<セミナー詳細>

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★本セミナーでは、クリープ強度の基礎(強化因子、クリープ強度解析・評価法)から、実用耐熱金属材料の種類・特徴と
 高温長時間使用中の経年変化特性やクリープ損傷形態の特徴および信頼性向上技術(クリープ損傷・余寿命評価手法)、
 又、 水素・アンモニア利用などカーボンニュートラルに向けた取り組みなど、経験豊富な岡田博士より事例を交え
 わかりやすく解説頂きます。

クリープ強度の支配因子と実用耐熱材料の経年変化特性および
信頼性向上技術(クリープ損傷・余寿命評価法)
●講 師 日鉄テクノロジー株式会社
博士(学術)
岡田浩一 氏
 会 場 
  <職歴>
1986年、住友金属工業(株)入社 鋼管製造所。1999年、総合技術研究所。2000年、物質・材料研究
機構。2003年住友金属工業 総合技術研究所。2012年、博士(学術)(東北大学)(オーステナイト系
耐熱鋼における長時間析出挙動の評価と高強度鋼の創製)。2013年、社名変更 新日鉄住金(株)。
2019年、日鉄テクノロジー(株) 阪神事業所 尼崎技術部長。2023年、営業本部 東日本営業部
統括主幹 現在に至る。
<受賞歴>
文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)(2010)、日本鉄鋼協会 西山記念賞(2014)
●日 時 2024年 4月 26日(金) 10:00〜16:00
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

※アーカイブ受講可能
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は同額となります。
  2.恐れ入りますが、講師への質問は受付できません。
  3.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  4.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  5.動画の公開期間は公開日より3日間となります。

●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【習得知識】

 講演者は鉄鋼メーカーにおいて30年以上にわたって耐熱鋼管の製造、新材料の開発・実用化研究に従事し、現在は高温材料を含むエネルギー関係の研究・調査・試験案件等の技術営業業務を担当。この経験から講演において以下のことが習得できるようにしたい。
 (1)クリープ現象の特徴と強化因子およびクリープ強度の解析・評価方法の理解
 (2)実用耐熱鋼・耐熱合金の種類と特徴の理解
 (3)実用耐熱鋼の経年変化特性の理解
 (4)クリープ損傷および余寿命評価方法の理解
【講演概要】

 高温で生じるクリープ現象は、耐力以下の小さな応力下であっても時間とともに変更が進行する時間依存型の現象であり、高温材料を扱う場合欠かすことのできない評価項目の一つである。また、たとえ同じ種類の材料で、かつ、耐力や引張強さがほとんど同じであっても、化学成分、加工工程、熱処理などのわずかな違いによってクリープ強度が著しく異なることがよく起こる。 本セミナーでは、クリープ強度の基礎(強化因子、クリープ強度解析・評価法)、実用耐熱金属材料の種類と特徴を概説するとともに、高温長時間使用中の経年変化特性やクリープ損傷形態の特徴およびクリープ損傷・余寿命評価手法についてわかりやすく解説する。
【プログラム】

1.クリープ強度の支配因子と解析

  (1)はじめに
   @代表的な高温装置、部材の運転温度
   Aクリープ現象の特徴
  (2)クリープ強度の支配因子
   @結晶構造
   A固溶強化
   B析出強化
   C粒界強化
   D熱処理
  (3)クリープ変形と破壊
   @クリープ変形機構(転位、すべり、拡散)
   A破壊機構領域図
  (4)クリープ強度の解析、評価法
   @外挿法の種類と特徴
   A外挿時の問題点、注意点


2.実用耐熱鋼、耐熱合金の種類・特徴と機器設計のための
  強度、耐酸化・耐食性を考慮した材料選択のポイント


  (1)ボイラ用耐熱鋼
   @フェライト系
   Aオーステナイト系
  (2)ガスタービン用超耐熱合金
   @発電用
   Aジェットエンジン用
  (3)最近の開発動向


3.経年変化特性および信頼性向上技術(クリープ損傷・余寿命評価法)

  (1)クリープ損傷評価・余寿命予測技術の高精度化要求の背景
  (2)高温構造部材において発生している主な経年変化特性
   @経年変化特性の分類
   A経年変化傾向のタイプ
  (3)経年劣化・損傷の計測手法の種類
  (4)余寿命評価手法の種類と特徴
   @各種評価手法の長所と短所
   A対象部位毎の余寿命診断手法
   B非破壊診断手法の種類と特徴
   Cクリープ破断試験による余寿命推定法
  (5)高温構造部材を対象とした余寿命診断手順の考え方
   @余寿命診断時の注意点
   A余寿命診断手順の考え方


4.CNに向けた取り組み



5.質疑応答(適宜)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

関連セミナー実績

2017. 4.26 クリープ強度の支配因子と信頼性向上技術
2015.12.17 クリープ強度の支配因子と信頼性向上技術