●講 師 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門 首席研究員 株式会社ナノブルー 取締役 博士(理学) |
川本 徹 氏 会 場 |
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<略歴> (国研)産業技術総合研究所にて放射性セシウムやアンモニア・アンモニウムの吸着材研究開発
に従事。現在は産総研では首席研究員として継続して研究開発を進める一方、吸着材販売を
手掛ける(株)ナノブルー取締役としても活動。2020年よりムーンショット型研究開発事業のPMと
して1国研、10大学、5民間企業からなるプロジェクトを推進。
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●講 師 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門 ナノ粒子機能設計グループ 主任研究員 博士(工学) |
南 公隆 氏 会 場 |
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<略歴> (国研)産業技術総合研究所で放射性セシウムやアンモニア・アンモニウムの吸着材研究開発に
従事。特に、吸着材を活用するためのプロセス設計や実証試験の実施を主に担当。
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●日 時 |
2023年 2月 15日(水) 13:15〜16:45 |
●会 場 |
東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。
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●受講料 |
44,000円(1名につき) (同時複数人数お申込みの場合1名につき38,500円) ※テキスト代、消費税を含む |
●主 催 |
(株)技術情報センター |
【習得知識】
・窒素化合物排出の観点からの廃水、排ガス処理における世界の動き
・廃水・排ガス処理における窒素化合物処理法の最新技術開発の動向
・排ガス中アンモニア・廃水中アンモニウムの回収方法南
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【講演要旨】
2022年3月の国連環境計画総会では、環境への窒素廃棄物の放出を削減する決議がなされるなど、窒素廃棄物への注目が集まっている。窒素廃棄物には、排ガス中のアンモニア・NOx、廃水中のアンモニウム、窒素含有有機物などが含まれる。現在、これらは処理を行い、低減した上で排出されているが、その処理に要するエネルギーが大きい、処理が不十分、などの課題もある。国内では、ムーンショット型研究開発事業において、窒素化合物の排出削減、資源転換を目指す研究開発が進められている。また、窒素化合物処理は悪臭や富栄養化などの直接的な悪影響もあり、直近のニーズも多様である。窒素循環技術やそこから派生した技術はこのような直近のニーズへの適用も期待されている。
本セミナーでは、T.特に鉱工業、産業活動などから窒素化合物を取り巻く最近の世界の動向を紹介する。U.さらに、特に鉱工業、産業活動などで実用化が期待される対策に着目し、ムーンショット型研究開発事業における開発中の技術を紹介する。V.最後に、講師らが開発を進めているアンモニア吸着材の特長、活用法について紹介する。T.U.は川本徹氏ご担当、V.は南公隆氏ご担当。
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【プログラム】
1.背景
1.1.窒素化合物生産と排出に伴う課題
1.2.窒素排出削減に向けた世界の動き
1.3.期待される窒素循環社会
2.現在の窒素化合物処理法の概要
2.1.排ガス中窒素化合物処理
2.2.廃水中窒素化合物処理
3.窒素循環技術の開発動向
3.1.排ガス中窒素化合物循環技術
3.1.1.排ガス中NOxのアンモニア変換技術
3.1.2.排ガス中アンモニアの回収技術
3.2.廃水中窒素化合物循環技術
3.2.1.廃水中窒素化合物のアンモニア変換技術
3.2.2.水中アンモニアの回収技術
(川本 氏)
4.アンモニア吸着材の開発動向
4.1.アンモニア吸着材の種類
4.2.コア材料としてのプルシアンブルー型錯体(PB)
4.3.吸着材のマルチスケール構造デザイン
4.4.気相アンモニア(NH3)吸着材
4.4.1.PB系NH3吸着材の特長
4.4.2.NH3吸着材の用途
4.4.2.1.畜産排ガス
4.4.2.2.産業排ガス
4.5.水相アンモニア(NH4+)吸着材
4.5.1.PB系NH4+吸着材の特長
4.5.2.NH4+吸着材の用途
4.5.2.1.下水・畜産廃水
4.5.2.2.産業廃水
(南 氏)
5.質疑応答(適宜)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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