<セミナー詳細>

セミナーコード:20230603   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、粉砕および粉砕装置の基礎知識から、粉の動きを理解し、所望する粉体特性を得るために、
 粉砕機の選定、操作条件の決定、砕成物の評価、ボール(ビーズ)ミルの設計、スケールアップ法、最新の
 研究などについて、斯界の第一線でご活躍中の加納博士に詳説頂きます。

〜所望する粉体特性(粒子径、粒子径分布など)を得るために〜
粉砕の基礎・ボール(ビーズ)ミルにおける
粒子径変化予測・操作条件最適化及び最適設計法
●講 師 東北大学
多元物質科学研究所
金属資源プロセス研究センター
機能性粉体プロセス研究分野 教授
博士(工学)
加納純也 氏   会 場 
●日 時 2023年 6月 27日(火) 13:00〜17:00
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

●受講料 44,000円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき38,500円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【受講対象】

主に粉砕機の利用(ユーザ)・開発(メーカ)および粉体に関連する操作に関わるエンジニア・技術・研究・設計・設備担当者の方々等。
【予備知識】

上記対象者であれば予備知識は特に必要ございません。
【習得知識】

粉砕機構、粉砕機の選定、操作条件の決定、砕成物の評価、ボール(ビーズ)ミルの設計、スケールアップ法、最新の研究など粉砕に関わる全般的知識の習得が可能です。
【講師の言葉】

 粉砕は物づくりの最初のステップであり、様々な材料の機能性を左右する重要な操作である。粉砕する物質の特性はもちろんのこと、物質の仕込み量や回転速度などの粉砕機の操作条件によって粉砕挙動は異なり、あらかじめ予測して粉砕することは極めて難しい。まずはこれだと思う粉砕機を選定し、一般的な条件で粉砕を行ってみるといった根拠もなく粉砕を行うしかない状況は今も続いている。この原因は、粉砕機構がいまだ十分に解明されていないことにある。一方で、粉砕へのニーズは未だ多くある。例えば、粉砕の効率を上げたい、より微細な粒子がほしい、粒子径分布をシャープにしたい、結晶構造は破壊しないように粉砕したい、摩耗粉(磨耗粉)の発生量を抑制したい、など。
 本講義では、粉砕の基本から、コンピュータシミュレーションを活用した粉砕機構の解明、粉砕過程における粒子径の予測、ボール(ビーズ)ミルの設計と操作の最適化、摩耗粉(磨耗粉)の発生量の予測法、ボールミルのスケールアップ法などについて説明する。

【プログラム】

T.粉砕および粉砕装置の基礎知識

 1.粉砕とその目的
 2.破壊の機構
 3.粉砕装置とその分類
 4.砕成物とその粒子径分布


U.ボールミルの種類・特徴と選定

 1.ボールミルの種類
 2.ボールミル
 3.ビーズミル
 4.試料から見たミルの機種選定
 5.粉砕の雰囲気の影響


V.ボールミリングにおける課題

 1.ボールミリングの現状
 2.ボールミリングの条件設定
 3.ボールミリングの課題


W.ボールミルのシミュレーション

 1.離散要素法
 2.ボールミルへの離散要素法の適用
 3.パラメータの設定


X.ボールミルにおける粒子径予測

 1.粒子径変化の把握
 2.粉砕機構
 3.粉砕を支配するパラメータの抽出
 4.粒子径変化を予測する方法
 5.粒子径分布の予測


Y.ビーズミルの最適化

 1.ビーズミリングの現状
 2.ビーズミルのシミュレーション
 3.ビーズミルにおける粒子径変化の予測
 4.コンピュータシミュレーションによるビーズミルの最適化
 5.摩耗粉(磨耗粉)の発生量の予測と抑制


Z.ボールミルのスケールアップ



[.先進離散要素法による粒子破壊過程のシミュレーション



\.質疑応答
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。