●講 師 |
株式会社ユーグレナ 執行役員 エネルギーカンパニー長 |
尾立維博 氏 会 場 |
●講 師 |
株式会社IHI ソリューション・新事業統括本部 主査 |
田中 浩 氏 会 場 |
●講 師 |
高砂熱学工業株式会社 研究開発本部 技術研究所 主席研究員 |
増田正夫 氏 会 場 |
●講 師 |
株式会社リテックフロー 代表取締役社長 琉球大学工学部工学科エネルギー環境工学コース 教授 |
瀬名波 出 氏 会 場 |
●講 師 |
ノベルジェン株式会社 代表取締役社長 長浜バイオ大学 アニマルバイオサイエンス学科 教授 |
小倉 淳 氏 会 場 |
●講 師 |
環境・バイオ・プラスチックリサーチ 代表 (元 NEC中央研究所主席研究員、 筑波大学連携大学院教授) |
位地正年 氏 会 場 |
●日 時 |
2022年 4月 20日(水) 10:00〜18:00 |
●会 場 |
東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室 》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※ライブ配信受講の方のテキスト資料はセミナー開催日の直前にお送り致します。
※ライブ配信に関するよくあるご質問はこちらから
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●受講料 |
◆終日(プログラムT〜Y) 49,940円【1名につき】 (同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円) (午前と午後で受講者が異なる場合でも可) ◆午前(プログラムT.U) 33,000円【1名につき】 ◆午後(プログラムV〜Y) 38,500円【1名につき】 ※上記全て、テキスト代、消費税を含む |
●主 催 |
(株)技術情報センター |
10:00 | 11:00
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T.バイオ燃料の事業開発について
脱炭素社会の実現に向け、エネルギー分野においては電気や水素と言った様々なソリューションが検討されている。微細藻類事業を基盤とする当社はそのひとつとしてバイオ燃料に可能性を見出し、これまで10年余取り組んできた。バイオ燃料はそのエネルギー密度の高さ、既存モビリティのエンジンやインフラをそのまま活かすことができるという点から脱炭素社会実現に資することができると考えている。 今回の講演ではこれまでの当社取組と今後の展開について紹介する。
1.外部環境
2.なぜバイオ燃料なのか
3.これまでの当社取組と今後の展開
4.質疑応答・名刺交換
(尾立 氏)
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11:15 | 12:15
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U.IHIが取組む藻類バイオ燃料の開発、課題と今後の展開
低炭素社会の実現のため、化石燃料の消費削減と、代替エネルギーの安定確保がますます重要になっている。特に石油由来の液体燃料はエネルギー密度が高く航空機などで大量消費されており、非化石由来の液体燃料の開発が急務となっている。 藻類バイオ燃料とは、増殖速度の優れた藻類由来の液体燃料であり、IHIでは、この液体燃料をSAF(持続可能な代替航空燃料)として広く利用されることを目指して開発を進めている。 本セミナーでは、まずこのSAFについて概説し、国内外の技術動向を述べた上で、IHIの藻類バイオ燃料の位置づけと今後の展望を紹介する。
1.SAF(持続可能な代替航空燃料)について
2.SAFの国内・海外動向と課題
3.IHIの藻類バイオ燃料の現状と今後の展開
4.質疑応答・名刺交換
(田中 氏)
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13:15 | 14:15
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V.藻類培養への廃熱利用と排ガスCO2利用の研究
工場等の排ガスからCO2を回収・利用することは、今やグローバルな課題である。しかしCO2を回収できても、それを有効利用する技術の実用化には、依然として時間を要する。一方で、藻類を含む植物は、光合成によりCO2を固定化する。微細藻類の生産面積当たりのオイル産性能は、一般の植物よりも数10倍から数100倍も高い。我々は、現実的な排ガスCO2の利用先の一つとして藻類を想定している。また、藻類燃料化技術において、燃料単価を低減するための課題の一つに、年間を通しての生産量の平準化がある。冬期に気温が低下する国内では、冬期における生産量の大幅な低下は避けられない。そこで我々は、藻類培養への廃熱利用の研究を行ってきた。 本講演では、我々が行った藻類培養への廃熱利用と排ガスCO2利用の研究を紹介する。
<質疑応答・名刺交換>
(増田 氏)
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14:30 | 15:30
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W.CO2を利用した大型藻類の培養と陸上養殖技術
火力発電所等からによって排出されるCO2を低コストかつ高効率な方法により海水に溶解することで分離・回収し、そのCO2溶解海水を用いて海藻類を培養させることで植物へのCO2固定化を行うブルーカーボン技術の開発を行っている。海藻が成長する条件として、主に光・水温・栄養塩であるが、これらに加えてCO2と流れの条件を加えた。このうち栄養塩とCO2は海水中に溶け込んでいる物質が、海藻表面から吸収される物質移動現象であることに着目した。海藻表面の物質伝達率を高めるためには、流れ速度を変化させることが有効である。海藻培養における適切な流れ環境を与えることで5倍以上の成長結果を得た。この結果をもとにコンテナサイズの閉鎖型海藻培養装置による実験を行い、カーボンマイナスが達成可能な海藻類人工培養条件について検討した。
<質疑応答・名刺交換>
(瀬名波 氏)
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15:45 | 16:45
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X.微細藻類によるマイクロプラスチック(MP)除去技術と応用展開
持続可能な社会の確立に向け、バイオテクノロジーや微細藻類を活用した環境低負荷な社会課題解決に取り組んでおり、その事例を紹介する。 マイクロプラスチック問題で、微細化したマイクロプラスチックによる周辺の水質悪化や水産物への汚染が問題となっているが、回収・除去技術はあまり進んでいない。我々は、微細藻類培養によりマイクロプラスチックを除去できることを実証し、通常の水質浄化機能や二酸化炭素固定機能なども有した付加価値のある水質浄化技術として研究開発をしている。
1.マイクロプラスチック問題とは
2.マイクロプラスチックの実態
3.微細藻類によるマイクロプラスチック除去技術
4.マイクロプラスチック除去技術の社会実装と応用
〜エネルギー転換(微細藻類などからの炭化物製造)、MP除去陸上養殖など〜
5.質疑応答・名刺交換
(小倉 氏)
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17:00 | 18:00
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Y.微細藻類を利用したバイオプラスチックの生産技術の開発
新たな植物原料として、微細藻類が産生する有機有価物(長鎖脂肪酸、多糖類)を利用したバイオプラスチックを開発した。セメント工場などからの高濃度CO2排ガスと下水由来の栄養分を利用した特定藻類の高効率な培養と省エネルギー合成プロセスによって、本材料の生産時にゼロレベルのCO2排出量を達成できる可能性を明らかにした。 本講演では、本開発技術の詳細と今後の展望について述べる。
1.微細藻類利用のバイオプラスチックスの開発・利用の現状
2.多糖類エステル系の藻類バイオプラスチックの開発
3.藻類培養−有価物回収−合成までの低CO2排出量の生産プロセス
4.まとめと今後の展望
5.質疑応答・名刺交換
(位地 氏)
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− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、 講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。
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