<セミナー詳細>

セミナーコード:20241211   受講お申し込みは、画面下の「受講申込」ボタンから

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★本セミナーでは、長年バイオマス発電に携わってこられた笹内講師より、稼働・導入済及び実証・計画中の
 各種バイオマスガス化発電・CHPシステムの特徴・最新動向・比較・評価と経済性試算について、装置の
 見極め、クリンカや安全対策を含めた運転管理・トラブル対策ならびに成功・失敗分析、事故・改善事例など
 詳説頂きます。

バイオマスガス化発電・CHPシステムの最新動向および
技術比較・導入の実際と事業の成功・失敗分析
●講 師 (株)PEO技術士事務所 代表取締役
バンブーホールディングス(株) 取締役
技術士(総合技術監理・衛生工学部門/廃棄物・資源循環)
エネルギー管理士 公害防止管理者(ダイオキシン類)
笹内謙一 氏
 会 場 
  <講師紹介>
1982年、大阪大学工学部卒業、同年中外炉工業(株)入社、
2003年、バイオマス発電プロジェクトマネージャー、
2004年、バイオマスグループ部長、2011年、環境・バイオマスグループ長、
2013年、同理事、2019年7月、中外炉工業を退職。
2019年8月、(株)PEO技術士事務所 代表取締役に就任。
2021年6月、バンブーホールディングス(株)取締役(兼務)。
主にバイオマスガス化発電装置の開発マネージメントに従事。
ガス化発電の開発に対し、2007年、愛地球賞(日本経済新聞社)、
2008年、日本有機資源協会長賞、2013年、日本エネルギー学会進歩賞、
2015年、同論文賞、2018年、日本機械学会中国四国支部賞をそれぞれ受賞。
2018〜2020年、NEDOバイオマスエネルギー地域自立システム実証試験事業
竹を活用したバイオマスORC発電プロジェクトで熊本県下に1MW級の
ORC発電設備に携わり、令和2年度新エネ大賞金賞を受賞。
2023年より、NEDO「木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・
利用システム構築支援事業」で小型ガス化炉におけるアンチクリンカ対策と
ガス化炉用の小型チップ連続乾燥装置の開発に取組中。
また現在、国内に導入済みや導入予定のガス化発電システムの技術支援や
技術鑑定を多数手がけている。
国内や欧州のガス化装置の視察調査を定期的に行っている。
●日 時 2024年 12月 24日(火) 10:00〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【講演要旨】

 平成27年より木質バイオマス発電にFIT2MW未満枠(買取電力価格\40/kWh)が導入され、2023年末でガス化発電技術を中心としたFIT対象の小規模バイオマス発電装置は約300基の導入及び計画がある。しかしFIT\40枠の開始以降、安定した商用稼動に至っているものは少ない。ここでは国内における小規模バイオマス発電の最新の導入状況を紹介する。 PEO技術士事務所で技術鑑定をする際の手法を用いて、技術や最新の技術動向、及びその原理を解説し、課題と問題点を明らかにするとともに、実機例を交えて、この分野に参入済みならびに新たに参入を検討している事業者への指針と留意点を示す。
【プログラム】

T.国内におけるバイオマス小規模ガス化発電の最新情報

 1.最新の普及状況(メーカー別、ガス化炉形式別の比較)
 2.ガス化技術の原理と比較(直接ガス化と間接ガス化)
 3.ガス化炉の炉形式(アップドラフト、ダウンドラフト、2段階ガス化、流動層ガス化)
 4.国内市場における主要小型CHPメーカーの技術比較
  (1) Spanner(ドイツ)
  (2) Volter(フィンランド)
  (3) Burkhardt(ドイツ)
  (4) Glock(オーストリア)
 5.国内のガス化発電設備の稼働率と稼働率低下の原因推定
 6.木質チップ前処理方法の改善を目的としたPEOで取組中のNEDO事業について


U.バイオマスガス化発電・CHPシステムの構成機器とその技術比較

 1.ガス化用木質チップに求められる品質(前処理システム)
  (1)チップの乾燥
  (2)乾燥機とその種類(ロータリーキルン、ベルト乾燥、床乾燥、スクリュー乾燥)
  (3)チッパーとチップの粒度およびその選別
  (4)チップの比重
 2.ガス精製システム
  (1)ガス精製における乾式処理と湿式処理
  (2)ガス中のドレイン除去
 3.排出されるチャーの処理
 4.発電システム
  (1)ガスエンジン
  (2)同期発電機と誘導発電機
 5.熱供給システムと熱利用
  (1)温水供給と温水利用
  (2)蒸気供給
  (3)チラーによる冷熱供給
  (4)日本には向いていないバイナリー発電の併設


V.ガス化炉内におけるクリンカの形成とその対策

  (1)クリンカ生成のメカニズム
  (2)アンチクリンカを目的とした各種添加剤と添加方法
  (3)チッパーとチップの粒度
  (4)チップの比重


W.バイオマスガス化発電・CHPシステムの比較と評価
 〜装置・システムの見極めのポイント〜


  (1)ガス化効率の比較
  (2)総合エネルギー効率の考え方
  (3)メーカーの仕様書の読み解きと留意点
  (4)バイオマスガス化発電事業に必要な費用
  (5)経済性試算(森林総研作成の経済性試算ツールの使い方)


X.ガス化発電に求められる安全対策と規制

 1.国内のガス化発電における事故事例
 2.ガス化発電の法的規制


【番外編】今も絶えない怪しいガス化 素人を欺くその手口と見分け方.....。


Y.質疑応答
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

関連セミナー実績

2022.10.26 バイオマスガス化発電・CHPシステム技術/事業動向
2021.10.22 バイオマスガス化発電・CHPシステム技術/事業動向
2021. 2.10 バイオマスガス化発電・CHPシステム技術/事業動向
2019.10.11 バイオマスガス化発電・CHPシステム技術/事業動向
2018. 6.15 バイオマスガス化発電・CHPシステムの動向と事業化


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