<セミナー詳細>

セミナーコード:20241214   受講お申し込みは、画面下の「受講申込」ボタンから

★本セミナーでは、海外大規模CCSプロジェクト、国内CO2地中貯留技術実用化に向けての最新動向から、
 JAPEXのCCS/CCUSとCO2地下貯留技術開発への取組み、CO2輸送・貯留に関する設備技術と将来展望、
 CO2運搬船と船舶輸送に関するNKと三菱造船の取組み、また国内未利用資源のCCS利用によるブルー水素
 事業構想に至るまで、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★午前のみ、午後のみのご受講も受け付けております。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
 変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

CO2輸送・貯留に関する動向と要素技術開発・展望
〜講師6名【地球環境産業技術研究機構(RITE)、石油資源開発(JAPEX)、
日揮グローバル、日本海事協会、三菱造船、SAKURAビジネスコンサルティング】ご登壇〜
●講 師 公益財団法人 地球環境産業技術研究機構(RITE)
CO2貯留研究グループリーダー 主席研究員
薛 自求 氏
 会 場 
  <講師紹介>
北海道大学大学院工学研究科博士課程修了。
基礎地盤コンサルタンツ株式会社、地球環境産業技術研究機構、
京都大学大学院工学研究科を経て、2010 年より現職。
●講 師 石油資源開発株式会社(JAPEX)
フェロー 技術本部
安楽敏行 氏
 会 場 
  <講師紹介>
1984年 東京大学資源開発工学部学士課程卒業。
1986年 東京大学大学院資源開発工学科専攻修士課程卒業。
1994年 スタンフォード大学地球科学部石油工学科PhD取得。
1986年4月、石油資源開発株式会社入社。以降、貯留層エンジニアとして、
油ガス田の評価および開発に携わる。
2003年1月から4年間、貯留層マネージャーとしてカナダ国JACOS社出向。
2007年8月から2年半、技術副社長としてインドネシア国KEI社出向。
2012年以降、技術本部貯留層技術部長、国内事業本部探鉱開発部長として、
国内外の石油開発の事業創出・運営に携わる。
2020年6月以降、技術本部副本部長として、石油開発だけでなく、
CCS/CCUSなどのカーボンニュートラル事業にも関与し、カーボンニュートラル
社会におけるエネルギー安定供給に取り組む。
2022年4月、フェローに就任し、カーボンニュートラル社会の実現に向けた当社
の技術のあり方、技術の目指す方向を経営に提言する役割を担う。
●講 師 日揮グローバル株式会社
プロセステクノロジー本部 プロセスエンジニアリング部
小西雄介 氏
 会 場 
●講 師 一般財団法人日本海事協会 技術部 福士容平 氏
 会 場 
●講 師 三菱造船株式会社
マリンエンジニアリングセンター 環境技術部 次長
寺田 伸 氏
 会 場 
●講 師 SAKURAビジネスコンサルティング株式会社
代表取締役
宮川俊彦 氏
 会 場 
  <講師紹介>
1982年三菱鉱業(今、話題の端島炭鉱経営母体)に採掘技術者として入社。
国内外の鉱山で現場経験を積み、その後環境部門に移り政府の内閣府総合
科学技術会議事務局環境エネルギーグループへ出向。
経産省系CCS研究機関RITEへの出向時にCCSの世界会議等に参加。
その後千代田化工建設に転社し世界的CO2対策機関Global CCS Institute
に日本から技術者派遣され特にCO2船舶輸送、CCS理解促進手法に貢献した。
10年前に独立。2020年のNEDOのCCS評価委員に選出された。
●日 時 2024年 12月 17日(火) 10:00〜17:45
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

※アーカイブ受講可能
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は同額となります。
  2.恐れ入りますが、講師への質問は受付できません。
  3.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  4.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  5.動画の公開期間は公開日より3日間となります。

●受講料 ◆1日受講                  55,000円【1名につき】
◆午前(プログラムT・U)受講      36,300円【1名につき】
◆午後(プログラムV〜Y)受講     38,500円【1名につき】
※上記全て、テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
11:15
T.カーボンニュートラル実現に向けてのCO2 地中貯留技術の社会実装

 CO2地中貯留は、新潟県長岡市郊外サイトでの国内初のCO2圧入実証試験から、実に20年の歳月を経てようやく本格始動となった。6月に国内事業が5件、海外事業が4件で計9件の先進的CCS事業が採択された。先進的事業はCCSの普及と拡大に向けて、事業の大規模化とコスト削減に取り組むモデル性のある事業と位置付けられている。 また、先進的事業は石油天然ガス開発で培ってきた技術やノウハウに加えて、これまでの国内実証事業などを通じて開発してきたCCS基盤技術が本格的な実用化でもある。本講演ではカーボンニュートラル実現に向けてのCO2地中貯留技術の役割およびその社会実装に向けてのチャンレンジを解説する。

 1.海外大規模CCSプロジェクトの最新動向
 2.カーボンニュートラル実現に向けてのCO2地中貯留の役割
 3.国内CO2地中貯留技術実用化の挑戦
 4.実用化に欠かせない社会合意形成
 5.質疑応答・名刺交換
(薛 自求 氏)
11:30
|
12:30
U.JAPEXが目指すCO2地下貯留技術の現状と今後

 JAPEXは、エネルギー安定供給と気候変動対応の両立でカーボンニュートラル社会の実現を目指しており、そのための切り札がCCS/CCUSと考えている。JOGMECが主導する先進的CCS事業9件の内、3件をJAPEXはパートナー企業と共に推進し、CCSの事業化に取り組んでいる。十分な量のCO2を安全・安心に地下に貯留する技術は既にあることについて説明し、更なるコスト削減のために取り組んでいる技術開発について説明する。

 1.JAPEXのCCS/CCUSへの取り組み
  (1)エネルギー安定供給と気候変動対応の両立:切り札がCCS/CCUS
  (2)先進的CCS事業3案件の推進
  (3)CCS事業化に向けた取り組み
 2.JAPEXが目指すCO2地下貯留技術
  (1)CO2地下貯留の概念
  (2)十分な量のCO2を安全・安心に貯留するための重要なファクター
  (3)油ガス田への貯留と深部塩水層への貯留の比較
  (4)CO2地下貯留コストの削減
  (5)増進貯留法:貯留率増大への取り組み
 3.質疑応答・名刺交換
(安楽敏行 氏)
13:30
|
14:45
V.CO2輸送・貯留に関する設備技術と将来展望

 2050年カーボンニュートラル実現に向け、本年5月に「二酸化炭素の貯留事業に関する法律」が成立し、更に2030年までに事業開始を目指す9案件が「先進的CCS事業」として選定された。本講義では上記に触れながら、CO2輸送技術を中心にCCS事業ついて概説する。

 1.CO2輸送技術の概要
  (1)CO2輸送の必要性と目的
  (2)陸上輸送と海上輸送の比較
  (3)技術的課題と解決策
 2.陸上輸送の技術と展望
  (1)パイプラインによるCO2輸送
  (2)圧縮と液化の技術
  (3)安全性と環境への影響
 3.海上輸送の技術と展望
  (1)船舶によるCO2大量輸送技術
  (2)国際的な取り組みと日本の役割
  (3)液体CO2受入出荷基地の概要
 4.質疑応答・名刺交換
(小西雄介 氏)
15:00
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15:45
W.CO2運搬船のNKにおける取り組み

 液化CO2運搬船には液化ガス運搬船に適用される国際規則であるIGCコードが適用となるが、液化ガス貨物の主な危険性は貨物の可燃性や毒性に関連している。液化CO2は可燃性ではなく、毒性に関しても他の毒性貨物と比較して高くはないが、三重点に代表される熱力学的特性や貨物の不純物による影響のような他の貨物と異なる特性を持っている。 そうした液化CO2運送に関わるIGCコードの規定について、2024年9月16日から20日にかけて行われたIMOの第10回貨物運送小委員会にて改正案が合意されている。本講演では、液化CO2の現在の状況に加えてIGCコードにおける液化CO2特別要件の改正内容、またNKにおけるCO2運搬船の認証について概説する。

 1.導入(CO2運搬船の現状について)
 2.CO2運搬船にかかる規則について
 3.NKにおける認証について
 4.質疑応答・名刺交換
(福士容平 氏)
16:00
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16:45
X.CCS実現に向けたCO2の船舶輸送

 カーボンニュートラル社会の実現に向け国内外でCCS事業化への検討が進む中、CO2を安全かつ大量に輸送する手段として船舶輸送の確立へ期待が高まっている。本講演では、CCSにおける船舶輸送の必要性、液化CO2とその輸送船の特徴、液化CO2輸送船の開発状況と今後の課題、CO2の船舶輸送に向けた国内海事業界における取組みについて概要を紹介する。

 1.CCSとCO2船舶輸送の必要性
 2.液化CO2輸送船の特徴
 3.三菱造船における開発課題への取組み
 4.官民によるCCS事業推進と海事産業界の取組み
 5.質疑応答・名刺交換
(寺田 伸 氏)
17:00
|
17:45
Y.国内未利用資源のCCS利用によるブルー水素事業構想:
  本来の脱炭素・カーボンゼロ産業とは


 北海道天塩郡豊富町は天然資源の天然ガス、褐炭が採掘可能でかつCCSのCO2貯留の為の帯水層を地下に保有する国内でも唯一、稀有な地質状況を有する町である。更に豊富町には国立公園の一部がかかり、道内のコンビニの牛乳、ヨーグルト工場が立地する酪農王国でもある。天然ガスを随伴する温泉水による最北端の温泉郷もあるユニークなこの町で天然ガス改質、褐炭ガス化とCCSの大量のブルー水素製造と地産地消産業の組合せを検討する。

 1.ブルー水素生産能力(国内随一)の確認
 2.水素製造プロセス(ガス改質と褐炭ガス化)の事例
 3.CO2貯留ポテンシャル(貯留量)の地質学的考察及び
   他の国内貯留場所との比較、地元の理解も併せて

 4.ブルー水素の地域内利用産業の創設
   (データセンター、酪農家支援、カーボンゼロリゾート等)

 5.質疑応答・名刺交換
(宮川俊彦 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

 ※FAXでもお申し込みいただけます。FAXお申し込み用紙(PDF)を印刷いただき、必要事項をご記入のうえ弊社まで
  ご送信ください。(FAX番号は、お申込用紙に印刷されています)
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