セミナーコード:20230802 このセミナーの受付は終了しています
★本セミナーでは、GX推進法の成立でその導入が決まり、注目度の高まっているカーボンプライシング(CP)について、
基礎編(プログラムT)では、基本的な考え方、国内外の事例、産業影響など、最新動向(プログラムU)では、
GX推進法、排出量取引制度の設計から、GX-ETSの具体的内容、今後の展望などに至るまで、斯界の最前線で
ご活躍中の諸富博士に解説頂きます。
★プログラムT(基礎編)、またはプログラムU(最新動向)のみのご受講も受け付けております。
★講師との名刺交換の希望などがございましたら、その旨ご連絡下さいませ。
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当セミナーは事情により10月12日(木)へ延期になりました。詳細は≫こちら≪ 【オンラインセミナー】
カーボンプライシングの基礎と最新動向
〜基本的考え方、国内外事例・産業影響、GX-ETSなど徹底解説〜
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●講 師 |
京都大学大学院 経済学研究科 教授 環境省中央環境審議会 「カーボンプライシングの活用に関する小委員会」 |
諸富 徹 氏 |
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<略歴> 1993年同志社大学経済学部卒業、1998年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了、
横浜国立大学経済学部助教授を経て2010年3月より現職。
2017年4月より京都大学大学院地球環境学堂教授を併任(2022年3月まで)。
環境経済学をベースに、カーボンプライシングや再生可能エネルギー政策、
電力市場に関する研究を推進。
京都大学大学院経済学研究科「再生可能エネルギー経済学講座」代表も務める。
主著に、『環境税の理論と実際』(有斐閣、2000年)、
『脱炭素社会と排出量取引』(日本評論社、共編著、2007年)、
『低炭素経済への道』(岩波新書、共著、2010年)、
『脱炭素社会とポリシーミックス』(日本評論社、共編著、2010年)、
『入門 地域付加価値創造分析』(日本評論社、編著、2019年)、
『入門 再生可能エネルギーと電力システム』(日本評論社、編著、2019年)、など。
環境省中央環境審議会「カーボンプライシングの活用に関する小委員会」、
環境省脱炭素先行地域評価委員会委員長(2022年11月21日まで)など、
国・自治体の政策形成にも多数参画。
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●日 時 |
2023年 8月 30日(水) 13:00〜16:30 当セミナーは事情により10月12日(木)へ延期になりました。詳細は≫こちら≪
※本セミナーは、ライブ配信(Zoom)での開催です。
※テキスト資料はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。
※アーカイブ受講可能 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.恐れ入りますが、講師への質問は受付できません。
3.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
4.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
5.動画の公開期間は公開日より3日間となります。
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●受講料 |
◆プログラムTとU受講 44,000円【1名につき】 (同時複数人数お申込みの場合1名につき38,500円) (プログラムTとUで受講者が異なる場合でも可) ◆プログラムTのみ受講 27,500円【1名につき】 ◆プログラムUのみ受講 33,000円【1名につき】 ※上記全て、テキスト代、消費税を含む |
●主 催 |
(株)技術情報センター |
●セミナープログラム●
13:00 | 14:30
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T.カーボンプライシング:基礎編
〜カーボンプライシングの基本的な考え方、その国内外の事例と産業影響〜
【要旨文】
本講演では、GX推進法の成立でその導入が決まり、注目度の高まっているカーボンプライシング(CP)について、その考え方を基礎から解説するとともに、国内外の事例を紹介しながら、それがどのように定着してきたかを論じる。炭素税、排出量取引制度を中心に、その主要論点や制度設計上の留意点を紹介する予定である。
また、CPが導入されると経済や産業の国際競争力にマイナスの影響を与えると考えられてきたが、過去30年間の世界の導入経験から得られるデータからは、必ずしもそうとは言えないことが分かってきた。それはなぜなのか、CPが日本の経済成長や産業競争力にどのような影響を及ぼしうるのかを論じる。
【目次項目】
1.カーボンプライシングとは何か
(1)炭素税
(2)排出量取引
(3)その他
2.カーボンプライシングの経済成長、産業への影響
3.カーボンプライシングの政策効果
4.政策手段の組み合わせ
5.国内外の事例
〜欧州排出量取引制度(EU ETS)、温暖化対策税(日本)、イギリス・ドイツの炭素税など〜
6.質疑応答
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15:00 | 16:30
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U.カーボンプライシング:最新動向
〜GX推進法で導入の決まったカーボンプライシングの徹底解説
(とくにGX-ETSを中心に)〜
【要旨文】
本講演ではまず、国会で成立したGX推進法の中身について詳しく説明する。そして、それがもっている意義を、アメリカのインフレ抑制法と比較しつつ、国際的な脱炭素投資競争の文脈に位置づけて明らかにする。
GX推進法では炭素賦課金(2028年)とGX-ETS(2033年)の導入が決まったが、その詳細が明らかになっており、すでに参加企業の募集が始まっている後者に着目してその制度詳細を解説し、将来展望を論じることにしたい。
【目次項目】
1.GX推進法とは何か
(1)その内容の概説
(2)米国インフレ抑制法との比較
(3)国際的な脱炭素投資競争のなかでのGX推進法の意義
2.排出量取引制度の設計を徹底的に解説
(1)基本コンセプト
(2)情報開示基盤〜GXダッシュボード
(3)GXリーグとカーボン・クレジット市場の関係
3.GX-ETSの具体的内容
(1)GX-ETS参加企業に求められるもの
(2)目標排出量および基準年度の設定
(3)「超過削減枠」とは何か
(4)排出量の算定と検証に関する論点
(5)価格の安定化措置
4.GX-ETSへのコメント
(1)GX-ETSの特徴とは何か〜EU ETSとの比較
(2)自主参加型ETSの利点と欠点
(3)かつての「排出量取引試行制度」の失敗から得られる教訓
(4)GX-ETSは自主参加型ETSの欠点をどのように克服しようとしているのか
5.GX-ETSは義務的制度に発展するか〜「段階的発展をめぐる論点」について
6.質疑応答
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