膜の開発
2.3.2 カチオン交換膜の強酸雰囲気での安定性向上
2.3.3 電極触媒の改善
2.3.4 シリカ膜による硫酸水溶液濃縮
2.4 硫酸分解反応
3.まとめ、開発の要点、将来展望
4.質疑応答・名刺交換
(野村 氏)
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15:15 | 16:35
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W.量子水素エネルギー (Quantum Hydrogen Energy;QHE)に関する研究開発状況と
今後の展望
ナノスケール金属複合材と水素の量子現象により誘発される量子水素エネルギー(QHE)は、同量の水素燃焼反応の1万倍以上の熱が発生し、CO2や放射線を出さないクリーンで安全な新エネルギー源である。
本講演ではQHE研究開発の現状と今後の展望について説明する。
1.量子水素エネルギー(QHE)とは
2.当グループの研究開発状況
3.世界のQHE関連研究開発状況
4.今後の展望
5.質疑応答・名刺交換
(岩村 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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