●講 師 |
東京電力ホールディングス株式会社
技術戦略ユニット 技術統括室 プロデューサー
CIGRE Study Committee C1 “Power System Development and Economics”,
Japan regular member 兼 国内分科会委員長 |
八巻康一郎 氏 会 場 |
●講 師 |
株式会社東光高岳 GXソリューション事業本部 部長 |
佐藤恵一 氏 会 場 |
●講 師 |
富士電機株式会社
技術開発本部 デジタルイノベーション研究所
システム制御研究部 電力制御Gr 課長補佐 |
上村浩文 氏 会 場 |
●講 師 |
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
再生可能エネルギー研究センター
エネルギーネットワークチーム 主任研究員 |
喜久里浩之 氏 会 場 |
●日 時 |
2024年 8月 21日(水) 10:30〜16:45 |
●会 場 |
東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。
※アーカイブ受講可能 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は同額となります。
2.恐れ入りますが、講師への質問は受付できません。
3.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
4.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
5.動画の公開期間は公開日より3日間となります。
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●受講料 |
49,940円(1名につき) (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円) ※テキスト代、消費税を含む |
●主 催 |
(株)技術情報センター |
10:30 | 11:45
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T.CN社会・デジタル化社会を支えるGridの役割
CN社会・デジタル化社会の実現に向け、近年Gridに対しては、主に系統接続円滑化という視点での貢献に期待が寄せられてきた。その期待は、日本版C&Mやプッシュ型設備形成の導入、調整力や慣性力確保の取組みなどとして、具体化されてきている。一方、再エネ導入や電化拡大が旺盛な海外諸国を見渡すと、日本での取組みなどに加え、系統接続後に生じる新たな電気現象への対応、新規リソースの能動的な利用による系統安定性の確保などへの注力を強めてきている。
そこで本講義においては、発表者の業務経験視点から、まずは国内系統計画の変遷を振り返り、海外からの学びという視座も加えて、系統安定化への取組み・新規リソースの利用に対する将来への期待を紹介したい。
1.系統計画の変遷
・2000年台初頭まで
・東日本大震災まで
・日本版C&M導入〜現在
・系統安定化への取組み
2.海外動向
・CIGRE活動
・系統安定化への取組み
・新規リソースの活用
3.将来への期待(系統安定化への取組み)
・系統安定性の定義
・R&Dと社会実装が期待される領域
4.将来への期待(新規リソースの利用)
・柔軟性の観点
・セクターカップリングの視点
5.質疑応答・名刺交換
(八巻康一郎 氏)
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12:45 | 14:00
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U.島しょ部における電力系統安定化に寄与可能な系統技術
エネルギー基本計画では再生可能エネルギーの主力電源化が謳われているが、それらの電源は不安定であることと交直変換装置を用いていることから、様々な課題が顕在化している。特に島しょ部においてはその電力系統の規模からそうした課題の影響は顕著であり、その対策が急がれている。そこで系統技術を類型化して具体事例と共に解説を行う。
はじめにエネルギーマネジメントを整理、のちに、電力系統安定化に寄与可能な系統技術を、計画、予測、運用に分類した。計画と予測について国内事例をもとに、運用に関する系統技術では国外事例をもとに紹介する。島しょを端緒にして大規模電力系統で今後想定されるであろう課題と対策を考えるきっかけとなることを期待したい。
1.島しょ部における当社の強み
2.運用技術の国内事例
・新島の地勢とエネルギー政策
・課題
・対策
3.運用技術の国外事例
・パラオの地勢とエネルギー政策
・課題
・対策
4.まとめ
・CN下での電力系統強靭化のために
5.質疑応答・名刺交換
(佐藤恵一 氏)
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14:15 | 15:30
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V.慣性低下対策に資する次世代インバータ電源の開発および
グリッドコード化に向けた取り組み
2050年カーボンニュートラルなどを背景として再生可能エネルギーの大量導入・主力電源化が必要とされている。 慣性低下対策に資する次世代インバータ電源として、同期発電機と同様に慣性力や同期化力を備えた次世代インバータ電源が開発されている。そのようなインバータ電源は、Grid-Forming(GFM)インバータと呼ばれており、仮想同期発電機制御:Virtual Synchronous Generator(VSG)制御を適用し、電圧源としての挙動を実現するものである。
また、再生可能エネルギーの大量導入・主力電源化を実現するために、国内におけるグリッドコードの議論も活発化している。 本講演では、慣性低下対策に資する次世代インバータ電源の開発動向を解説すると共に、国内のグリッドコード化に向けた取組みを紹介する。
1.次世代インバータ電源の開発動向
・慣性低下対策の必要性
・必要な調整力:慣性力と1次調整力、同期化力
・次世代インバータ電源の制御構成:GFMとGFL、VSG制御とドループ制御など
・GFMインバータの課題と対策:事故時運転継続能力
2.国内のグリッドコード化に向けた取組み
・グリッドコードとは
・系統安定化機能に関する個別技術要件
・慣性力が要求される時期
3.まとめ
4.質疑応答・名刺交換
(上村浩文 氏)
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15:45 | 16:45
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W.慣性低下対策に向けた次世代インバータの動向と評価技術について
インバータ電源(IBR)の擬似慣性機能は、低慣性電力系統における同期発電機の慣性応答等を代替する有望な技術である。IBRのための様々な慣性応答機能が提案されており、その性能を適切に評価することは、将来の信頼性の高い電力系統を設計するために不可欠である。Power hardware-in-the-loop (PHIL)シミュレーションは、インバータハードウェアの性能を検証するための魅力的なオプションである。 本発表では、PHIL試験を用いたGFLおよびGFMインバータの試験に焦点を当てたNEDO事業の成果を紹介する。
1.次世代インバータの必要性
2.次世代インバータの開発動向
3.Hardware-in-the-loop(HIL)シミュレーションによるインバータの評価技術
4.GFLインバータおよびGFMインバータの性能評価試験
5.まとめ
6.質疑応答・名刺交換
(喜久里浩之 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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