| ●講 師 |
一般財団法人電力中央研究所 サステナブルシステム研究本部 生物・環境化学研究部門 研究推進マネージャー 上席研究員 |
井野場誠治 氏 会 場 |
| ●講 師 |
東京電力ホールディングス株式会社 経営技術戦略研究所 技術開発部 環境・エネルギーエリア 主幹研究員(スペシャリスト) |
松浦忠孝 氏 会 場 |
| ●講 師 |
国立大学法人東京農工大学 大学院農学研究院 准教授 |
橋本洋平 氏 会 場 |
| ●講 師 |
北九州市立大学 国際環境工学部 建築デザイン学科 教授 |
高巣幸二 氏 会 場 |
| ●講 師 |
明治大学 農学部 農芸化学科 教授 |
加藤雅彦 氏 会 場 |
| ●講 師 |
国立研究開発法人国立環境研究所 資源循環領域 室長 |
肴倉宏史 氏 会 場 |
| ●講 師 |
株式会社クボタ 水環境総合研究所 水環境研究開発第一部 |
坂元基紘 氏 会 場 |
| ●講 師 |
株式会社フジタ 技術センター GX推進研究部 地球環境グループ 主任研究員 |
繁泉恒河 氏 会 場 |
| ●講 師 |
株式会社神鋼環境ソリューション 技術開発センター 技術開発部 資源循環技術室 |
藤原 大 氏 会 場 |
| ●講 師 |
国立大学法人東京大学 大学院工学研究科建築学専攻 特任准教授 |
斎藤 豪 氏 会 場 |
| ●日 時 |
2025年 12月 12日(金) 9:45〜16:45 2025年 12月 24日(水) 9:45〜16:50 |
| ●会 場 |
東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。
※アーカイブ受講可能 (事情により、12日はT・U・V・Xのみ可能。) (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
1.受講料は、2日間受講と24日のみ受講は同額となりますが、 12日(T・U・V・X)のみ受講は 39,600円となります。(※Wの視聴は出来ません)
2.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
3.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
4.動画の公開期間は公開日より5日間となります。
※12日の会場受講・ライブ配信受講からアーカイブ受講へ変更の場合、
開催日の4営業日前までにご連絡いただけた場合は受講料を変更いたします。
以降は受講料の変更・返金は出来かねますのでご了承ください。
アーカイブ受講から会場受講・ライブ配信受講へ変更の場合は、差額をご請求いたします。
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| ●受講料 |
◆2日間受講(12月12日と24日) 88,000円 【1名につき(※受講者が12月12日 と 12月24日で異なる場合でも可)】 ◆12月12日のみ受講 49,940円 【1名につき(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)】 ◆12月24日のみ受講 49,940円 【1名につき(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)】 ※上記全てテキスト代、消費税を含む
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| ●主 催 |
(株)技術情報センター |
12月12日(金)
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9:45 | 10:45
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T.石炭灰を主原料とするCO2低排出型コンクリートの開発
近年、セメントを使用しないコンクリートが注目されています。従来のコンクリートに比べ、製造時のCO2排出量が少ないという特徴を持ち、様々なタイプのコンクリートが開発されているところです。本セミナーでは、電気事業系廃棄物の約8割を占める石炭灰に着目し、これを主原料とした2種類のコンクリートについて、その特徴と実用化に向けた取り組みを紹介いたします。
1.石炭灰の発生状況と利用・処分の状況
2.貝殻含有石炭灰固化物(FSB)の概要と藻礁利用
3.次世代コンクリート(EeTAFCON)の概要と実用化に向けた取り組み
4.まとめと今後の展望
5.質疑応答・名刺交換
(井野場 氏)
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11:00 | 12:00
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U.石炭ガス化複合発電から副生する水砕スラグの利用普及に向けて
〜石炭ガス化スラグ細骨材の特徴とJIS規格・学会指針の概要〜
石炭ガス化スラグ細骨材は、その品質規格と試験方法が2020年にJIS A 5011-5に規定され,利用標準を示す学会指針が2023年に土木学会ならびに日本建築学会からそれぞれ刊行された。石炭ガス化スラグ細骨材は、クリーンコール技術である石炭ガス化複合発電(IGCC)から副生する水砕スラグであり、利用普及によってIGCCの安定稼働を後押しし、発電効率の向上によるCO2排出削減、利用炭種拡大による電力安定供給性の向上にも貢献する。また、従前から課題認識されている良質な天然骨材の枯渇に対する再生資源活用の観点でも有効となる。本報告では、石炭ガス化スラグ細骨材の今後一層の普及を期待し、品質規格、学会指針の概要とともに、これを用いたコンクリートの特徴について解説する。
1.活動の背景
2.石炭ガス化スラグ細骨材の特徴
3.石炭ガス化スラグ細骨材を用いたコンクリートの特徴
4.利用普及に向けて
5.質疑応答・名刺交換
(松浦 氏)
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13:00 | 14:00
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V.木質燃焼灰に含まれる各種元素の溶解性と化学形態
木質バイオマス発電によって発生する燃焼灰には,植物に必要な元素が多く含まれており、肥料としての利用が可能である。燃焼の過程で生じる飛灰には、肥料成分のうち特にカリウム、カルシウム、ケイ素が豊富に含まれていることが報告されている。これらの元素の溶解性と化学形態(鉱物形態)について報告する。
1.木質燃焼灰の特性
2.各種元素の溶解性
3.各種元素の化学形態
4.考察とまとめ
5.質疑応答・名刺交換
(橋本 氏)
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14:15 | 15:30
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W.炭素中立・循環経済社会を実現する
次世代コンクリートに資する木質バイオマス燃焼灰資源化システムの研究開発
2050年炭素中立を達成するために、今後、膨大な排出が予想される燃焼灰や都市ごみ焼却灰を有効活用して資源循環を積極的に推進して低炭素型コンクリートを社会実装可能とする手法を構築することにある。具体的には、木質バイオマス燃焼灰等の廃棄物の全量をリサイクル材料にする技術と、これを利用した低炭素型の次世代コンクリートを開発してこれを実装することである。本セミナーは、次世代に向けたコンクリートの方向性と燃焼灰の改質技術の解説並びに燃焼灰資源化システムによる循環型経済社会に資する地域循環共生圏の構築を紹介する。
1.次世代コンクリート
2.浮遊選鉱法による燃焼灰の改質技術
3.改質フライアッシュを使用したジオポリマーコンクリート
4.次世代コンクリートに資する木質バイオマス燃焼灰資源化システム
5.今後の研究開発
6.質疑応答・名刺交換
(高巣 氏)
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15:45 | 16:45
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X.木質バイオマス灰へのCO2吸着メカニズムとCO2吸着に伴う養分溶出特性の変化
木質バイオマス発電において、木質資源などの原料燃焼に伴い、0.5-12wt%の木質燃焼灰が発生する。発電導入量の増加に伴い、木質燃焼灰の発生量の増加も見込まれている。木質燃焼灰は、融雪資材、路盤材、土壌pH改良材、肥料など様々な用途利用を念頭に古くより研究がなされてきた。我々の研究グループでは、木質燃焼灰の肥料利用とCO2貯留・利用の両立を目指している。すなわち、発電所から発生するCO2を木質燃焼灰に吸着させ、吸着させた木質燃焼灰を施肥することで、木質燃焼灰中のミネラル養分の作物への供給に加えて、作物へのCO2施肥あるいは土壌へのCO2固定が可能か研究を進めている。本講演では、全国から収集した木質燃焼灰中の養分の形態量を評価するとともに、木質燃焼灰へのCO2吸着メカニズム、CO2が吸着することによって木質燃焼灰からの養分溶出や作物への養分供給が変化するか概説する。
1.木質燃焼灰の理化学性と養分の形態量
2.木質燃焼灰へのCO2吸着メカニズム
-炭酸Ca形成,非炭酸Ca形成によるCO2吸着に着目して-
3.CO2吸着木質燃焼灰の土壌施用に伴うCO2の脱着
4.CO2吸着に伴う木質燃焼灰からの養分溶出性の変化
5.CO2吸着による木質燃焼灰からの作物への養分供給と作物生育
6.質疑応答・名刺交換
(加藤 氏)
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12月24日(水)
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9:45 | 11:15
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T.一般廃棄物焼却残渣の資源化と有効利用に関する現状・展望
昨今、廃棄物の焼却処理によって発生する焼却残渣の資源性が注目されています。本セミナーでは、焼却残渣のリサイクルのための基礎知識を得られるように、広範な内容を必要十分な情報量で解説します。まず、一般廃棄物を主な対象に、焼却処理プロセス(ガス化溶融方式を含む)と、各処理方式で発生する焼却残渣(焼却主灰、焼却飛灰、溶融スラグ、溶融メタル、溶融飛灰等)の特徴を説明します。また、都市ごみから焼却残渣へ濃縮される金属の回収方法や、焼却残渣の建設資材へのリサイクル方法を、欧州の現状も含めて、紹介します。さらに、焼却残渣を建設資材へリサイクルする際の法律等との関係を整理し、リサイクルのための基準を解説します。最後に、焼却残渣リサイクルのあるべき姿を提案します。
1.廃棄物の焼却処理と各種残渣の特徴
2.焼却残渣からの金属回収
3.焼却残渣の建設資材リサイクル技術
4.焼却残渣の建設資材リサイクルと法律等との関係整理
5.焼却残渣リサイクルのあるべき姿
6.質疑応答・名刺交換
(肴倉 氏)
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11:30 | 12:15
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U.溶融分離技術を活用した焼却灰からの有価物(有価金属、りん)回収
持続可能な社会の実現に向けた新たな取り組みとして、現在、国立環境研究所との共同研究を進めています。このプロジェクトでは、一般廃棄物や産業廃棄物を一箇所に集約し、そこから資源を用途別に分離回収するシステムの構築を目指しています。具体的には、『最終処分ゼロ』や『都市鉱山の全量活用』、さらには『国内リン資源の活用促進』を目指しています。今回の講演では、回転式表面溶融炉を用いた溶融分離技術について説明し、有価金属濃度が低い焼却灰から金、銀、銅、白金族元素を回収する技術や、下水汚泥に含まれるリンを肥料として活用する方法についてもご紹介いたします。
1.回転式表面溶融炉を用いた溶融分離技術のご紹介
2.焼却灰からの有価金属回収技術について
3.下水汚泥およびその焼却灰の肥料化技術について
4.質疑応答・名刺交換
(坂元 氏)
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13:20 | 14:20
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V.炭酸化技術による焼却残渣のリサイクルとCO2利活用
脱炭素社会の実現に向けて、CO2の回収・有効利用・貯留(CCUS)技術の開発が進められている。焼却残渣へのCO2の炭酸塩化(炭酸化)技術は、廃棄物の有効利用とCO2固定化の両立が可能であり、有望なCCUS技術の一つと考えられる。しかし、炭酸化技術の普及に関しては、処理後の焼却残渣の有効活用、CO2の固定量とその安定性に関する知見が必要不可欠である。本セミナーでは炭酸化技術を利用した焼却残渣のリサイクルとCO2固定化に関して、一般廃棄物および木質バイオマス発電由来の焼却主灰を対象に検討した結果について紹介する。
1.焼却残渣のリサイクルとCCUS
2.焼却残渣の炭酸化に関する知見・リサイクルおよびCO2固定化の現状
3.一般廃棄物由来の焼却主灰の炭酸化処理と土木資材化検討
4.木質バイオマス発電由来の焼却主灰の炭酸化処理と緑化資材化検討
5.炭酸化処理による焼却主灰の炭素貯留量の評価
6.まとめ・今後の課題および展望
7.質疑応答・名刺交換
(繁泉 氏)
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14:35 | 15:35
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W.高速炭酸化技術によるCO2固定・資材化の実証
焼却残渣は、建設資材としての利用や有価金属の回収に加え、近年ではCO2を固定する材料としても注目されており、資源循環・有効利用に向けた検討が進められている。本講演では、焼却残渣などのカルシウムを含む粉状副産物を対象に、排ガス中のCO2と直接反応させる「高速炭酸化技術」について、一般廃棄物焼却灰や木質バイオマス灰への適用事例を交えて、その実証・検討内容を紹介する。併せて、本技術を活用したユニット装置「Carbonel®ユニット」についても紹介する。
1.高速炭酸化技術 Carbonel®の概要
2.一般廃棄物焼却施設における飛灰処理技術としての検証
3.木質バイオマス灰へのCO2固定化・資材化の実証
4.炭酸化物(造粒物)のセメント系材料への適用性に関する検討、事例紹介
5.Carbonel®ユニットについて
6.質疑応答・名刺交換
(藤原 氏)
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15:50 | 16:50
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X.飛灰から合成したケイ酸カルシウム水和物とその利用展開
本セミナーでは、廃棄物発電ボイラから排出される飛灰の新たな利活用技術について紹介します。廃棄物発電ボイラは一般廃棄物を燃焼し電力を生み、化石燃料由来のCO2排出削減に貢献しますが、燃焼により年間数百万トンの灰が発生します。資源化率は30%超に達するものの、最終処分量が依然多く、処分場逼迫や費用増大が課題です。さらに、飛灰中の溶融塩や排ガス中の酸性ガスによる過熱器管の高温腐食も深刻です。本研究では、飛灰を酸性ガスや溶融塩を捕捉し腐食抑制効果を持つ物質へ転換し、地産地消的に利活用する技術を提案しました。具体的には、廃棄物発電施設から排出される飛灰を主原料とし、アルカリ水熱処理により多孔質・非晶質ケイ酸カルシウム水和物を合成しました。本セミナーではその開発内容を紹介します。
1.研究開発の背景・目的
2.ケイ酸カルシウム水和物とは
3.飛灰からケイ酸カルシウム水和物を合成する際の課題と対策
4.飛灰から合成したケイ酸カルシウム水和物の性能
(1)合成方法
(2)物理的性能
(3)ボイラ過熱器管の腐食抑制材としての性能
(4)排ガス吸着剤としての性能
(5)その他利用用途
5.質疑応答・名刺交換
(斎藤 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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