<セミナー詳細>

セミナーコード:20250206   受講お申し込みは、画面下の「受講申込」ボタンから

★本セミナーでは、海外プロジェクトを遂行する上で多く用いられる国際建設合弁のリスクの発生原因とそれに対応
 する対策や伴うリスクマネジメントの基本知識とその応用について、講師の経験や見解から説明頂きます。
 特に課題の多い海外合弁PJの運営を総合的に分析し、それを海外プロジェクトの工程遅延やコスト超過のリスク
 管理に適用する際、プロジェクトを成功させる為の工夫や遭遇するリスクや課題などへの対応、コスト超過や納期
 延長交渉などの実務にあたり、契約的な交渉への対応手順や方法、海外建設プロジェクト分野での最近の欧米
 などの最新動向も含め、実務経験豊富な大谷講師より詳しく解説頂きます。

国際建設ジョイントベンチャーの課題と対応:
リスクマネジメントおよびコスト超過・工程遅延分析の観点
●講 師 (元)日揮グローバル株式会社
大谷国際技術士事務所・代表
大谷一人 氏
 会 場 
  <講師紹介>
東京理科大学工学部卒業後、日揮株式会社に入社。
国際事業本部などでの数多くの海外プロジェクト(主に東南アジア、アフリカ、中東地域
や欧米企業とのJV)の見積やEPC業務を遂行。
プロジェクトエンジニアを経て、エンジニアリングマネジャー、コントロールマネジャー及び
プロジェクトマネジャーを経験した。
退職後、現在は大谷国際技術士事務所にて、主にビジネスマネジメントに着目した
プロジェクトの支援などにあたっている。
技術士(経営工学部門・プロジェクトエンジニアリング、総合技術監理部門)。
横浜市立大学大学院・修士(経営学) 日本機械学会正員。
日本技術士会CPD認定会員。海外コンサルタンツ協会正会員。日本情報経営学会・正会員。
国際P2M学会正員。APECエンジニア。長崎大学大学大学院工学研究科非常勤講師
米国AACE会員、米国契約紛争解決委員会会員(DRBF)。
理窓技術士会・会長(東京理科大学同窓会)

<主な著書>
海外建設プロジェクトの工程遅延分析とクレーム』((株)技術情報センター)。
大谷一人、鴨志田晃「国際建設合弁事業の成功・失敗要因に関する研究-レビュー論文」
,2021国際P2M学会
●日 時 2025年 2月 20日(木) 10:20〜16:20
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

※アーカイブ受講可能
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は同額となります。
  2.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  4.動画の公開期間は公開日より3日間となります。

●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【セミナーの狙いと内容】

 海外プロジェクトを遂行する上で多く用いられる国際建設合弁の、リスクの発生原因とそれに対応する対策や伴うリスクマネジメントの基本知識とその応用について、講師の所属した日揮技術士会の有志が執筆した『技術士ハンドブック 第2版(オーム社刊) 第8章 プロジェクトマネジメント』の該当箇所の内容や米国AACE、英国SCLでの最新の研究成果などを参照しつつ、講師の経験や見解を説明する。
 特に課題の多い海外合弁PJの運営を総合的に分析し、それを海外プロジェクトの工程遅延やコスト超過のリスク管理に適用する際、プロジェクトを成功させる為の工夫や遭遇するリスクや課題などへの対応を解説する。コスト超過や納期延長交渉などの実務にあたり、契約的な交渉への対応手順や方法について、海外建設プロジェクト分野での最近の欧米などの最新動向(英国建設法協会SCLのプロトコールや米国コストエンジニアリング協会(AACE)手順書など参照)も合わせて解説する。
主な内容は

 ●講師の経験した事例からの関連知識・手法の紹介
 ●リスクマネジメントの基礎知識の解説
 ●海外合弁プロジェクトでの応用について(具体例と最近の動向など)
 ●工程遅延分析やコスト超過への交渉における国際標準としての手順の実務的な応用の解説
 ●発展課題の導入(契約の適用による交渉への道筋。業界動向など解説)

【プログラム】

1.エンジニアリング業界と海外プロジェクトの紹介

  エンジニアリング業界概説、講師の参画した海外プロジェクトの概要説明と関連した
  プロジェクトマネジメントの概要説明



2.リスクマネジメントの基礎知識と海外合弁PJでの応用

 2.1 リスク計画
   リスク計画のプロセス、プロジェクトに内在するリスクの特徴、リスク管理計画、
   予備費について、プロジェクトの典型的なリスク項目

 2.2 スケジュール計画(工程管理)とコスト見積
   ネットワークスケジュールについて、工程短縮、工程作成の階層について、
   コスト見積の手法と段階別適用について、見積精度と基本情報との関係、
   コンテンジェンシーの考え方、見積の評価、進捗報告

 2.3 建設(現地工事)計画
   建設誘導型計画、コンストラクタビリティー計画、工事スケジュール計画、
   資材管理、サブコントラクター管理

 2.4 海外合弁での課題とリスクマネジメント


3.海外建設合弁(ICJV)の実例とその課題

  最近の事例などから、ICJVの形態やその実情を解説して、課題への対応や
  成功要因などを分析のうえ、解説する。



4.工程遅延やコスト超過への契約的対応の実際のプロジェクトへの応用例と交渉

  講師が主導した海外プロジェクトでの実例を基に、交渉戦略やEPC遂行での応用面の
  留意点を解説する。納期遅延の交渉の基本知識(英国建設法協会編・工程遅延と
  混乱対応プロトコール最新版参照)を解説して、最新動向としてプロトコールの重要部分
  の解説やAACE標準書の工程遅延分析方法を具体的に解説して話題提供する。



5.海外建設プロジェクト業界動向と方向性について

  代表的なリスク項目を整理し、特にリスク分担を企図した国際建設合弁事業について、
  最近の研究を紹介する。



6.質疑応答

【配布予定資料】

 1.講義の主要スライド
 2.DDP解説:Delay & Disruption Claim 2nd Edition 解説
 3.建設リスク分類図及び代表的なリスクマネジメント項目表
 4.建設計画:AACE labor productivity
 5.米国コストエンジニアリング協会標準AACE RP29 Chart:RP29 図表及び概説
 6.英国建設法協会編 SCL DDP抄訳:SCL Delay & Disruption Protocol 2nd Edition 訳本
 7.工程遅延分析関連のクレーム実務用語集
 8.その他
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

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