<セミナー詳細>

セミナーコード:20230601   このセミナーの受付は終了しています


ただ今受付中! 2024年6月25日「脱炭素、CO2削減の要!ガス、電力単価高騰時代に向けた
最新熱回収の考え方と自然エネルギーをフル活用した
熱交換、ヒートポンプ、暑熱対策の最新事情(実際)の公開」セミナーはこちら

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      ※別画面で開きます
★脱炭素・CO2削減の必要性が増大する中、排熱・低温熱・未利用熱の活用ニーズが高まっているが、実際の現場では
 熱が有効利用されることなく大量廃棄されており、その多くが『熱交換』というものが最適化されていない、または既存の
 設備をそのままに引き継いでいるだけで具体的にどうしていいか分からないという現場が見受けられる。
★本セミナーでは、熱の基礎から考え直す熱交換の方法から、最新の熱交換器と関連機器・要素技術ならびに、具体的な
 工場・設備のCO2削減対策、様々な排熱回収事例などに至るまで、“排熱回収専門”熱交換器エンジニアリングメーカー
 として多くの実績と経験を持つ岩澤氏より、実践的な内容を詳説頂きます。
★恐れ入りますが、講師と同業他社に所属の方の受講はお断りする場合がございます。

脱炭素、CO2削減の要!ガス、電力単価高騰時代に向けた
最新熱回収の考え方と自然エネルギーをフル活用した
熱交換、ヒートポンプ、暑熱対策の最新事情(実際)の公開
−低〜中温排熱回収と熱融通でエネルギー使用量の大幅削減方法と事例紹介、
経年汚れ、腐食も考慮した徹底した地球を暖めない省エネ設備を導入していますか?−
●講 師 MDI株式会社 代表取締役 岩澤賢治 氏   会 場 
  <講師紹介>
千代田化工建設(株)、米国 Marley Cooling Tower(現SPX)、
日本法人マーレージャパン、Alfalaval(アルファラバル)を経て
2005年12月、MDI(株)設立、現在に至る。
●日 時 2023年 6月 16日(金) 10:30〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【講師の言葉】

 MDIは日本で唯一の“排熱回収専門”熱交換エンジニアリングメーカーとして多くの実績と経験を持つため最近では北海道から九州まで業界問わず工場の視察、CO2削減ポテンシャル診断、改善を行うことが多くなった。2021年から我が国日本においても、ようやくCO2削減の模索、2050年問題の解決策、SDG’s対応などのニーズが多く発生している様相となったがしかしながら、立派な大手上場企業ですら、見た目だけの環境対応、エコ活動のみを行っている現場が目に付く。
 最近の猛暑で多くの方が倒れ、亡くなっており、2018年の連続した巨大台風で多くの住宅や施設が倒壊し未だに完全復旧していない。都会周辺の強い酸性雨はステンレスを錆びさせてしまい、配管溶接する人は言われもないクレームを受けてしまう事例が急増している。これらはすべて人災だと思うべきである。
 大切なのは地球を暖めないということ。工場の省エネ担当者から多くの事例・実績を知りたいとの要望が増えているが、熱の基礎を理解しないまま多くの事例を知っても自社の現場に活かせることが少ないため、本講座では熱の基礎から応用につながる考え方と実例を多く説明することとする。
 また今後の経年による性能劣化(スケール、SS、スライム)対策に必要なアイテム、メンテナンス方法を一部解説する。

【プログラム】

※よりよいセミナー実現のため、参加者のご要望をお伺いし、ご講演内容や順序などの流れが
 多少変更になる可能性がございます。(大枠の変更はございません)
 また、事前のご要望により講演内容の一部を省略して質疑応答に時間をかける場合もございます。



 1.熱とは

  (1)熱の種類、基礎 〜熱の第一法則と第二法則を知れば完璧
  (2)実際の熱ロス 〜30℃以上の排熱を見つける
  (3)熱の基礎から考え直す熱交換の方法
  (4)環境のために温度差発電?その前にやるべきことやってください。
    省エネ、CO2削減の対策の順番を知る


 2.最新の熱交換器および関連アイテムラインナップ
   〜プレート式熱交換器とシェルチューブ式、フィンチューブしか知らない?
    本当はそれすらも知ったつもりじゃない?〜


  (1)排ガス/液用プレート式 モジュール構造
   ・無圧蒸気、ボイラ排気、ベーパーコンデンサ用、炊飯、製麺排気、リネン排気
  (2)コンプレッサエアー、エンジン排ガス用SUS316プレート式
   ・アフタークーラー、エンジン排気ガス、減圧ガス
  (3)気体/液用超高効率アルミプレートフィン式(150℃以下)
   ・熱効率最大80%以上、潜熱回収、小型、耐腐食設計モデル、低圧力損失の両立
    (エコノマイザ後のガス燃焼排気、半導体小型集塵機排気、
    アフタークーラー高効率+低圧力損失化の実現)、
    井水冷房用“下げろ!デマンド君HYPER”

  (4)汚水熱回収用腐食設計チタンコルゲート2重管
   ・カット野菜工場排水、牛舎糞尿熱回収ヒートポンプ熱源用
  (5)超小型10馬力ヒートポンプチラー“BLACKBOX”の技術説明
   ・1台の熱交換器で蒸発、凝縮、スーパーヒーター、サブクーラーを実現
    “スクロール式では最高のCOP出力を現場実測で達成”
  (6)水中のSS汚れ(砂、さび、火山灰)対策用マルチサイクロンと、赤水対策用ガラスパールろ過器
    高効率熱交換器のリスクであるSS汚れ成分の簡単な分離、除去アイテム
  (7)油煙、排ガスPM、工作機械現場の油ミスト対策用 アルミ腐食ゼロ、
    やけどしないPH13のアルミ熱交換器用専用洗浄液
    〜ダイナミックデスケーラーとダイナミックGC-S〜の開発と実績について

  (8)熱エネルギーコンサルタント、CO2削減ポテンシャル診断
    熱の基礎、現場の熱機器保守の考え方


 3.工場・設備のCO2削減対策、環境改善対策の盲点と改善例

  (1)省エネ機器を設置して、CO2削減が出来ていない実例
   〜機器を交換すれば省エネが完了!と考えるところに落とし穴がある
  (2)チラーの放熱方法による消費電力の違いの実情
    なぜ某社製の空冷チラーは水冷チラーよりも効率よく冷えるようになった?
   〜空冷と水冷、同一コンプッレサを前提とした冷却温度による消費電力の違いの説明
  (3)暑熱対策は、エアコン?加湿冷房?最後はGHP?それだから地球が暑くなるのも当然
   〜過去の日本人に習う自然エネルギーによる冷房システムの最新事例
   ・炉の熱が暑いから換気扇増設+スポットエアコン?固定観念が熱の基本からは逸脱
   ・冷風扇、ミスト散水は冷房ではない、熱中症問題、アルミ製品の錆び問題、レジオネラ菌問題続出
   ・最新井水利用の除湿冷房熱交換器“下げろ!デマンド君HYPER”の設計思想
   ・自然エネルギーを利用した超高効率空調最新情報(フリークーリングを含む)
    〜暑さ指数の考え方
    空気線図で考える冷房と加湿による空気温度低下の比較
  (4)液化天然ガスのベーパライザのための温水製造をボイラゼロ化させる方法
  (5)ベーパーコンデンサの考え方を間違うと、CO2増加システムとなる事例


 4.排熱回収とは 〜具体的事例〜

  (1)熱回収の考え方 〜気が付かない排熱が膨大な利益を排出
    ある某大手自動車半導体実装工場内の自然エネルギー利用による空調コスト削減事例
  (2)熱交換器とヒートポンプの違い 〜基本的な設計思想の再認識
  (3)蒸気ボイラの基本と省エネの見方 〜タンク温度が温まっているから省エネしている?
  (4)ヒートポンプの基礎:冷媒ガスの種類と温度範囲、特徴から考えるお得な使い方
  (5)排熱回収熱交換器とヒートポンプを組み合わせた超高効率システム例
  (6)都市ガス、LPガス燃焼排ガス中の熱回収での注意点と対策事例
  (7)食品工場の乾燥炉排気熱回収、吸気のプレ加熱省エネ
  (8)塗装排気の熱回収と吸気加熱、洗浄槽の加温
  (9)押出成型機の原材料の粉・顆粒のプレ加熱と作業環境の冷房の両立による電力投入量の削減
  (10)スプレードライヤーの排気熱回収、吸気加熱によるLPガス削減
  (11)コンプレッサのオーバーヒート対策:機械効率アップとボイラ給水加熱の両立
  (12)再生可能エネルギー利用のシステムの考え方
   〜地熱やエンジン熱利用におけるバイナリー温度差発電プラントの熱交換器としての注意点、
    バイオマスボイラー、バイオマスガス発電プラントにおけるチップ乾燥の盲点



 5.質疑応答<適宜> 名刺交換など。
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

関連セミナー実績

2022. 2.17 最新熱回収と熱交換器・ヒートポンプ・熱対策
2021. 4.20 最新熱回収と熱交換器・ヒートポンプ・熱対策