<セミナー詳細>

セミナーコード:20240811   アーカイブ受講お申し込みは、画面下の「受講申込」ボタンから

★本セミナーでは、有機フッ素化合物(PFAS)類の分解・再資源化と浄化・除去処理技術を中心に、代替物質の開発状況
 や各国の規制動向、企業の環境マネジメント方法などを含め、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
 変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

PFAS(有機フッ素化合物)の分解・再資源化と効率的除去・処理技術
〜講師4名【神奈川大学、流機エンジニアリング、東京工業大学、NX Filtration】ご登壇〜
●講 師 神奈川大学 理学部 理学科 教授 堀 久男 氏
 会 場 
●講 師 株式会社流機エンジニアリング
アジア・アフリカ環境ソリューション室 室長
山内 仁 氏
 会 場 
●講 師 東京工業大学 工学院 電気電子系 准教授 竹内 希 氏
 会 場 
●講 師 NX Filtration
Business Development Director − Asia Pacific Region
桂 常敦 氏
オンライン
(8/1更新)
●日 時 2024年 8月 27日(火) 10:15〜16:50
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

※アーカイブ受講可能 (事情により、U〜Wのみ可能。)
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は36,300円となります。(※Tの視聴は出来ません)
  2.恐れ入りますが、講師への質問は受付できません。
  3.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  4.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  5.動画の公開期間は公開日より3日間となります。

※会場受講・ライブ配信受講からアーカイブ受講へ変更の場合、
 開催日の4営業日前までにご連絡いただけた場合は受講料を変更いたします。
 以降は受講料の変更・返金は出来かねますのでご了承ください。
 アーカイブ受講から会場受講・ライブ配信受講へ変更の場合は、差額をご請求いたします。

●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:15
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12:15
T.高機能有機フッ素化合物(フッ素ポリマー等)の分解・再資源化反応と
  代替物質の開発状況


【習得できる知識】
フッ素ポリマー等の先端有機フッ素化合物の分解方法や再資源化方法、
フッ素を含まない代替物質の開発状況


 フッ素ポリマーをはじめとする有機フッ素化合物は耐熱性、耐薬品性等、他の材料では実現できない特異な性質を持つ。このため様々な産業で使用されてきたが、近年のPFAS問題の顕在化に伴い、廃棄物の適正処理やリサイクル技術の確立が求められている。 廃棄物を焼却処理することは可能であるが、高温が必要であるだけでなく、HFガスが発生して焼却炉材を激しく損傷する。これらを穏和な条件でフッ化物イオンまで分解(無機化)できれば、カルシウムイオンとの反応で環境無害でかつ全ての有機フッ素化合物の原料であるフッ化カルシウムに変換できる。 本講演では演者が開発してきた有機フッ素化合物の分解・再資源化反応の代表的な事例について報告したい。さらにフッ素ポリマーの製造に使用されてきた界面活性剤(重合助剤)について、非フッ素の代替物質の開発状況や、PFOSが禁止された以降に現れたPFOS代替物質の動向についても報告したい。

 1.有機フッ素化合物、PFASとは何か
 2.フッ素ポリマーの超臨界水・亜臨界水分解
  (1)フッ素系イオン交換膜(ペルフルオロスルホン酸ポリマー)の亜臨界水分解
  (2)ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、
    および関連するフッ素ポリマーの分解方法

   〜酸素ガス+超臨界水反応、過酸化水素+亜臨界水反応、
    過マンガン酸カリウム+亜臨界水反応、アルカリ試薬+亜臨界水反応

  (3)フッ素エラストマー(フッ素ゴム)の低温亜臨界水分解
 3.フッ素系イオン液体の亜臨界水分解
 4.フッ素テロマー化合物の亜臨界水分解
 5.二次電池用PFAS類の亜臨界水分解
 6.代替材料の開発状況
  (1)フッ素ポリマー製造に使われる非フッ素界面活性剤(重合助剤)の開発状況
  (2)PFOS問題以降の代替品の動向(ストックホルム条約資料の紹介)
 7.質疑応答・名刺交換
(堀 氏)
13:20
|
14:20
U.PFASライフサイクルに基づいた国内外の規制の動向と、
  PFASリスク診断や最新浄化技術の選択方法


 PFASは、生産、使用、廃棄(最終処分)までのライフサイクルを流れるにつれ、管理された排出や非意図的・管理されない排出として水中や大気中に放出されている。既に北極圏から都市部の雨水に至るまで遍在する環境汚染物質となっている。有害性が明らかになった一部のPFASは国内でも既に製造・使用が制限禁止されている。一方、多くのPFASの有害性は未知である。それゆえ、欧米では総PFASに対する規制も始まりつつある。グローバルな環境課題となっているPFASについて、PFASのライフサイクルに基づいた各国の規制の動向、各種基準が未確定な中での企業の環境マネジメント方法、現在の浄化技術の能力と選択方法について解説する。また、環境省実証試験結果を引用し、水浄化に対してより高い除去率・ロングライフ運転の意義と方法についても紹介する予定。

 1.PFASライフサイクルと規制に関する国内外の動向
 2.企業のリスクと環境マネジメントの進め方
 3.水(専用水道水、地下水、湧水、表流水、排水、浸出水)浄化技術の分類
 4.環境省令和5年度低コスト・低負荷型土壌汚染調査対策技術検討調査での
   採用技術(LFP法)と実証試験結果、高除去率・ロングライフ運転のための制御

 5.質疑応答・名刺交換
(山内 氏)
14:35
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15:35
V.プラズマを用いたPFOSおよびその他PFASの高速分解技術

 水中に含有されるPFOSおよびその他PFASを、プラズマを用いて高速・高効率に分解する技術と、その特徴について紹介いたします。

 1.はじめに(PFASとは,プラズマとは)
 2.プラズマによるPFOS分解
 3.PFOAおよび短鎖のPFCAsの界面活性と分解特性
 4.プラズマによるPFOA・PFOS分解過程
 5.種々のプラズマの分解特性比較
 6.まとめと今後の課題
 7.質疑応答・名刺交換
(竹内 氏)
15:50
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16:50
W.中空糸型ダイレクトナノ濾過法によるPFASを含む低分子有機物の1段処理技術

【習得できる知識】
新規開発された中空糸型ダイレクトナノ濾過法に関して
中空糸型ダイレクトナノ濾過膜による表層水からのフミン質除去の実運転例
中空糸型ダイレクトナノ濾過膜による各種低分子有機汚染物質の阻止性能
中空糸型ダイレクトナノ濾過膜によるPFASの阻止性能


 オランダのNX Filtration社が新規に開発した中空糸型ダイレクトナノ濾過膜の技術的特徴と商業的実績、PFASを含む低分子有機汚染物質を簡略な前処理で分離できることを解説する。

 1.NX Filtration社について
 2.中空糸型ダイレクトナノ濾過膜について
 3.中空糸型ダイレクトナノ濾過膜のスパイラル型NF膜と比べた特徴
 4.実績例
  (1)インドネシアのデュマイ市でのフミン質除去
  (2)ベトナムメコンデルタでのパイロット試験
  (3)スウェーデンでのコミュニティ排水再利用例
  (4)医薬由来汚染物質の分離例
  (5)PFASの分離性能
 5.まとめ
 6.質疑応答・名刺交換
(桂 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

 ※FAXでもお申し込みいただけます。FAXお申し込み用紙(PDF)を印刷いただき、必要事項をご記入のうえ弊社まで
  ご送信ください。(FAX番号は、お申込用紙に印刷されています)
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