<セミナー詳細>

セミナーコード:20231211   このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
★本セミナーでは、DAC(Direct Air Capture)を含めたCO2分離回収技術に焦点をあて、リチウム複合酸化物を用いた
 固体型CO2吸収コンポジットの構造とCO2吸収能・応用分野、固体吸着材を用いたDACの開発と再生可能エネルギー
 活用モデルにおける展開、PDMS吸着材による液状CO2の低コスト回収、省エネルギー化を目指したアルカリ金属炭酸
 塩系CO2分離回収材料の開発、多孔性配位高分子(PCP/MOF)を活用したCO2の吸着・分離技術などについて、斯界
 の最前線でご活躍中の講師陣から詳説頂きます。
★講師の皆様ご来場頂く予定ですが、急遽オンラインでの講演となる場合がございます。
 変更などがございましたら、随時更新させて頂きますので、下記にてご確認下さいませ。

CO2分離回収/DACに関する要素技術/研究開発動向
〜講師5名【中央大学、IHI、物質・材料研究機構、千葉大学、日本製鉄】ご登壇〜
●講 師 中央大学 大石克嘉 氏
 会 場 
●講 師 株式会社IHI 橋本卓也 氏
 会 場 
●講 師 国立研究開発法人物質・材料研究機構 一ノ瀬 泉 氏
 会 場 
●講 師 千葉大学 加納博文 氏
 会 場 
●講 師 日本製鉄株式会社 上代 洋 氏
オンライン
●日 時 2023年 12月 21日(木) 10:00〜16:50
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

※アーカイブ受講可能
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は同額となります。
  2.恐れ入りますが、講師への質問は受付できません。
  3.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  4.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  5.動画の公開期間は公開日より3日間となります。

●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
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11:00
T.リチウム複合酸化物を用いた固体型CO2吸収コンポジットの構造とCO2吸収能,
  その応用分野


 本セミナーでは、固体型CO2吸収物質を用いた自己発熱型CO2吸収コンポジットの構造とCO2吸収能及び問題点とその改善策について述べた後、その応用分野について言及します。より詳細には、セミナーの導入部分において色々なCO2吸収剤(材)とその違いについて述べた後、その中の固体型CO2吸収物質(リチウム複合酸化物)のCO2吸収能について説明します。その説明の終わりのところで、リチウム複合酸化物のCO2吸収能の弱点について触れ、その弱点を改善する考え方について言及します。その改善の後、自己発熱型CO2吸収コンポジットが提案され、実際に開発される工程について述べて行きます。

 1.CO2回収・除去の方法
  1.1 膜分離法
  1.2 吸着分離法
  1.3 吸収分離法
  1.4 その他の方法
 2.吸収分離法に用いられるCO2吸収材
  2.1 アミン系吸収材
  2.2 ソ−ダライム系吸収材
  2.3 リチウム複合酸化物系吸収材
 3.リチウム複合酸化物系CO2吸収材の作製方法と吸収特性
  3.1 合成・作製方法
  3.2 CO2吸収特性と温度
  3.3 CO2吸収特性と結晶構造
  3.4 問題点
 4.自己発熱型CO2コンポジット
  4.1 素材
  4.2 構造
  4.3 期待されるCO2吸収特性
  4.4 問題点と改善策
 5.質疑応答・名刺交換
(大石 氏)
11:15
|
12:15
U.固体吸着材を用いた DAC の開発と再生可能エネルギー活用モデルにおける展開

 2018年に開所した「そうま IHI グリーンエネルギーセンター:SIGC」では、電力を地産地消するスマートコミュニティの実現に向けて各種の試験を進めている。その中で、将来の炭素源確保を目指した「大気からの CO2 直接回収(Direct Air Capture : DAC)技術」の検討内容を紹介する。

 1.ネットゼロ社会に向けた IHI の取り組み
 2.カーボンソリューションのご提案
 3.再生可能エネルギーの利活用:そうま IHI グリーンエネルギーセンター
   :SIGC での取り組み

 4.ネガティブエミッション技術としての DAC の位置づけ
 5.IHI における固体吸着材を用いた DAC 技術の開発
 6.課題と今後の展開
 7.質疑応答・名刺交換
(橋本 氏)
13:20
|
14:20
V.PDMS吸着材による液状CO2の低コスト回収

 高濃度CO2を含む天然ガスやバイオガスの生産では、メタンとCO2を低コストで分離しなければならない。また、CO2は温室効果ガスであり、その後の輸送、圧入などのプロセスを考えると、高圧の液体として回収することが望ましい。本講演では、PDMS吸着材を利用したゼロエミッション型のCO2回収システムについて紹介する。

 1.CO2のラバーへの吸着挙動
 2.CO2回収システム
 3.関連技術との比較、コスト試算
 4.事業計画
 5.質疑応答・名刺交換
(一ノ瀬 氏)
14:35
|
15:35
W.省エネルギー化を目指したアルカリ金属炭酸塩系CO2分離回収材料の開発

 CCS材料および回収方法として、これまで有望とされてきたアミン溶液を用いた吸収法やゼオライトなどを用いた物理吸着法における課題を整理し、それら課題を克服するための材料として炭酸カリウムや炭酸ナトリウムの性質について述べ、それらの課題についても整理し、それに対する改良法について研究成果を紹介する。さらに最近得られてきた大気からの直接CO2回収(DAC)の可能性についても紹介する。

 1.CCS材料の現状と課題
 2.湿潤下における炭酸カリウム(K2CO3)による二酸化炭素回収
 3.湿潤下における炭酸ナトリウム(Na2CO3)による二酸化炭素回収
 4.湿潤下におけるK2CO3およびNa2CO3による二酸化炭素回収における問題点と改良法
 5.工業的利用における特徴
 6.質疑応答・名刺交換
(加納 氏)
15:50
|
16:50
X.多孔性配位高分子(PCP/MOF)を活用したCO2の吸着・分離技術

 すでに多様なCO2分離技術が開発され、一部は実用化されているが、今後の大規模実施のためには、さらなる高効率、小スペース、低コスト化が求められる。多孔性配位高分子は、CO2吸着量の多さだけではなく、ガス分離の重要因子である、ガス回収の容易さの観点から、ゼオライト等の既存多孔体に対して優位性を示すケースが知られている。本講演では、多孔性配位高分子の基礎からCO2を含むガス分離一般への応用、実用化検討に関して紹介する。

 1.多孔性配位高分子(PCP/MOF)の基礎
  ・基本的な合成法、構造、物性
 2.CO2分離の概論
  ・多様なCO2分離技術、固体を利用したCO2分離とその課題
 3.PCP/MOFを利用したCO2分離
  ・最近のトピックス(アミン等による変性PCP/MOF、耐水性の付与他)、
   CO2分離におけるPCP/MOFの優位性

 4.ゲート型PCP/MOFを利用した特殊なCO2分離
  ・ゲート型PCP/MOFの基礎、ゲート型PCP/MOFによるCO2分離の優位性
 5.質疑応答・名刺交換
(上代 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。