<セミナー詳細>

セミナーコード:20231012   このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
★本セミナーでは、リチウムイオン電池を取り巻く状況と電池材料の展望、リサイクルへの影響から、
 リサイクルに関する法規制や処理の現状、経済性やリサイクル市場で見られる課題と、炭素還元法
 を用いるリチウムイオン二次電池からの有価金属回収、エマルションフローによるリチウムイオン電池
 の水平リサイクル技術などについて、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★講師の方々がご来場されるか、オンラインかは、急な変更もございますため、恐れ入りますが下記
 にてご確認下さいませ(随時更新させて頂きます)。

リチウムイオン電池リサイクルに関する
展望・法規制・経済性とリサイクル技術
●講 師 ニッケル協会 東京事務所 所長
(元 一般社団法人日本メタル経済研究所 研究員)
竹田賢二 氏
 会 場 
●講 師 株式会社GSユアサ 産業電池生産本部
産業電池製造部 品質管理グループ リーダー
鹿島 理 氏
 会 場 
●講 師 国立研究開発法人産業技術総合研究所
ゼロエミッション国際共同研究センター
資源循環技術研究チーム 主任研究員
粕谷 亮 氏
 会 場 
●講 師 株式会社エマルションフローテクノロジーズ
取締役 CTO
長縄弘親 氏
 会 場 
  <講師紹介>
1989年に東京理科大学大学院博士課程修了後、
フランス原子力エネルギー庁国立原子科学技術研究所ポスドク、
日本原子力研究所専門研究員を経て、1992年に日本原子力研究所に入所。
30年以上にわたり、溶媒抽出などの元素分離に関する研究に従事する中、
共同研究者とともにエマルションフローを創出し、
分子集合体を利用した新たな抽出系を開発。
その後、エマルションフローなどの自らによる社会実装を決意し、
株式会社エマルションフローテクノロジーズを設立した。
エマルションフロー技術の応用展開、高度化開発を主導。
●日 時 2023年 10月 19日(木) 10:20〜16:00
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

※アーカイブ受講可能
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は同額となります。
  2.恐れ入りますが、講師への質問は受付できません。
  3.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  4.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  5.動画の公開期間は公開日より3日間となります。

●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:20
|
11:20
T.リチウムイオン電池リサイクルに関する最近の動向と電池材料の展望

 リチウムイオン電池はその高い性能から現状は主にEV用途に使用されているが、ここにきて電力調整用の据置電池としての用途も広がっており、カーボンニュートラルを目指す社会には無くてはならない存在になっている。 高性能な電池に欠かせなかったニッケル・コバルト等のレアメタルの価格高騰から、これらを極力使わない電池へのシフトが始まっており、これらの変化は将来の電池リサイクル事業に影響を与える可能性がある。 本講演ではこうしたリチウムイオン電池を取り巻く状況と電池リサイクルへの影響などを説明する。

 1.リチウムイオン電池の用途
 2.EVの普及と正極材の変化
 3.電池の材料とメタル
 4.各社リサイクルの現状
 5.電池の将来とリサイクル
 6.質疑応答・名刺交換
(竹田 氏)
11:40
|
12:40
U.リチウムイオン蓄電池リサイクルにおける市場・現場の実態と課題

 1991年に量産化されたリチウムイオン蓄電池は、その高性能により瞬く間に普及した。近年は電気自動車等の大型用途にも拡大しているが、それとともにレアメタル価格の高騰や処理中の発火事故、輸出による資源流出、CFP(カーボンフットプリント)やEU電池規則への対応といった副次的な課題も顕在化してきた。 本講演では、リサイクルに関する法規制や処理の現状、経済性やリサイクル市場で見られる課題について紹介する。

 1.GSユアサの紹介
 2.リサイクルに関連する法規制
 3.蓄電池のリサイクルシステムと回収量
 4.LIBリサイクルの経済性
 5.廃棄リサイクル時の用途毎の課題
 6.質疑応答・名刺交換
(鹿島 氏)
13:40
|
14:40
V.炭素還元法を用いるリチウムイオン二次電池からの有価金属回収

 欧州では規制強化により、LIBに使用されるLi, Co, Ni等の水平リサイクルを義務付けようとしている。製錬を基盤とする従来の技術ではLiの回収が困難であることから、私たちは乾式法の一種である炭素還元法と湿式法を組み合わせたプロセスを提案している。 本講演ではこれまで得られた成果について紹介する。

 1.LIBリサイクルを取り巻く状況
 2.炭素還元法による正極活物質からのLi等回収
 3.廃LIBからのLi等回収に向けた取り組み
 4.質疑応答・名刺交換
(粕谷 氏)
15:00
|
16:00
W.エマルションフローによるリチウムイオン電池(LIB)の水平リサイクル
 〜低コストかつ高純度なレアメタル回収〜


 カーボンニュートラルの実現に向けてEVの急激な普及が見込まれる昨今、LIBなどで使われるレアメタルの不足は確実であり、特に、レアメタルのほとんどを輸入に頼る日本では、レアメタルのリサイクルは不可欠である。このような現状を踏まえ、廃LIBに含まれるCo、Niなどのレアメタルを、再度、LIBの素材として高純度(99.99%)で再生する、いわゆる、水平リサイクルが強く求められているが、Co/Niの分離精製における技術的な課題が、これを阻んでいる。 本講演では、Co/Ni分離精製の要となる溶媒抽出を革新する新技術、エマルションフローによるLIB水平リサイクルに向けた取り組みを紹介する。

 1.レアメタルリサイクルの社会的背景
 2.LIBリサイクルでの理想と現実
 3.ブラックマスからのCo/Ni分離精製のコア技術
  〜エマルションフローによる技術革新
 4.LIB水平リサイクルに向けた取り組み
 5.質疑応答・名刺交換
(長縄 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。