10:20 | 11:50
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T.サーキュラーエコノミーから見たPVパネルリユース・リサイクルの動向
PVパネルの循環をサーキュラーエコノミーの視点で見て、循環利用のポイントを示す。リユースとリサイクルは本来対立するものではないが、短い視点で考えると廃パネルの争奪競争を行う可能性もある。それらの点を考慮し、小さな循環と大きな循環の組み合わせ、最大の資源効率を達成する必要がある。本講演は、リユース、リサイクルの流れをスムースに結びつけるためのシステム・技術の在り方について解説を行う。
最後にリユース、リサイクルの実践例として、現在福岡県リサイクル総合研究事業化センターで行っているPVパネル保守・リサイクル協会について紹介し、これからの動きをまとめる。
1.はじめに サーキュラーエコノミーとPVパネルの循環
2.PVパネルのリユースの課題とリユースのための技術
3.PVパネルのリサイクルの問題点と技術
4.福岡県太陽光発電(PV)保守・リサイクル促進協議会
5.まとめ これからの動向
6.質疑応答・名刺交換
(中村 氏)
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13:00 | 14:10
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U.太陽光パネルリサイクルシステム〜熱分解処理と高度選別技術
使用済み太陽光パネルのリサイクル(資源循環)を促進することを目的に、廃棄された太陽光パネルの樹脂成分を熱分解処理後、素材毎に回収する高度選別技術を環境省実証事業において開発した。本システムでは高度選別により、金属(アルミ、銅、銀)は精錬会社へ素材原料として、又ガラスは高品位ガラス原料として回収、有価物として販売することが可能。環境改善効果はCO2削減量で評価し削減効果があることが確認できた。更に水平リサイクルによる資源循環率向上は、マテリアルリサイクルの観点で大変重要である。本講演ではその処理技術を紹介する。
1.太陽光パネル導入量と予測廃棄量
2.新菱方式太陽光パネルリサイクルシステムについて
3.本格設備概要
4.まとめと今後の展望
5.質疑応答・名刺交換
(守谷 氏)
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14:25 | 15:35
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V.使用済み太陽光パネル3R事業
(情報管理プラットフォーム構築及びリユースパネル活用促進に向けた取り組み)
丸紅では今後想定される使用済太陽光パネルの大量廃棄という社会課題の解決を目的として「太陽光パネル3R事業」に取り組んでいる。ここでは、環境省実証事業として取り組み中の「情報管理プラットフォーム構築事業」の概要、「リユースパネルの活用促進に向けた取り組み」を中心に紹介する。
1.使用済み太陽光パネルの予測廃棄量並びに社会課題
2.太陽光パネル3R事業の概要ご紹介
3.情報管理プラットフォーム構築実証事業の概要
4.リユースパネルの活用促進に向けた取り組みのご紹介
5.当社その他取り組み紹介
6.質疑応答・名刺交換
(本田 氏)
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15:50 | 17:00
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W.国内外における太陽光パネルリサイクルの動向【オンライン】
〜解体装置メーカー・処理業者からみた事業展望〜
全国各地で太陽光発電システムの設置が進む中、使用済み太陽光パネルが大量に廃棄されることが予見されます。しかしながら、パネルに使われている銀、銅、ガラスなどの有価物が回収されないまま、産業廃棄物として粉砕処理されています。
当社は2013年から太陽光パネルのリサイクル技術の開発を始め、パネル重量の7〜8割を占めるカバーガラスにその他の部材が混ざらないよう、ガラスを割らずに分離する技術を開発しライン一式として提案しています。本講座では当社のリサイクル装置、リユース、リサイクル業、国内外の動向等をご説明します。
1.国内で排出されるパネルの見込み
2.太陽光パネルのリユース、リサイクル市場
3.太陽光パネルリサイクル装置
4.海外における太陽光パネルリサイクルの動向やトレンド
5.質疑応答
(土居 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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