セミナーコード:20210813 このセミナーの受付は終了しています
★本セミナーでは、リチウムイオン電池のリサイクルについて、物理的分離濃縮技術、水熱酸浸出とそれに関連した
金属単離技術、リチウム資源回収技術など、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます!!
★講師との名刺交換の希望などがございましたら、その旨ご連絡下さいませ。
|
【オンラインセミナー】
リチウムイオン電池のリサイクル技術開発と動向
|
●講 師 |
早稲田大学理工学術院 創造理工学部環境資源工学科 教授 東京大学大学院工学系研究科 システム創成学専攻 教授 |
所 千晴 氏 |
●講 師 |
東北大学 環境保全センター/ 大学院工学研究科附属超臨界溶媒工学研究センター 教授 |
渡邉 賢 氏 |
●講 師 |
弘前大学大学院理工学研究科 教授 |
佐々木一哉 氏 |
●日 時 |
2021年 8月 24日(火) 13:15〜17:30 |
|
※本セミナーは、ライブ配信(Zoom)のみでの開催です。
※テキスト資料はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関するよくあるご質問はこちらから
|
●受講料 |
44,000円(1名につき) (同時複数人数お申込みの場合1名につき38,500円) ※テキスト代、消費税を含む |
●主 催 |
(株)技術情報センター |
●セミナープログラム●
13:15 | 14:30
|
T.リチウムイオン電池リサイクルのための物理的分離濃縮技術
リチウムイオン電池からの元素回収を経済的に成り立たせるためには、エネルギーをかけず高効率に素材ごとに分離濃縮する技術の確立が重要である。 本講演では、分離濃縮プロセスにおける物理的手法の重要性を総括すると共に、リチウムイオン電池を対象として、焙焼・破砕・粉砕・物理選別を組み合わせたプロセスを検討したいくつかの例を紹介する。
1.物理的分離濃縮技術の概要
2.特殊機械破砕による解体とその評価
3.焙焼・粉砕・物理選別プロセスの最適化事例
4.電気パルス法による解体検討事例
5.まとめ
6.質疑応答
(所 氏)
|
14:45 | 16:00
|
U.リチウムイオン電池正極材の水熱酸浸出とそれに関連した金属単離技術
リチウムイオン電池正極材のリサイクルにおいて、乾式製錬、湿式製錬、直接再利用の3つの方法が提案されている。いずれも、酸浸出を用いた金属回収と、それにより回収される水溶液を出発原料とする金属単離プロセスとの連結が欠かせない。グリーンケミストリーの観点から、使用する酸性物質の持続可能性やその濃度低減、使用薬剤そのものの低減、安全性向上など、酸浸出ならびに金属単離プロセスの刷新が求められる。本講演では、水熱プロセスの優位性を説明すると共に、水熱酸浸出とそれに関連した金属単離技術に関連して実施した検討事例を紹介する。
1.水熱技術の概要
2.酸浸出・湿式製錬の既往の研究
3.水熱酸浸出プロセスのメカニズム解明と連続化検討
4.金属単離手法の検討事例
5.まとめ
6.質疑応答
(渡邉 氏)
|
16:15 | 17:30
|
V.使用済みリチウム電池からのリチウム資源回収技術
脱炭素社会が志望され、自動車の電動化や再生可能エネルギーのさらなる普及の必要性が議論されている。また、将来の世界の基幹エネルギーとしては熱核融合炉発電が期待されている。これらのエネルギー変換システムを普及・実現するには、リチウム資源が大きな役割を担う。
本講演では、エネルギー社会を持続可能にする上でのリチウム資源の重要性を総括したうえで、リチウム資源回収技術の例を紹介し、課題を整理する。
1.リチウム資源の需要予測
2.リチウム資源供給の将来見通し
3.リチウム資源回収技術
4.使用済みリチウムイオン電池からの資源回収の課題
5.まとめ
6.質疑応答
(佐々木 氏)
|
|