9:45 | 11:00
|
T.微生物燃料電池による次世代創エネ型排水処理技術の開発
発電菌を利用した微生物電解セルや微生物燃料電池といった微生物電気化学プロセスは、有機物を分解すると同時に有価物の生産や発電が可能であり、特に排水処理の分野で脱炭素社会の実現に貢献する次世代技術として期待されています。微生物燃料電池を中心に、当社における開発の取組み状況について紹介します。
1.発電菌を利用した微生物電気化学プロセスの原理と次世代排水処理技術としての期待
2.当社における排水処理向け微生物燃料電池の開発状況
2.1 性能向上に向けた構成材の最適化検討
2.2 実排水に対する適用性評価
2.3 スケールアップに向けた取組み
3.まとめ
4.質疑応答・名刺交換
(小松和也 氏)
|
11:15 | 12:15
|
U.MFC用の金属アノードおよび環境センシング
微生物燃料電池(MFC)発電の負極(アノード)に炎酸化ステンレス鋼を用いると、発電が増強される。この電極は発電細菌(嫌気性鉄還元細菌群)との親和性が高く、スケールアップも容易である。本電極の特徴と環境センシングに利用した事例を紹介する。
1.MFCの概要
2.金属アノードの開発
3.MFCからのエネルギー回収方法と環境センシングへの応用
4.質疑応答・名刺交換
(横山 浩 氏)
|
13:15 | 14:15
|
V.微生物燃料電池の研究の世界的動向および
スケールアップ応用における近年の進捗(オンライン)
廃水処理技術としての微生物燃料電池の研究の世界的な研究動向について、これまでに発表された文献を分析しながら説明する。また、スケールアップに関する研究について、海外のパイロットスケール装置の運転事例を中心に紹介する。
1.微生物燃料電池の概要
2.1990年代〜近年までの研究の世界的動向
3.スケールアップのための応用研究の紹介
4.質疑応答・名刺交換(講師からお預かりした名刺と交換させて頂きます。)
(廣岡佳弥子 氏)
|
14:30 | 15:30
|
W.泥にさすだけで発電できる「スティック型微生物燃料電池」の研究開発と応用展開
微生物燃料電池は、まだ解決すべき課題が多々ありますが、微生物の力をかりて環境浄化と発電を同時に可能とする夢のデバイスです。本講演では、だれでもがこの燃料電池によって簡単に発電ができる、泥にさすだけで設置が可能な「スティック型微生物燃料電池」について、開発経緯、現状と今後の課題等について紹介します。
1.「泥の電池」の開発について(開発経緯)
2.スティック型微生物燃料電池の水田への適用
3.スティック型微生物燃料電池を用いたIoTデバイス駆動
4.スティック型微生物燃料電池の畜産排水への適用
5.質疑応答・名刺交換
(冨永昌人 氏)
|
15:45 | 16:45
|
X.CO2直接供給型バイオカソード微生物燃料電池による
高速メタン変換・循環システム(オンライン)
微生物燃料電池のカソード電極には、通常、白金などの触媒を用いて空気中の酸素とアノードから供給されるプロトンで水を作りながら電子を受け取る。我々は、白金の代わりに微生物のメタン菌をカソード触媒としたメタン菌カソード電極を開発した。また、セミウェット電極によって、CO2を直接電極に供給する新たな電極の検討を行った。その研究について紹介する。
1.メタン菌カソード電極での微生物燃料電池
2.セミウェット型メタン菌カソード電極の開発
3.3D プリントによるセミウェット電極の作成
4.その他、お試し的な研究紹介
5.質疑応答・名刺交換(講師からお預かりした名刺と交換させて頂きます。)
(多田千佳 氏)
|
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
|