| ●講 師 |
中央大学 理工学部 人間総合理工学科 教授 |
山村 寛 氏 会 場 |
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<経歴> 2008.3 - 北海道大学大学院 工学系研究科 都市環境工学専攻 博士課程 修了
2008.4 - 2009.3 北海道大学 環境ナノバイオ工学研究センター 博士研究員
2009.4 - 2012.3 旭化成ケミカルズ 膜・水処理事業部マイクローザ技術開発部 研究員
2012.4 - 2015.3 中央大学 理工学部 助教
2015.4 - 2020.3 中央大学 理工学部 准教授
2020.4 - 現在 中央大学 理工学部 教授
<専門および得意な分野・研究> 環境工学、浄水膜
<本テーマ関連学協会での活動> 公益財団法人水道技術研究センター「水道におけるPFASの処理技術等に関する研究会」 委員長
公益財団法人水道技術研究センター「Aqua-PFASプロジェクト」 学識者委員
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| ●講 師 |
国立大学法人京都大学 地球環境学堂 地球親和技術学廊 准教授 |
田中周平 氏 オンライン |
| ●講 師 |
株式会社流機エンジニアリング アジア・アフリカ環境ソリューション室 室長 |
山内 仁 氏 会 場 |
| ●講 師 |
室町ケミカル株式会社 化学品事業部 化学品1部 担当部長 |
出水丈志 氏 会 場 |
| ●講 師 |
株式会社エマルションフローテクノロジーズ 取締役 CTO |
長縄弘親 氏 オンライン |
| ●講 師 |
国立大学法人琉球大学 理学部海洋自然科学科 准教授 |
滝本大裕 氏 オンライン |
| ●日 時 |
2025年 12月 19日(金) 9:45〜17:30 |
| ●会 場 |
東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※ライブ配信受講の方のプログラムT・Uのテキスト資料はセミナー開催日の直前に ゆうパック にてお送り致します。
※プログラムV・W・X・Yのテキスト資料はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。
※アーカイブ受講可能 (事情により、プログラムT・V・W・X・Yのみ可能。) (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は、 1日(プログラムT・V・W・X・Yのみ)受講 49,940円 午前(プログラムTのみ)受講 22,000円 午後(プログラムV・W・X・Yのみ)受講 38,500円 となります。 (※プログラムUの視聴は出来ません)
2.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。
※会場受講・ライブ配信受講からアーカイブ受講へ変更の場合、
開催日の4営業日前までにご連絡いただけた場合は受講料を変更いたします。
以降は受講料の変更・返金は出来かねますのでご了承ください。
アーカイブ受講から会場受講・ライブ配信受講へ変更の場合は、差額をご請求いたします。
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| ●受講料 |
◆1日受講 55,000円【1名につき】 (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円) (午前と午後で受講者が異なる場合でも可) ◆午前(プログラムT・U)受講 35,200円【1名につき】 ◆午後(プログラムV〜Y)受講 38,500円【1名につき】 ※上記全て、テキスト代、消費税を含む |
| ●主 催 |
(株)技術情報センター |
9:45 | 11:00
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T.PFAS対策技術の現状と課題と展望
来年度からPFOSおよびPFOAの水道水質基準が日本で適用開始となります。この規制強化は、水道事業および関連産業に喫緊のPFAS(パーフルオロアルキルおよびポリフルオロアルキル化合物)対策を求めています。本講演では、この重要な背景を踏まえ、水道水および産業排水からのPFAS除去・分解技術に焦点を当てます。吸着、膜分離、高度酸化など、現在利用可能な技術の現状を俯瞰しつつ、各技術の技術的課題と実用化に向けた今後の展望について詳細に解説します。PFAS関連の技術開発に携わる方、水道事業・産業排水処理の担当者、および難分解性有機汚染物質の処理技術に関心を持つすべての方のご参加をお待ちしております。
1.各国におけるPFASの規制動向と展望
2.浄水処理におけるPFASの除去技術
3.浄水処理の課題と展望
4.排水処理におけるPFASの除去
5.排水処理の課題と展望
6.PFASの分解技術
7.分解技術の課題と展望
8.質疑応答・名刺交換
(山村 氏)
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11:15 | 12:30
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U.PFASおよび前駆体の種々の分析法および土壌・地下水・植物への移行(オンライン)
1.米国EPAを中心とした規制・監視の最新動向
2.酸化可能前駆体(生成ポテンシャル)分析
3.未知PFASs前駆体のノンターゲット分析
4.泡消火剤中のPFASsの推定
5.沖縄県嘉手納基地周辺における適用例
6.土壌中のPFASs分析法の開発
7.浄水処理過程におけるPFASsおよび前駆体の挙動
8.イオン交換樹脂によるPFASs除去実験
9.産業廃棄物処分場浸出水中のPFASs濃度と土壌、植物への移行
10.質疑応答・名刺交換
(田中 氏)
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13:30 | 14:30
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V.EUのPFAS Policyと浄化アプローチの動向
−日本におけるMF膜・機能性粉体添着法による長期安定運転の実証
EUでは約15年前からPFAS浄化への取り組みが本格化している。本講演では、2025年10月に実施した現地視察で得られた情報をもとに、スウェーデンおよびドイツにおけるベンチスケールからパイロットスケールでの技術開発、ならびにフルスケールでの浄化事例と、それを支える政策的背景について解説する。また、運転開始から2年半を経過したMF膜・機能性粉体添着法の実績を紹介し、その特徴と課題、さらには気相処理への展開についても言及する。
1.EU政策「土壌モニタリングおよび回復力に関する指令」
2.スウェーデンにおけるPFAS浄化の取り組み
3.ドイツにおけるPFAS浄化の取り組み
4.MF膜・機能性粉体添着法の実績 ― 特徴・課題および気相処理への応用
5.質疑応答・名刺交換
(山内 氏)
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14:40 | 15:30
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W.イオン交換樹脂等を活用した、水系・気相系におけるPFAS処理技術
社会的課題となっているPFAS除去に関して、当社が長年培ってきたイオン交換樹脂を中心としたイオン交換技術を活用し処理技術の開発を行っています。本講演では、水系における処理検討例を中心に気相系向け検討例を紹介します。
1.イオン交換樹脂概要
2.イオン交換樹脂によるPFAS除去
3.イオン交換樹脂によるPFAS除去試験結果
4.今後の展開
5.質疑応答・名刺交換
(出水 氏)
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15:40 | 16:30
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X.エマルションフローを利用したPFASの回収技術(オンライン)
溶媒抽出の新技術、エマルションフローを利用して工場排水、処分場浸出水などからPFASを濃縮回収する技術を紹介する。共存する有機化合物、電解質、固形成分などの影響を受けにくく(非常に高いロバスト性)、炭素数が小さいPFAS(たとえば、炭素数2、4のカルボン酸系PFAS)も含めて多種多様なPFASを高効率で回収でき、ppt、ppbからppm、%オーダーまで幅広いPFAS濃度領域に対応できる方法として実用化が進んでいる。現在、環境省補助金事業により、処分場浸出水からのPFAS回収の実証試験を実施中。
1.エマルションフローとは
2.溶媒抽出でのPFAS濃縮回収のメカニズム
3.他の回収技術との比較
4.PFAS分解技術との組み合わせ
5.実用化の進捗と展望
6.質疑応答・名刺交換
(長縄 氏)
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16:40 | 17:30
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Y.PFAS分解に向けたナノ空間反応場の開発(オンライン)
強固なC-F結合を有するPFASの完全分解に向けた技術開発が注目されています。本公演では、電気化学的にPFASを分解するための電極材料開発について講演します。物質拡散律速で反応が進行するPFAS電解反応を促進するために、我々はナノ空間を反応場として利用する技術開発に取り組んでおり、本公演では本技術の詳細と今後の展望について紹介いたします。
1.PFASの電気分解技術の概要
2.ナノ空間反応場の特徴
3.PFAS電解に向けた材料設計指針
4.ナノ空間反応場におけるPFAS電解の性能評価
5.PFAS電解の高性能化に向けた電解槽の開発
6.まとめと今後の課題
7.質疑応答・名刺交換
(滝本 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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