<セミナー詳細>

セミナーコード:20211005   このセミナーの受付は終了しています
≫「関連セミナー実績」


      ※別画面で開きます
★本セミナーでは、オゾン・OHラジカル等の特性から、各種水処理(浄水・下水・排水・地下水・汚泥処理)や
 脱臭処理への具体的な応用、水再生、ISO規格(ISO 20468-3:2020)などについて、新しい技術を含め、
 斯界の第一線でご活躍中の安永博士に詳しく解説頂きます。
★講師との名刺交換のご希望などがございましたら、その旨ご連絡下さいませ。

【オンラインセミナー】
オゾン・OHラジカルによる水処理技術とその応用展開
●講 師 三菱電機株式会社 神戸製作所
社会システム第一部 主席技師長
工学博士
安永 望 氏
  <講師紹介>
2007年-2021年 高濃度オゾン水処理技術の開発に従事。
「オゾン・OHラジカル関係」業務の経験年数:25年
●日 時 2021年 10月 20日(水) 10:30〜16:30
※本セミナーは、ライブ配信(Microsoft Teams)での開催です。
※当日使用のテキスト資料はセミナー開催日の直前にお送り致します。
※ライブ配信に関するよくあるご質問はこちらから
●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【受講対象】

 オゾン・OHラジカルを用いた水処理に携わっておられるエンジニア・技術・研究・開発・設計・生産・施設・運転管理のご担当の方。
 オゾン・OHラジカルを用いた水処理関連分野の商品・製品を扱っておられる方。
 企業の環境管理ご担当の方。

【習得知識】

 オゾン・OHラジカルを用いた水処理技術の基礎と応用例
【講師の言葉】

 オゾンは酸化力が強い反面、分解して酸素に戻るため残留性がなく、環境への負荷は非常に小さいです。さらにオゾンの分解によって生じるOHラジカルは、オゾンよりも酸化力が強く、難分解性物質の分解も期待できます。またオゾンの反応には選択性がありますが、OHラジカルの反応には選択性がないため、これを利用した水処理技術の反応制御は難しくなります。
 今回の講演において、オゾンやOHラジカルの特徴を丁寧に解説し、オゾンやOHラジカルを用いた水処理技術の留意点や実例を紹介します。さらに、オゾンやOHラジカルを用いた新しい水処理方法として、膜分離や放電を利用した水処理技術、及び2020年6月に制定されたオゾンに関するISO規格についても解説します。併せて、出席者の方の個別の質問、要望等にもお答えします。

【プログラム】

1.水処理の基礎とオゾン、OHラジカルの特性

 (1)水処理の基礎
 (2)オゾンの特性
  @オゾンの酸化力
  Aオゾンの自己分解
  Bオゾン応用の拡がり
 (3)オゾンの水処理への適用
  @オゾンの反応性と効果
  Aオゾンの水への溶解特性
  Bオゾン濃度の測定方法
 (4)マイクロバブルとオゾン
  @マイクロバブルとは
  Aマイクロバブル発生装置
  Bマイクロバブルとオゾンの組合わせ
 (5)オゾンの発生方法
  @オゾンの発生方法
  A高濃度オゾンの発生
  Bオゾン発生器
  C高濃度化によるオゾンブルー
 (6)OHラジカルの特性
  @OHラジカルとは
  AOHラジカルの発生方法
  BOHラジカル濃度の測定方法


2.オゾン・OHラジカルを用いた水処理技術と応用

 (1)オゾンを用いた水処理(浄水)
  @オゾン処理の目的
  Aオゾン処理工程
  Bライフサイクルコスト
  Cヘキサメチレンテトラミンとホルムアルデヒド
  D臭素酸の抑制
 (2)オゾンを用いた水処理(下水)
  @オゾン処理の主な用途
  Aオゾン処理システム
  Bオゾン処理の導入事例
  C内分泌攪乱物質(環境ホルモン)の除去効果
 (3)オゾンを用いた水処理(汚泥)
  @研究の背景と目的
  Aオゾン+アルカリ処理によるリン回収フロー
  Bオゾン+アルカリ処理によるリン溶出
  Cオゾン+アルカリ処理によるリン溶出効果
 (4)その他のオゾンを用いた処理
  @パルプ漂白への適用
  Aオゾンを用いた脱臭
 (5)オゾンを用いた促進酸化処理
  @オゾンを用いた促進酸化処理による水処理
  Aオゾン処理と促進酸化処理の組合わせ
  Bスカベンジャとは
  C地下水汚染
 (6)オゾンを用いた脱臭処理
  @悪臭防止法
  A脱臭方法と対策
  Bオゾンを用いた脱臭処理


3.オゾン・OHラジカルを用いた水処理技術の水再生への展開

 (1)排水再利用検討
 (2)水中放電を利用した水処理
  @水中放電の特徴
  A水中放電によるOHラジカルの生成
  B水中放電による殺菌
 (3)省エネ型膜分離バイオリアクタ(EcoMBR®
  @特長
  Aオゾン水生成
  B洗浄方式の比較
  C高速ろ過の検証
 (4)オゾンに関するISO規格
  @規格開発の背景と目的
  A規格発行までのタイムライン
  B規格内容の紹介
  C規格化の指針とメリット
  D今後の計画他


4.質疑応答(適宜)

関連セミナー実績

2018.10.19 オゾン・OHラジカルによる水処理技術と応用
2015. 6.25 オゾン・OHラジカル等による水処理技術と応用
2013. 2.14 オゾン・OHラジカル等による水処理技術と応用
2012. 2. 3 オゾン・OHラジカル等による水処理技術と応用
2011. 2. 2 オゾンによる水処理技術及びその応用と展開