<セミナー詳細>

セミナーコード:20250811   受講お申し込みは、画面下の「受講申込」ボタンから

★本セミナーでは、午前中に水素・アンモニアのコスト構造と最新の技術動向、火力発電の脱炭素化技術に対する
 経済性・環境性の評価、午後にはMCHによる総合的な水素サプライチェーンに向けた取組み、酸素予熱燃焼と
 水素・アンモニア燃焼の取組みならびに、CO2回収可能な超低炭素水素及びアンモニア製造技術などに至るまで、
 斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★午前(プログラムT・U)のみ、午後(プログラムV・W・X)のみのご受講も受け付けております。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
 変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

水素・アンモニアに関するコスト構造・経済性と技術開発動向・取組み
〜講師5名【広島大学、電力中央研究所、
千代田化工建設、日本エア・リキード、8Rivers】ご登壇〜
●講 師 広島大学大学院先進理工系科学研究科 教授
広島大学A-ESG科学技術研究センター長
市川貴之 氏
 会 場 
  <社会活動等>
一般社団法人水素エネルギー協会(HESS)理事
一般社団法人日本エネルギー学会新エネルギー・水素部会部会長
広島県カーボン・サーキュラー・エコノミー推進協議会(CHANCE) 会長
●講 師 一般財団法人電力中央研究所
エネルギートランスフォーメーション研究本部 主任研究員
泰中一樹 氏
 会 場 
●講 師 千代田化工建設株式会社 グローバル本社 フェロー 岡田佳巳 氏
 会 場 
●講 師 日本エア・リキード合同会社
Air Liquide ALTEC (East Asia Pacific)
Senior International Expert
木村誓史 氏
 会 場 
●講 師 8Rivers Capital, LLC
Chief Fellow
野本秀雄 氏
 会 場 
●日 時 2025年 8月 29日(金) 9:45〜17:00
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

※アーカイブ受講可能
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は同額となります。
  2.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

●受講料 ◆1日受講                 55,000円【1名につき】
 (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,000円)
 (午前と午後で受講者が異なる場合でも可)
◆午前(プログラムT・U)受講     38,500円【1名につき】
◆午後(プログラムV・W・X)受講  39,600円【1名につき】
※上記全て、テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
9:45
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11:15
T.水素・アンモニアのコスト構造と最新の技術動向・展望

 電解による水素の製造技術に基づく水素製造でのコスト構造を紹介したい。また、こうした再エネの余剰電力に目を向けた水素製造は、その水素発生源が分散しているため、一か所で大量の水素が得られる条件に合ったハーバーボッシュプロセスによるアンモニア製造は不向きである。したがって、国内再エネによって得られる水素は小規模高効率なアンモニア製造プロセスが求められている。こうした水素やアンモニア製造におけるコスト構造、新たなアンモニア製造技術に焦点を当てて利用や取り扱い技術を含む最新動向について概観したい。

 1.水素利用社会の意義
  (1)現在流通している水素
  (2)エネルギー媒体としての水素
  (3)水素かバッテリーか
 2.水素およびアンモニアのコスト
  (1)水素製造コスト
  (2)水素貯蔵および輸送コスト
  (3)アンモニア利用におけるコスト
 3.新しい水素製造技術とアンモニア製造技術
  (1)熱化学水素製造
  (2)新たなアンモニア製造技術
 4.質疑応答・名刺交換
(市川 氏)
11:30
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12:30
U.2030年を想定した火力発電の脱炭素化技術に対する経済性および環境性の評価
 −二酸化炭素回収・貯留および化石燃料由来水素・アンモニアの利用−


 日本では、2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS:Carbon Capture and Storage)技術や水素(H2)・アンモニア(NH3)といった脱炭素燃料の利用技術等を用いた火力発電の脱炭素化が検討されている。これらの脱炭素化技術を社会実装するためには、その経済性や環境性の把握が重要である。そこで、火力発電にCCS技術および化石燃料由来H2・NH3の燃料利用技術を適用した場合の発電コスト、CO2排出削減量に対する発電コスト増加分、CO2排出原単位、CO2地中貯留原単位、および化石燃料消費原単位を試算し、それら経済性および環境性の評価結果を紹介・解説する。

 1.はじめに
 2.試算条件および方法
  (1)想定時期
  (2)試算ケース
  (3)試算方法(発電コスト等)
  (4)技術諸元(燃料価格、火力発電設備等)
 3.試算結果および考察
 4.まとめ
 5.質疑応答・名刺交換
(泰中 氏)
13:30
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14:30
V.総合的な水素サプライチェーンに向けた取組み

 メチルシクロヘキサン(MCH)を用いて常温・常圧の液体として水素を貯蔵輸送できるLOHC-MCH法は、石油の国家備蓄基地を水素の備蓄基地に転用できる等、既存インフラを転用したサプライチェーンの構築が可能であるともに、大規模に製造した安価なMCHを中小規模需要に共用することで総合的なサプライチェーンの構築が可能な方法であるとともに、大幅なコストダウンに向けた技術イノベーションが可能な方法でもある。本セミナーではこれらに関する最新の取組みについて紹介する。

 1.水素エネルギーキャリアの現状と展望
  (1)各種の水素エネルギーキャリアの動向
   @LOHC-MCH法の特長
   Aコスト比較例
   B各種の水素エネルギーキャリアの現状
  (2)将来の展望
 2.LOHC-MCH法
  (1)総合的な水素サプライチェーン
  (2)水素ステーション開発
  (3)ハイブリッド型燃料電池開発
 3.実用化に向けた内外の取り組み
 4.LOHC-MCH法の革新的な技術イノベーション
  (1)MCHの直接製造と直接利用技術
  (2)MCHの直接製造技術
   @電解法 A光触媒法
  (3)MCHの直接利用技術
   @MCH直接燃料電池 AMCH電解脱水素技術
 5.質疑応答・名刺交換
(岡田 氏)
14:45
|
15:45
W.エア・リキードにおける酸素予熱燃焼と水素・アンモニア燃焼の取組み

 エア・リキードは持続可能な産業向けの低炭素ソリューションを開発しています。酸素予熱燃焼は、燃焼排ガスを再利用し、酸素・燃料を予熱する事でCO2排出量を低減します。また、次世代のエネルギーとして水素・アンモニア燃焼の開発・実証テストにも取り組んでいます。海外での取り組みも含めてご紹介致します。

 1.エア・リキードグループのご紹介
 2.燃焼プロセスへの産業ガス活用
 3.酸素予熱燃焼(HeatOx)
 4.水素・アンモニア燃焼の開発・実証テスト
 5.まとめ
 6.質疑応答・名刺交換
(木村 氏)
16:00
|
17:00
X.CO2回収可能な超低炭素水素及びアンモニア製造技術

 ゼロエミッションの達成のためには水素やアンモニアへの期待は非常に高いものがある。当社はCO2フリーの水素製造技術を独自で開発しており、それを使ってCO2フリーのアンモニアにすることも可能である。この技術はCO2雰囲気下での純酸素燃焼を行い、その熱を使って改質器により水素を製造する。CO2は系内を循環しており、効率よく回収される。本講演ではその原理と特徴を紹介し、並びに商用プラント建設の計画について発表する。

 1.8Riversの紹介
 2.水素及びアンモニアの製造技術の紹介
 3.商用プラントの計画
 4.質疑応答・名刺交換
(野本 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

 ※FAXでもお申し込みいただけます。FAXお申し込み用紙(PDF)を印刷いただき、必要事項をご記入のうえ弊社まで
  ご送信ください。(FAX番号は、お申込用紙に印刷されています)
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