<セミナー詳細>

セミナーコード:20251213   受講お申し込みは、画面下の「受講申込」ボタンから

★本セミナーでは、午前(プログラムT)に、GX推進法や排出量取引制度をはじめ、GX-ETS第2フェーズの全体像と
 重要論点の詳説、午後(プログラムU)には、世界の排出量取引市場の動向、GX-ETSとの関連にも触れながら
 東証カーボン・クレジット市場の現状や今後の取組みなどについて、斯界の最前線でご活躍中の諸富氏、松尾氏、
 両講師に詳説頂きます。
★講師のお二方ともご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
 変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

GX-ETS第2フェーズの制度設計、重要論点と
我が国のカーボン・クレジット市場の現状・展望
●講 師 国立大学法人 京都大学 公共政策大学院 教授
経済産業省 産業構造審議会「排出量取引制度小委員会」委員
諸富 徹 氏
 会 場 
  <略歴>
1993年同志社大学経済学部卒業、1998年京都大学大学院経済学研究科
博士課程修了、横浜国立大学経済学部助教授を経て2010年3月より現職。
2017年4月より京都大学大学院地球環境学堂教授を併任(2022年3月まで)。
環境経済学をベースに、カーボンプライシングや再生可能エネルギー政策、
電力市場に関する研究を推進。
京都大学大学院経済学研究科「再生可能エネルギー経済学講座」代表も務める。

主著に、『環境税の理論と実際』(有斐閣、2000年)、
『脱炭素社会と排出量取引』(日本評論社、共編著、2007年)、
『低炭素経済への道』(岩波新書、共著、2010年)、
『脱炭素社会とポリシーミックス』(日本評論社、共編著、2010年)、
『入門 地域付加価値創造分析』(日本評論社、編著、2019年)、
『入門 再生可能エネルギーと電力システム』(日本評論社、編著、2019年)、など。

環境省中央環境審議会「カーボンプライシングの活用に関する小委員会」、
環境省脱炭素先行地域評価委員会委員長(2022年11月21日まで)、
内閣官房「GX実現に向けたカーボンプライシング専門ワーキンググループ」など、
国・自治体の政策形成にも多数参画。
●講 師 株式会社東京証券取引所 カーボン・クレジット市場整備室長 松尾琢己 氏
 会 場 
●日 時 2025年 12月 22日(月) 10:00〜15:30
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

※アーカイブ受講可能
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は同額となります。
  2.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。

●受講料 ◆1日受講             49,940円【1名につき】
 (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
 (午前と午後で受講者が異なる場合でも可)
◆午前(プログラムT)受講   33,000円【1名につき】
◆午後(プログラムU)受講   33,000円【1名につき】
※上記全て、テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
12:00
T.GX-ETSの制度設計
 〜「排出量取引制度小委員会」で進む制度設計論議のポイントを解説〜


 本講演ではまず、GX推進法の中身を詳しく説明し、そのなかで排出量取引制度がどのような役割を果たすのかを解説する。GX推進法では炭素賦課金(2028年)とGX-ETS(2023年)の導入が決まっている。
 このうち、GX-ETSについては3段階を経て発展していくことになり、2026年からは第2段階目(フェーズ2)が始まるので、本講義は、フェーズ2の設計問題に焦点を当てる。経済産業省産業構造審議会「排出量取引制度小委員会」では、排出枠の配分方法の詳細ルールが審議されている。その審議内容について解説を行う。GX-ETSの全体像とともに、重要論点については中身を詳説する予定である。


 1.GX推進法とは何か
  (1)その内容の概説
  (2)GX推進法の意義、およびカーボンプライシングの位置づけ
 2.排出量取引制度としてのGX-ETSの特徴
  (1)基本コンセプト
  (2)EU-ETSとの比較
  (3)段階的アプローチと他の政策手段との組み合わせ
 3.GX-ETS第2フェーズの全体像概説
 4.詳説@:制度対象、算定方法、検証(小委員会第1回)
 5.詳説A:排出枠割当量の計算方法、および勘案事項(小委員会第2・3回)
 6.詳説B:ベンチマーク・グランドファザリングの割当水準の考え方(小委員会第4回)
 7.詳説C:上下限価格の具体的水準
 8.詳説D:その他の論点(リーケージリスク緩和措置、移行計画など)
 9.質疑応答・名刺交換
(諸富 氏)
13:30
|
15:30
U.我が国のカーボン・クレジット市場の現状と今後の展望

 政府が進める成長志向型カーボンプライシングの重要施策である排出量取引制度(GX-ETS)は、今年の5月28日に閣議決定されたGX推進法改正案に基づき、来年の4月1日から開始される第2フェーズ以降、二酸化炭素排出量が2023〜2025年度までの3カ年平均で10万トン以上の事業者の参加が義務づけられ、GX推進機構により排出枠取引市場が創設されることとなっている。
 東京証券取引所においては、政府における排出量取引制度の進展と共に、中長期的な視点からカーボン・クレジット市場の発展に貢献すべく、2023年10月11日のカーボン・クレジット市場の創設以降、2024年11月にはGXリーグの超過削減枠の取引開始等、市場の拡大や流動性向上の観点から様々な施策を進めており、2025年9月には市場開設来の累計売買高が100万トンに到達するなど、継続的な取引と価格公示により、カーボンプライシングのインフラとして定着しつつある。
 本セミナーでは、カーボンプライシングや排出量取引制度の仕組みについて概観し、GX-ETSとの関連にも触れながら東証カーボン・クレジット市場の現状や今後の取組みについて紹介する。


 1.排出量取引とは
 2.世界の排出量取引市場の動向
 3.日本の排出量取引と東証カーボン・クレジット市場の概要
 4.GX-ETS(第二フェーズ)と今後の展開
 5.質疑応答・名刺交換
(松尾 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

 ※FAXでもお申し込みいただけます。FAXお申し込み用紙(PDF)を印刷いただき、必要事項をご記入のうえ弊社まで
  ご送信ください。(FAX番号は、お申込用紙に印刷されています)
 ※PDF形式のファイルをご覧頂くための Adobe Reader は、アドビ システムズ社から無償提供されています。
                 Adobe Reader 最新版ダウンロードはこちらから
■ お問い合わせの前に『よくあるご質問(セミナー)』をご一読下さいませ ■
■ 書籍・調査資料のご案内はこちらでございます ■