<セミナー詳細>

セミナーコード:20240616   アーカイブ受講お申し込みは、画面下の「受講申込」ボタンから

★本セミナーでは、早生樹・竹など新燃料の改質、ヤナギ、竹、ソルガム、ジャイアントミスカンサス、エリアンサスなど
  新たなバイオマス燃料に焦点をあて、各々の技術開発動向・取組みについて、斯界の最前線でご活躍中の講師陣
  に詳説頂きます。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
  変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

〜6名の講師による充実のラインナップ〜
新たなバイオマス燃料に関する技術開発と事業動向
●講 師 中部大学工学部応用化学科 特任教授
工学博士
二宮善彦 氏
 会 場 
●講 師 株式会社森林再生システム 取締役
株式会社グリーンアース 取締役
近藤亮介 氏
 会 場 
●講 師 株式会社PEO技術士事務所 代表取締役
バンブーホールディングス株式会社 取締役
技術士(総合技術監理・衛生工学部門/廃棄物・資源循環)
エネルギー管理士 公害防止管理者(ダイオキシン類)
笹内謙一 氏
 会 場 
●講 師 東海国立大学機構 名古屋大学
生物機能開発利用研究センター 植物ゲノム育種研究室 教授
理学博士 
佐塚隆志 氏
 会 場 
●講 師 北海道大学 名誉教授
一般社団法人北海道バイオエコノミー研究所 技術顧問
農学博士
山田敏彦 氏
 会 場 
●講 師 一般社団法人日本有機資源協会 事務局 主幹
農学博士
土肥哲哉 氏
 会 場 
●日 時 2024年 6月 14日(金) 9:45〜17:45
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

※アーカイブ受講可能
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は同額となります。
  2.恐れ入りますが、講師への質問は受付できません。
  3.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  4.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  5.動画の公開期間は公開日より3日間となります。

●受講料 ◆1日受講                    55,000円【1名につき】
◆プログラム(T・U・V)のみ受講     38,500円【1名につき】
◆プログラム(W・X・Y)のみ受講     38,500円【1名につき】
※上記全て、テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
9:45
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T.早生樹・竹などバイオマス新燃料の改質について

 わが国の産出するスギ材などの木質バイオマス燃料のガス化利用におけるクリンカトラブルの多くは、灰分中のカリウム含有率が高く、カリウム炭酸塩とカルシウム炭酸塩の共晶反応による融液生成によるものである。早生樹や竹などはさらにその傾向が強い。我々の研究では、このクリンカの発生を抑制するために、 水酸化アルミニウム、タルク、カオリンなどの添加剤を用いることがカリウム含有率の高いバイオマスに有効であることを明らかにしてきた。ここでは、クリンカ生成のメカニズムと添加剤によるアンチクリンカ対策などについて解説する。

 1.スギ材などのカリウム含有率が高い燃料のクリンカ生成メカニズム
 2.木質ペレットガス化炉のアンチクリンカ対策
 3.木質チップガス化炉のクリンカ生成メカニズムとアンチクリンカ対策
 4.早生樹・竹系などバイオマス新燃料の灰分組成とアンチクリンカ対策
 5.質疑応答・名刺交換
(二宮善彦 氏)
11:00
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12:00
U.ヤナギ超短伐期施業技術を活用した木質バイオマス燃料供給体制構築を目指して

 全国各地で、バイオマス燃料材の価格は高止まりしており、量と価格の両面で、バイオマス発電所の収益性は厳しい状況にある。スギ・ヒノキの生産を主体とする日本の林業では、バイオマス燃料材は建材用原木の”副産物”であるため、バイオマス燃料材は建材需要に連動した量しか得ることができない。 バイオマス燃料材を安定的・効率的に確保するために、バイオマス燃料材の生産に特化し、スギ・ヒノキと比較して単位面積あたりの収穫量と、萌芽更新能力と超短伐期施業による生産性が圧倒的に優れたヤナギバイオマス生産を、商業ベースで確立すること目指し、2023年度から6年間の計画で、 NEDOの”エネルギーの森事業”の採択を受け、実証事業を開始した。その計画と途中経過を紹介する。

 1.会社紹介
 2.ヤナギバイオマス生産を計画した経緯
 3.実証事業の概要と"商業ベース"のイメージ
 4.質疑応答・名刺交換
(近藤亮介 氏)
13:00
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14:00
V.竹を活用したバイオマス熱電併給ORCプラントの実際

 竹は成長が早く繁殖力旺盛なため、西日本を中心に竹が山を浸食する竹公害が問題化している。竹は中空構造であるため、一般的な木質バイオマスと比較した場合、伐採、搬送コストがかかり採算性が厳しい。また竹はカリウムや塩素を多く含むことから、バイオマス発電には不向きとされ、 これまで大きな規模で発電に利用されることはなかった。 熊本県南関町にあるバンブーホールディングス株式会社では2017年〜2021年に実施したNEDOの地域自立システム化実証事業の中で、この厄介者の竹を1MWのORC発電の燃料として利用することに世界で初めて成功した。ここではこの実証事業の内容と事業で生じた課題とその対策について解説する。

 1.PEO技術士事務所の紹介
 2.竹と関わるようになった経緯
 3.日本の竹の現状
 4.熊本南関町でのバンブー事業
 5.竹とバークの混焼の1MW ORC発電
 6.南関町のプラントの実際
 7.実証試験で生じた課題とまとめ
 8.質疑応答・名刺交換
(笹内謙一 氏)
14:15
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15:15
W.高バイオマス作物「ソルガム」のエネルギー利用の可能性

 当研究室が作物ゲノム情報と遺伝学を駆使して研究を進め明らかにした、バイオマス作物ソルガムの雑種強勢の遺伝学的原理を解説致する。また、その原理を応用して育種開発した、高糖性高バイオマス品種「炎龍」、及びその社会実装の取り組みについても紹介する。

 1.研究室紹介
 2.ソルガムの紹介
 3.バイオマス作物に重要な雑種強勢
 4.ソルガムにおける雑種強勢の原理解明
 5.高糖性高バイオマスソルガムの育種開発
 6.社会実装の試み
 7.質疑応答・名刺交換
(佐塚隆志 氏)
15:30
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16:30
X.寒冷地向けバイオマス資源作物「ジャイアントミスカンサス」の燃焼等利用の事例

 ジャイアントミスカンサス(Miscanthus × giganteus、以下、GM)は、日本固有なススキの仲間である四倍体オギ(Miscanthus sacchariflorus)と二倍体ススキ(Miscanthus sinensis)との三倍体交雑種を一般には指す。欧米諸国では、GM栽培面積が近年拡大し、英国では、わら専焼バイオマス発電所の燃焼原料として約1万ha栽培されている。 北海道のような低温環境で高いバイオマス生産とともに効率的な肥料養分循環、多年生で不耕起による15〜20年間の栽培、土壌中への炭素貯留機能など環境にやさしい環境再生型の資源作物である。GMの環境再生としての特徴と北海道での栽培とペレット加工・燃焼利用等の事例を解説します。

 1.ジャイアントミスカンサスとは?
 2.環境再生型である栽培特性
 3.欧米における栽培・利用の事例
 4.北海道における栽培の事例
 5.ペレット加工と燃焼利用の事例
 6.その他利用の事例
 7.質疑応答・名刺交換
(山田敏彦 氏)
16:45
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17:45
Y.資源作物(エリアンサス)のエネルギー利用可能性

 エリアンサス(Erianthus arundinaceus)はジャイアントミスカンサスと同じイネ科の多年生の深根性植物で、環境ストレスに強く乾燥地や荒廃した土壌でも生育する。国内では那須野(栃木)を境に北部がジャイアントミスカンサス、南部がエリアンサスの栽培が盛んである。エリアンサスのバイオマス利活用は今後広がりつつある。特に、地域のバイオマス資源を有効に活用して資源循環のバリューチェーンの構築とレジリエンス強化を図るバイオマス産業都市ではエリアンサスのバイオマス活用が実施されている。本講義では、エリアンサスの生物学的な特性とバイオマス産業都市におけるエリアンサスのバイオマス活用の取組及びエリアンサスのファイトレメディエーション(植物による土壌浄化機能)とバイオマス活用の可能性について解説する。

 1.エリアンサス(Erianthus arundinaceus)の生物学的特性
 2.国内における栽培地域
 3.バイオマス産業都市におけるエリアンサスの活用事例
 4.エリアンサスによる土壌浄化機能
 5.土壌浄化とバイオマス利用の可能性
 6.質疑応答・名刺交換
(土肥哲哉 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

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