<セミナー詳細>

セミナーコード:20240802   アーカイブ受講お申し込みは、画面下の「受講申込」ボタンから

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★本セミナーでは、現場で長年飼育を行っている研究者からみた循環飼育の基礎から、
 循環式陸上養殖システム設計の要点を最前線でご活躍中の森田氏より包括的に解説
 頂きます。

飼育担当者からみた循環式陸上養殖の要点
●講 師 国立研究開発法人 水産研究・教育機構
水産技術研究所 養殖部門 生産技術部
技術開発第2グループ長
森田哲男 氏
 会 場 
  <講師紹介>
略歴:平成7年度旧(社)日本栽培漁業協会入社、本部勤務を経て、
小浜事業場(福井県小浜市)に配属。
主に、ヒラメの省力型種苗生産手法である「ほっとけ飼育」の技術開発や
技術普及、冷水性甲殻類の種苗生産、餌料培養等に従事。
平成15年に組織解散で退職、同年、旧水産総合研究センター
(現,水産研究・教育機構)に採用。
水産庁栽培養殖課出向を経て、平成21年度に香川県にある屋島庁舎に配属。
主に循環式飼育に関する研究に従事。
令和5年度より岩手県の宮古庁舎所属。
新規養殖種として有望なキジハタやクエなどを研究対象魚種としてきたほか、
現在はサーモン類で循環飼育の活用を行っている。

専門および得意な分野・研究:魚類・甲殻類の種苗生産、ほっとけ飼育や
閉鎖循環飼育に代表される省力型飼育・止水飼育に関わる研究

本テーマに関する学協会での活動:水産学会や関連会議、学会誌、
都道府県の勉強会等で多数成果公表しているほか、
水産研究・教育機構主催の成果発表会や栽培漁業関連の研修会等でも講演。
一般企業家や陸上養殖従事者向けには陸上養殖をテーマに、
ジャパンインターナショナルシーフードショー、アグリビジネス創出フェア、
科学技術振興機構(JST)、瀬戸内海研究フォーラム、陸上養殖勉強会などで
講演を行い、情報提供している。
また、業界誌等における陸上養殖の連載などを通じて研究成果の普及を行っているほか、
自治体や民間機関の閉鎖循環飼育関連委員として施設設計等の助言を行っている。

2017年3月、循環式陸上養殖(共著)(緑書房)。
2019年8月、陸上養殖の最新動向(共著)(シーエムシー出版)。
●日 時 2024年 8月 20日(火) 10:30〜16:00
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※テキスト資料はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

※アーカイブ受講可能
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は同額となります。
  2.恐れ入りますが、講師への質問は受付できません。
  3.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  4.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  5.動画の公開期間は公開日より3日間となります。

●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
<推奨受講対象者>

 ・陸上養殖参入に向けた情報収集や企画等を行っている方、
  または陸上養殖を開始したがシステム設計の基礎を学んでより省力化や省コスト化をお考えの方。

 ・陸上養殖で水質浄化や飼育方法に問題がありお困りの方、新しい対象種を模索されている方。
 ・水族館での飼育、ペットショップでの飼育など取水環境に制限があるため循環飼育を検討されて
  いる方。

 ・循環飼育による餌料培養や種苗生産にご興味のある研究者や技術者。
 ・その他、本テーマにご興味がある方なら、どなたでも受講可能です。
<予備知識>

 ・本テーマにご興味のある方なら、特に知識は必要ありません。
 ・魚の飼育をされたことがない方でも大丈夫です。
<習得知識>

 魚介類飼育の基礎、陸上養殖の基礎と利点、システム設計の考え方。
<講師の言葉>

 魚介類飼育における基礎や留意事項、陸上養殖の特徴や注意点、水質浄化、システム設計の基本的な考え方、飼育事例、販売などこれから起業する方や飼育初心者の視点で陸上養殖について解説します。トピックスの紹介でなく、現場で使える技術や知識を中心テーマとして解説します。また、質疑応答(状況に応じてディスカッション形式)の時間配分を多くして、陸上養殖の疑問点について問題解決を目指します。
 異分野から陸上養殖に新規参入される方は不安が大きく、経験者にとっての常識もなかなか理解できないものです。そのような些細な疑問にも飼育現場の担当者としてアドバイスできればと考えています。

【プログラム】

T.養殖に関する情勢、循環式陸上養殖のメリットやデメリット
 〜なぜ今、循環飼育なのかを養殖の情勢を交えながら解説〜


 1.なぜ循環飼育(陸上養殖なのか)
  ・世界、日本における養殖の推移
  ・今後の養殖はどのようになるか
  ・循環飼育の導入にいたる背景
 2.循環飼育と流水飼育の違い、循環飼育のメリットやデメリット
  ・循環飼育と流水飼育の違い
  ・半循環飼育と閉鎖循環飼育(完全循環)の特徴
  ・半循環飼育と閉鎖循環飼育のメリット・デメリット
  ・立地条件について
 3.基本システムを紹介
  ・システム開発の歴史
  ・循環飼育の基本的なシステム


U.循環式陸上養殖システム設計における基礎
 〜飼育水槽の洗浄方法や殺菌、ろ材の熟成方法などの飼育技術を解説〜


 1.循環式陸上養殖システムの基礎と要点
  (1)循環飼育における物理ろ過方法
   ・システムに用いる物理ろ過方法
   ・泡沫分離装置など循環飼育特有の物理ろ過装置
  (2)循環飼育で発生するアンモニアの毒性と適切な処理方法・ろ材の選定方法
   ・循環飼育で発生するアンモニア、亜硝酸、硝酸の毒性
   ・生物ろ過水槽に用いるろ材の種類やろ過方法
   ・硝化細菌の活性に関わる因子
   ・硝化細菌の入手、ろ材熟成方法、熟成度合いの判定方法
   ・生物ろ過水槽の設計の考え方
   ・ろ材の洗浄方法や保管方法について
  (3)循環システムにおける疾病防除方法
   ・使用する海水の殺菌方法
   ・循環システム系内の殺菌方法
  (4)循環システムにおける酸素供給方法
   ・水中の酸素(DO)の重要性
   ・循環システムにおける酸素供給方法
 2.その他飼育上の留意事項


V.循環式陸上養殖の実証事例
 〜我々が提唱するシステムの実証事例の紹介を通して、循環飼育のメリットなどを解説〜


 1.養殖対象種の選定
  ・国内外での最近の養殖動向
  ・循環飼育による養殖等の対象となる魚種を講演者の視点で紹介
 2.ハタ類(キジハタ・クエなど)における事例
  ・新規養殖対象種としての取り組み状況
  ・循環システム導入のメリット
  ・低塩分飼育について
  ・コスト試算
 3.餌料培養(ワムシ)における導入事例(講演希望があった場合)
  ・餌料培養に導入するメリット
  ・培養事例を紹介
 4.その他


W.質疑応答
 〜講演内容の質疑応答だけでなく、陸上養殖での疑問点などについて
  可能な限りお答えします〜


 1.講義内容の質疑応答
 2.陸上養殖に関するディスカッション(状況に応じて)


 ※よりよいセミナー実現のため、当日は参加者のご要望をお伺いし、ご講演内容や順序などの
  流れが多少変更になる可能性がございます。(大枠の変更はございません)
  また、事前のアンケートや受講前のご要望により講演内容の一部を省略して質疑応答に
  時間をかける場合もございます。
  当日配布するテキストについては原則T、Uの内容及び、参考となる文献紹介のみとなります。


− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

関連セミナー実績

2023. 6.29 循環式陸上養殖の要点
2020. 8.27 循環式陸上養殖の要点
2019. 8.30 循環式陸上養殖の要点
2018. 8.28 循環式陸上養殖の要点と実際(飼育事例)


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