●講 師 |
株式会社INPEX プロジェクトジェネラルマネージャー 水素・CCUS事業開発本部 技術開発ユニット 兼 再生可能エネルギー・新分野事業本部 新分野事業ユニット |
若山 樹 氏 会 場 |
●講 師 |
大阪ガス株式会社 フェロー エネルギー技術研究所 |
坪田 潤 氏 会 場 |
●講 師 |
東京ガス株式会社 執行役員 デジタルイノベーション本部 水素・カーボンマネージメント技術戦略部長 |
矢加部久孝 氏 会 場 |
●講 師 |
広島大学 自然科学研究支援開発センター 特任教授 |
斉間 等 氏 会 場 |
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<ご経歴> 東京大学大学院 工学系研究科・博士課程 単位満了(1985年)
工学博士(1986年,東京大学)
川崎製鉄 化学研究センター,LSI研究センター,化学事業部(1985-2003)
JFE技研(2003-2009) (バイオ・触媒研究室長,2005-2006)
JFEスチール(2009-2014)
九州大学 鉄鋼リサーチセンター・教授(2014-2021)
広島大学 自然科学研究支援開発センター・客員教授(2021-2022)
広島大学 自然科学研究支援開発センター・特任教授(2022- )
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●日 時 |
2023年 10月 19日(木) 10:00〜16:45 |
●会 場 |
東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。
※アーカイブ受講可能 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.恐れ入りますが、講師への質問は受付できません。
3.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
4.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
5.動画の公開期間は公開日より3日間となります。
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●受講料 |
49,940円(1名につき) (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円) ※テキスト代、消費税を含む |
●主 催 |
(株)技術情報センター |
10:00 | 11:15
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T.CO2-メタネーション技術の開発状況と事業化展望、課題
〜INPEXでの取組み、NEDO-400 Nm3-CO2/hスケールの
実証事業の進捗報告を含めて〜
CO2-メタネーションによる合成メタン(e-methane)生産は、カーボンリサイクルに資するだけでなく、天然ガスや都市ガスの既存インフラ全てにおいて、追加・変更無く低炭素化が可能であることが最大の利点である。INPEXでは2016年度から、NEDO事業としてe-methaneを生産するCO2-メタネーション技術の可能性調査や基盤技術開発を実施しており、2021年度からは世界最大級となる400 Nm3-CO2/hのNEDO-CO2排出削減・有効利用実用化技術開発を実施しており、6/16よりEPC作業を推進している。本講演ではINPEXの2050ネットゼロへの取り組み及び7/11に開催されたNEDO事業の中間評価までの進捗について概説する。
1.INPEX の2050ネットゼロへの取組み
(1)INPEX Vision@2022について
(2)ネットゼロ5分野の2030/2050頃に目指す姿について
(3)CO2-メタネーションの位置付け
2.CO2-メタネーションに係る政策動向
(1)メタネーション推進官民協議会おける議論について
(2)ガス事業制度検討WGにおける議論について
3.CO2-メタネーションの課題
(1)平衡反応のジレンマについて
(2)最適反応器と規模について
(3)コスト及びLCA試算について
4.NEDO-400 Nm3-CO2/hスケールの実証事業の進捗報告
(1)事業概要について
(2)反応シミュレーション技術開発について
(3)反応プロセス技術開発について
(4)スケールアップ等適用性検討について
5.今後の事業展望
6.質疑応答・名刺交換
(若山 氏)
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11:30 | 12:45
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U.バイオメタネーション技術の開発と課題
我が国が2050年の脱炭素化を目指す中で、熱エネルギーの脱炭素化が課題となっている。CO2とカーボンニュートラルのH2から製造されるCH4(e-methane)は、既存の都市ガスインフラでのカーボンニュートラルエネルギーを供給することができる。カーボンニュートラルH2を如何に安価に調達できるかがe-methane普及の要点となる中、廃棄物処理で発生するバイオガスは、60%メタンを含有するため、残り40%をメタネーションすればよいため、カーボンニュートラルH2の必要量が少なくて済む。弊社は下水処理場の消化槽を用いたin-situバイオメタネーション、および生ごみバイオガス化装置から発生するバイオガスを用いたex-situバイオメタネーションのフィールド試験に取り組んでいる。バイオメタネーション技術の開発状況と課題について概説する。
1.2050年カーボンニュートラル(特に熱のカーボンニュートラル)
2.カーボンニュートラルに対する大阪ガスの取り組み
(1)触媒メタネーション
(2)バイオメタネーション
3.バイオメタネーション技術について
(1)バイオメタネーションの特長
(2)in-situバイオメタネーションとex-situバイオメタネーション
(3)対象となる施設
(4)フィールド試験状況
4.社会実証へむけた課題
5.まとめ
6.質疑応答・名刺交換
(坪田 氏)
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14:00 | 15:15
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V.東京ガスのカーボンニュートラルに向けた取り組みとe-methaneの社会実装
今年6月に5年ぶりに水素基本戦略が改訂され、新戦略が発表された。水素基本戦略の中で、水素社会の実現に向けては、水素キャリアの導入が期待されており、e-methane(合成メタン)もその一翼を担う。e-methaneの特徴、社会的な意義として、既存のインフラがそのまま活用でき追加のインフラ投資コストを抑制できること、熱需要分野の脱炭素化に効果的であること、などが挙げられる。東京ガスでは、2030年都市ガス1%相当のe-methane導入に向けて、国内の小規模実証を進めるとともに、海外サプライチェーン構築の取り組みを推進している。更にはGI基金を活用し、サバチエメタネーションに代わる、ハイブリッドサバチエとPEMCO2還元と言う2つの革新的なメタネーション技術の開発も進めている。本講演ではe-methane実現に向けた東京ガスの取り組みを紹介する。
1.国内外のカーボンニュートラルに向けた動向
2.東京ガスのカーボンニュートラルの取り組み全般
(1)東京ガスの事業とカーボンユニュートラル化
(2)カーボンニュートラルに向けた技術開発
3.e-methaneの社会実装の取り組み
(1)e-methaneの特長
(2)国内のメタネーション実証
(3)海外サプライチェーン構築
(4)革新的メタネーション技術開発
4.将来の展望
5.まとめ
6.質疑応答・名刺交換
(矢加部 氏)
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15:30 | 16:45
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W.ハイブリッド触媒による二酸化炭素のアンモニアメタネーション
アンモニア分解とメタン合成を同時に行うアンモニアメタネーションは、発熱量が小さいため断熱反応器を容易に行えるメリットがある。また国内で発生する二酸化炭素と水素エネルギーキャリアとして輸入されたアンモニアを用いるため、二酸化炭素の移送が不要で、大・中・小、いずれの規模でもプラントを運営することができる特徴がある。一方で、アンモニア分解機能とメタン合成機能を併せ持つ新たな触媒の開発が必要である。本講演では、アンモニアメタネーションの触媒開発の経緯と実用プロセスのイメージを紹介する。
1.水素エネルギーキャリアの種類と特徴
2.アンモニアメタネーション
(1)アンモニアメタネーションの特徴
(2)アンモニアメタネーションの実用化イメージ
(3)アンモニアメタネーション触媒の開発コンセプト
3.ハイブリッド触媒の開発
(1)ハイブリッド触媒とは?
(2)二酸化炭素からのメタン合成触媒の調製とメタン合成
(3)アンモニア分解触媒の開発とそのアンモニア分解活性
(4)ハイブリッド触媒によるアンモニアメタネーション
4.アンモニアメタネーションの実用プロセスイメージ
5.まとめ
6.質疑応答・名刺交換
(斉間 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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